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copy and destroy

catch and eat

ヨーロッパに外国人として暮らした経験から言うと、ヨーロッパとは「境界」の概念と密接に結びついている。そもそも「ヨーロッパ」の起源神話は、小アジアつまり今日のトルコから連れてこられたエウロパに基づく。ヨーロッパとは、その起源に照らしてみれば、境界を越える者である。民族大移動を持ち出すまでもなく越境を繰り返し、数々の戦争を通して国境の書き換えを続けてきたのが、ヨーロッパである。もしアイデンティティを拡張することが、ヨーロッパの本質であるならば、何十年かかろうと欧州連合は拡張をやめないはずである。大西洋から太平洋までユーラシア大陸の北半分が「ヨーロッパ」と呼ばれる日が来てもおかしくはないし、そこで拡張を止めるとは限らない。おそらく50年後のヨーロッパのイメージは、現在とは大きく異なるものになるだろう。

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