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copy and destroy

catch and eat

作者自身が被試験物質ないしは動物となって、試験管なり坩堝なり檻なりの中に飛び込んで焼かれいじめられてその経験を歌い叫び記録するのである。

実験としての文学と科学(詩歌について)

最も抒情的なものと考えられる詩歌の類で、普通の言い方で言えば作者の全主観をそのままに打ち出したといったようなものでも、冷静な傍観者から見れば、やはり立派な実験である。

ただ他の場合と少しちがうことは、この場合においては作者自身が被試験物質ないしは動物となって、試験管なり坩堝なり檻なりの中に飛び込んで焼かれいじめられてその経験を歌い叫び記録するのである。

あるいはその被試験者の友人なり、また場合によっては百年も千年も後世に生まれた同情者が、当人に代わって、あるいは当人に取り憑かれるか取り憑くかして、歌い悲しみ、また歌い喜ぶのである。たとえば、われわれは自分の失恋を詩にすることもできると同時に、真間の手児奈やウェルテルの歌を作ることもできるのである。

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