copy and destroy

catch and eat

雨中の犬糞と近しい心持ちになるスポットがある。雨に日の公衆便所。床のいたる所が濡れており、それが雨によるのか、尿によるのか、あるいはハイブリッドなのか、というかハイブリッドなのだろうが、とにかく現場(便器前)に到達するための道筋は濡れており、逃げ場はなく、覚悟を決めて踏み込む必要がある。

今日は都営地下鉄の公衆便所に入ったが、床がビッシャビシャで、なかなかつらかった。他の利用者は汚染濃度マックスな便器前ゾーンに躊躇せず踏み込み、中にはずり下したズボンが便器に垂れかかっている男もいたが、気にしてなどいないようだった。みなさんタフだな。

読書なんて、とっくにオワコンなんですよ

web.archive.org

〈教養人になんてなれなくてもいいので、/お金を稼げる本の読み方を教えてください〉。こんな質問に答えるつもりで書いたというこの本の、トップに掲げられた指示は〈つべこべ言わず、まずベストセラーを買え〉である。〈仮に読まなくても、傍に置いておくだけで売れている商品の空気を感じることができる〉。

あるいは〈「ビジネス書・自己啓発書ばかり読んでいるとバカになる」は、嘘〉。〈断言してもいいが、稼ぎたければビジネス書や自己啓発書を読むのが一番の近道だ。たいていは歴史や哲学の豆知識なども頻繁に登場するから、頭が良くなるのは間違いない〉。

そうなんですよ、みなさん。教養のための読書、人生を豊かにする読書なんて、とっくにオワコンなんですよ。『現役東大生……』の監修者もいってたもんな。〈ただやみくもに読書量を重ねるのではなく、その本をどう読むか、つまり“読書術”が大切です。それさえ実践できていれば、読む本は実は何でもいいのです〉。

かくて読書はプラグマティズムに走り、ある東大生は得々として書く。〈自分の持っている知識、関係者の証言や現場付近の状況などを基に謎を解こうとすることは、良い頭の運動にもなります。(略)こうした論理的思考力は受験でも実生活でもとても役に立ちます〉(経済学部金融学科四年生)。どうでもいいが、この四年生があげたのは青山剛昌のマンガ『名探偵コナン』である。なるほどね、ゾロリやコナンみたいな子たちがこれからの日本を動かすんだね。

とても愉快。痛快。

読書体験自体が、酔狂な趣味人のものになりつつあって、本当に愉快、愉快。

塩山が日本ヒップホップ史に刻まれている

今日は投票に行って、さんぴんキャンプ20に行った。

田我流は最高だった、「ゆれる」、バースの部分でも客に歌わせてて、ふつうにみんな歌詞を覚えてて歌っており(あのジャズメンみたいに? (say!) 「ネバリタイア!!!!!」)、完全にクラシックなんだと実感した。たまたま近くの席にいた会社の同僚も、ちょっとだけ話したときに「ゆれる、泣きそうになっちゃった」と言ってた、塩山が日本ヒップホップ史に刻まれている。

チャールズ・ブコウスキーのマッキントッシュ

http://taizooo.tumblr.com/post/146985050330
taizooo.tumblr.com

On Christmas Day, 1990, Charles Bukowski received a Macintosh IIsi computer and a laser printer from his wife, Linda. The computer utilized the 6.0.7 operating system and was installed with the MacWrite II word processing program.

読書のペースも随分落ちている。女の尻を揉むほうが僕は楽しいのだ。

アメリカ文学最大の詩人の日記。

辞書によると日記とは「自分の出会った出来事や感想などを一日ごとに書いたもの」であるそうだ。ブコウスキーのそれはちょっと趣が違っていて、だいたい競馬場に行くところからはじまって、その日だけのことにとどまらずに自分の考えていることを綴っていっている。

タイプライターをマッキントッシュに持ち替えてからとにかくすごいという。文章を作る最適な道具と思う。最近は仕事上紙の契約書ばっかりにサインやらハンコやら押しているので、なおさらそう思う。この文章もマッキントッシュで書いている。とにかく自分の思っているポイントに文字が出てくるというのは素晴らしいことだ。何度も読み返して、ここが違うなといってすぐに書きなおすこともデキる。紙だとこうはいかない。小学生の頃の読書感想文の課題で何が難儀だったかというと、原稿用紙がずれるのが嫌で消しゴムを浸かった後の空間に無理矢理知っている言葉を継ぎ足していたことだ。

「人生の中で五冊だけ本を選べ」と言われたら、そのうちの一つを占めるかもしれない本。それがこの『死をポケットに入れて』(原題"THE CAPTAIN IS OUT TO LUNCH AND THE SAILORS HAVE TAKEN OVER THE SHIP"=船長は昼食に出かけ、船乗りたちが船を乗っ取ってしまった)だ。晩年のブコウスキーがタイプライターをMacintoshに換え、次の一行、次の一行と進んでいく文章の嵐。そう、七十を超えてMacを手に入れる。

タイプライターで書くのは、泥の中を歩いてるようなものだ。コンピューターは、アイス・スケートだ。猛烈な突風だ。

そして、爆弾マークや猫のおしっこに悩まされながらも、毎晩コンピュータの前に座る。

同じブコウスキー関連の映画でも、封切中の『酔いどれ詩人になるまえに』を見ずに、『酔いどれ・・・』の最終上映のあとに上映されるレイトショーのほうを見に行った。
以前見逃して悔しい思いをしていたブコウスキーのドキュメンタリー映画

『ブコウスキー:オールドパンク』
    原題「Bukowski: Born into This」2003年製作。
    監督ジョン・ダラガン


以前から、とにかく生(なま)のブコウスキーが動いてる映像を見たかった。

晩年ブコウスキーが「わが友」と呼んでたのがアップルのコンピューター「Macintosh IIsi」。
この映画でやっとブコウスキーがこのマシーンに触っている画像を見ることが出来た。
とてもご機嫌そうで、微笑ましく、穏やかな、晩年の一コマであった。

1994年に白血病で73年の生涯を閉じたチャールズ・ブコウスキー。アメリカ文学界にツバを吐き、自分の信じる道を貫いた詩人/作家であり、社会の様々な規範に「くそったれ!」と罵声を浴びせる彼の作品群は、世界数十カ国で翻訳されている。“短編の神様”と呼ばれながら、その詩や短編・長編は無数の雑誌に掲載され、40冊以上の書籍で出版されている。代表作に『町でいちばんの美女』『くそったれ! 少年時代』などがあり、社会的には“負け犬”でありながら、そこから外れた価値観を持つ者たちには、たちまち“英雄”となる。ブコウスキーが描くのは、辛らつで露悪的、攻撃的で酒呑みの“負け犬”たちが生息する世界である。一般的には男根至上主義の好色老人、というイメージでとられがちだが、実際のブコウスキーはとてもナイーブで複雑な人物だ。生前の彼の貴重なインタビュー映像に加え、ショーン・ペン、トム・ウェイツ、U2のボノなど、親交を持ち、ブコウスキーを愛した様々な人々が、彼との時間をいとおしげに語る。そして、世間に流れているのんだくれだの、女好きだのという負のイメージが、あくまで彼を取り囲む“逸話”に過ぎないことが分かってくる。本当に、“書く”ためだけに生きた男の人生を目の当たりにし、ブコウスキーのナイーヴな素顔が炙り出されてくる。かつて愛されず、心の居場所を求めて彷徨った、生きることにはいつも懸命だった男。「郵便局で働けば、生きるということが分かる」と劇中で語るように、長年の厳しい労働生活で魂をすり減らしながらも、酒を呑み、女を愛し、そして常に書き続けた男。パンクでクールな73年の人生の断片をとらえた、ブコウスキーにまつわるドキュメンタリー。.

画面の中のソフトは claris macwrite 2 だ。

http://taizooo.tumblr.com/post/146985317995
taizooo.tumblr.com

This page is about the history of ClarisWorks (now called AppleWorks). ClarisWorks was one of the most popular Macintosh programs of all time, with over 20 million active users at one point. If you haven't heard of it, you will likely not find this page particularly interesting! A lot of the material here is rapidly becoming ancient history; I thought I had better set down as many recollections as I could, before everybody forgets ClarisWorks completely.

Wiki について tsukamoto サンに聞く

(WikiName を軸に、 tsukamoto サンに Wiki の歴史とか教えてもらう)

全然新機能じゃないですけど jottit みたいに WikiName が書けるといいなあ、と思います
[[RAC]][RAC](https://sandbox.wikihub.io/wiki/RAC)
みたいな感じです

https://i.gyazo.com/ffec44257c70a4136b462069942773fd.png




https://i.gyazo.com/b97490791be1ff49dcab9d92eb729395.png
Linux Conference 抄録集 第 4 巻 (2006 年)

https://i.gyazo.com/58cdf69f0e861f8468a76c28ad005e51.png

Wiki は,1995 年にWard Cunningham が開発した

この時に作られたシステムはWikiBase と呼ばれている.このWikiBase は,Perl による普通のCGI スクリプトであり,現在もそのコードは入手可能である.ソースコードは331 行と非常に短い.

WikiBase の簡単な利用方法を述べる.

ページからページへリンクを貼ることも容易である.ページ名は一般にWikiName と呼ばれ,2 語以上のフレーズを,それぞれの単語の先頭を大文字にして連結した語である.例えば「test page」にあたるページを作る時は,「TestPage」というWikiName をページに埋め込むと,自動的に対応するページへのリンクとなる.

新しいページを作成するには,まず作りたいページのページ名を考える.例えば任意のページに「TestPage」と記入する.もし「TestPage」というページが存在していればそのページへのリンクとなるが,もし存在していなかった場合には「TestPage」という文字列の右側に「?」という文字でリンクが張られ,「TestPage」というページを作成するための編集画面に移動する.そこに何かテキストを記入して保存すると,新しいページが作成される.元のページに戻ってみると,今度はページが存在しているので,「TestPage」という文字列は今作成された新しいページへのリンクとなっている.

つまり,すでに存在しているページへリンクを貼るという操作と,これから作ろうとする未来のページへリンクを貼る操作がまったく同一の操作となっている.このように,ページの作成は,まず未来のページ,つまりこれから作ろうとするページへリンクを貼ってから作成するので,作成されたページには必ず元のページからリンクが貼られていることになる.このようにして,ページからページへリンクで接続されるようにして新しいページを作っていく.これが,大きな特徴となっている.







レディメイド、オーダーメイド

f:id:taizooo:20160614185550p:plain

2007/7/3(リブログ紀、元年) インターネットのいけないプログラマーこと ku サンはかく語り。

自分自身が作り出すものこそが自分自身だと考えるのなら、大量生産技術の発達でもう自分の手では何も作ることができなくなっている我々にはもはや自分自身なんて存在しないことになる。けれど、実際のところ我々はその大量生産されたもののうち、なにを自分のものとして手に入れて、何を自分のものとして手に入れないかによって自分自身をかたちづくっている。何十年も前から。

昭和52年 寺山修司はかく語り。

オーダーメイドの洋服が商品として通用する時代だもの。オーダーメイドの思想が通用していけない訳はない。

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