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さて、今年の7月13日は、ドレフュス大尉の名誉回復100周年にあたり、パリの士官学校で記念式典が行われた。ドレフュス事件は日本の歴史の教科書にも出てくるからご存知だろう。1894年、アルザス地方出身のユダヤ系士官ドレフュスはスパイ容疑をでっちあげられて有罪となり、罷免・流刑処分を受けた。無罪が認められて軍に復帰する1906年まで、フランスは彼の無罪を主張するドレフュス派と、有罪を信じる反ドレフュス派のまっぷたつに分かれ、激しい論争と対立がつづいた。新聞の第一面に載った「私は糾弾する」というエミール・ゾラの記事は有名だが、ラザール、ジョレス、ペギー、プルーストなど、当時の作家や知識人は活発にドレフュスを支援し、知識人が政治的態度を表明するこの国の伝統が確立した事件ともいえる。

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