copy and destroy

catch and eat

今週末の良かったこと

台風19号

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via https://tenki.jp/forecaster/keiko_mochizuki/2019/10/11/6246.html


10/11 金曜日、午後から雨。

10/12 土曜日、起床失敗。引き続き、雨。だんだん気圧が下がって頭と腰が重くなって、風も雨も強くなる。特に何もすることもなくダラダラと台風のニュースを眺め続けた。21時過ぎに雨が上がる。風は強い。ちょっと窓を開けると雲が切れて星が見えていた。このときには、のんきに、明日は吹き戻しの風が強いからいつもの山へは行けないな、とか考えていた。

10/13 日曜日、起床失敗。しかしダラダラと起きてきて、会社へ向かう。特に被害なし。途中、ハンバーガーで腹を満たして、のんきに帰宅する。そして、だんだんわかってくる被害状況。大月、八王子間の中央高速道路と中央本線が寸断されて不通。予想していなかった八ヶ岳向こう側、千曲川の氾濫。ちょっとなにかがなにかしたらこっち側の釜無川が氾濫していた可能性もあったわけだ。そして東北に大きな傷跡。

そうはいっても小瀬へ

東京からの交通が完全に麻痺しているものの、小瀬の試合は開催を決定した。やるなら行くっしょ。いつもどおり平和通りをママチャリで南へ向った。

風は強く、西から東へ、メインスタンドからバックスタンドの方向へ。

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甲府 vs 栃木 1-1 ホーム 小瀬 ドロー

前半早々に失点、11人で固く固く守る栃木、束になって畳み掛ける甲府。敗戦を覚悟した後半、最後、なんとかアラーノのヘッドで同点。力の限りチームを鼓舞するスタンド。終了の笛。三連勝ならず。

勝ち負けはともかく、こんな状況なのに7000人入った。栃木サポーター最初は数名だった。最後、増えていた。試合中にたどり着けなかったサポもいたそうだ。そしてクルバは栃木サポに太鼓を貸した。素晴らしい。これがJリーグだ。

試合開始前、こんな状況でスポーツ観戦なんてしていていいのか、みたいな気持ちもなくはなかった。でもどっちかというと、東京からみんなが来られないならオレが行く、みたいな気持ちだった。この日、スタンドにいた人たちは甲府の順位も状況も台風がもたらしたものも傷あともみんなわかっていたと思う。あそこにいた人たちはみんなわかっていた。たぶん。

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二回目のハンバーガーのち4トライで決勝リーグ進出

その日、二回目のハンバーガーを腹に詰め込んで、ママチャリ走らせて帰宅したころ、ちょうどラグビーW杯、プールA 日本 vs スコットランド の試合が始まった。6万人を超える観客が集まっていた。会場の日産スタジアムはすぐそばの鶴見川の遊水地になっていて今回の台風19号で水浸しになっていた。この試合の前に同じプールAのアイルランドが予選突破を決めていて、この試合が開催不可となるとルールにより両チームは引き分けになって勝ち点2を分け合う。そうなると日本がそのまま決勝へ勝ち上がることが出来た。でも試合は開催された。

たぶん試合開催に関わる人たちは、名誉のために、とか、正義のために、とか、そんなだいそれた理由じゃなくて至極真っ当にやるべきことをやろうとしたのだろうし、応援に駆けつけた人たちも、日本のために、とか、ラグビーのために、とかそんな大きなものを背負って集まったわけじゃなくて、ごく普通に楽しみたいと思ってやってきたんだろう。

ラグビー、ルール全然わからない。にも関わらず、そのゲームは大きく心を揺さぶった。

東日本大震災の数週間あと、Jリーグが開催したチャリティーマッチを覚えてる。川口能活からのロングフィード、田中マルクス闘莉王のヘッドでのスラし、三浦カズのドリブルとゴール。涙が出た。

スポーツにはなにか力があると思う。

今週末の良かったこと

パッヘルベルのカノン

土曜日の朝、起床に成功して、NHK-FM ピーター・バラカンのウィークエンドサンシャインで目覚めた。で、そこで上原ひろみのパッヘルベルのカノンが掛かった。オっとなった。

ヨハン・パッヘルベルの「3つのヴァイオリンと通奏低音のためのカノンとジーグ ニ長調」(独: Kanon und Gigue in D-Dur für drei Violinen und Basso Continuo)のカノンは「パッヘルベルのカノン」の名で広く親しまれている

パッヘルベルのカノン、題名は知らなくても、たぶん誰もが聴いたことがあると思う。

ギャレス・マローンが「クラシック音楽の力」(Music for the people : the pleasures and pitfalls of classical music) で、私たちは日常生活で信じられないくら膨大な量の音楽、音に晒されていて、ひどい扱いを受けていると言っていた。 そんななか、クラシカル・ミュージックもまたひどい扱いを受けている、と言っていた。。つまり劣悪な環境でドボドボと垂れ流されその価値を貶められていると。

パッヘルベルのカノンは、まさにそんなひどい扱いを受けているクラシカル・ミュージックのうちの一つだと思う。そんなパッヘルベルのカノンを上原ひろみはとても素敵に弾いている。最初はピアノを習い出したばかりの子供のように、そして次第に音色は変わって現代の音楽になる。

ウィークエンドサンシャインで掛かったのは、上原ひろみの新しいアルバム "Spectrum" 特別版のボーナストラックとのことだった。

『プレイス・トゥ・ビー』発売時のブルーノート・ニューヨークでのライヴ音源(2010年8月20日、21日)を8曲収録したボーナスCD付2枚組。

プレイス・トゥ・ビーは2009年のアルバムでサブスクリプションから聴くことが出来る。その最初はまるでチェンバロのような音がする。チェンバロではなくてプリペアドらしい

クラシカル・ミュージックとかジャズとかそういうジャンルというか、そういうのの意味ってなんだろうな、とか思った。

大きな目標とか

土曜日のラグビーW杯、日本 vs サモアの試合を観て思ったのは、サモアの選手、ポリネシアン、われわれと同じモンゴロイドなのに全然体格が違うのなんでだろうな、ということだった。

ポリネシアン、おそらく世界中のどの地域の人たちより筋肉量も骨量も大きい。そしてポリネシアンは、われわれの祖先とは、台湾付近から分岐したはず。

https://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/4/4b/Polynesian_Migration.svg/768px-Polynesian_Migration.svg.png

台湾から別々の道を選んで5000年。たかだか5000年かそこらでこのくらいの変化が起きるのだ。5000年で太平洋に広がっていくその中で適応・淘汰を繰り返したのだろう。このようになったのは、彼らが太平洋を制覇しようと思っていた結果でもないし、彼らが身体を大きくしようとした結果でもない。

で、最近よく目にするのは、大きな成果を得るためには(そもそもその大きな成果ってなに?というのもあるが)、大きな目的とか目標を持たないとダメだ、みたいな話があるけど、それって胡散臭いと思っていて、大きな目的とか目標がないからこそ、思いがけない発見があったり思いもしなかった場所までたどり着けたりするんじゃないか、って思うわけだ。

毎月、最初の週末はチャレンジの日

身体を動かすこと、毎週、毎週、同じルーチンを回していて、これはピリオダイゼーションというんだけど、大きくは1ヶ月で1サイクルしている。毎月、最後の週はリカバリー・ウィークで言ってみればちょっと手を抜く週。そこでちょっとリフレッシュして毎月、最初の週末にはちょっとチャレンジをすることにしている。

で、今週末はそのチャレンジの週末だったんだけど、土曜日のチャレンジに失敗して、つまり質と量を見誤って、というか身の程知らずで、疲労困憊に陥った。そういうこともある。

大きな目標はないんだけど、走ること、山を走りたくて。その山は近くの裏山で、その斜度は自分のフィジカルだとちょっと走って上るのが無理めで、そこを走って上れるようになりたい。たくさん走りたい(長い時間走りたい)ということと、急な斜面だって走って上りたいということ。

もともとは下るほうが好きだったんだけども、山を走るということは、そのほとんどの時間を上りに費やすわけで、自然と上りに意識が向くようになった。今や、速く走ることには全然魅力を感じていなくて、とにかく強く上れるようになりたい。とにかく長く走れるようになりたい。

なぜか。それは強く上れる、長く走れるということは、たくさん下ることが出来るということだから。つまりたくさん楽しめるということ。

サッカーの話

甲府 vs 金沢 アウェイ 3-2 勝利

先週、精彩を欠いたウタカが、びっくりするような2ゴールを決めて、シーソーゲームを勝ちきった。プレーオフ圏内。まだわれわれは死んではいない。

自動昇格の2位との勝ち点差6に7チームがひしめく。今シーズンあと7試合。

今週末の良かったこと

受け皿の話(サヴァイブの話)

あろうことかマグカップをひっくり返したままバリスタに置いてスイッチを入れてしまった。
当然、一滴もマグカップには収まらず、全て下の受け皿にこぼれ落ちた。
どうなったか。
一滴もこぼれずに受け皿に収まっていた。
工学とは、とか、エマージェンシーとは、とかについて考えざる得なかった。
工学的設計のおかげでサヴァイブに成功した。

実は、今週、わりかしさらっと、公私ともに人生を決するみたいな局面にあって、なんとか生きながらえた感じだった。

思った以上に身体も心も負担になっていたらしく、ボロ雑巾みたいに眠っていた。
なにかいろんな焦点がボケていた。

それでもサヴァイブに成功した。

甲府 vs 山形の首の皮一枚、未来を繋げた試合の話も、ラグビーW杯、日本 vs アイルランドの歴史に残る劇的な勝利の話も、ちょっと霞んでいる。
とても大事な話だけども、人生からみたらちょっと些細な感触になってしまった。
まあ、そうはいっても、サヴァイヴに成功したのだ。
それで良しとしなくて、なにを良しとする。

今週末の良かったこと

ノーブレ(ノーズブレス)の話

gyazo.com
gyazo.com

before and after
via https://scrapbox.io/taizooo/Heart_Rate_vs_Lactate

Aet: aerobic threshold




壁づたいに行けば必ず迷路から脱出できる話と、フリーランチはありませんの話


記すべきことなし







今週末、記すべきことなし、と思ったけど、貼ってみるとそうでもなかった。

今週末の良かったこと

バカみたいに走っている話

週末も起床に成功して、なにをしているのかというと、走っている。

走っている。バカみたいに。土曜日は山を2時間半、日曜日は川の周りを4時間。そんなに走るとなにもする気にならない。

走るというのはとても原始的で、走ろうという意思さえあればどこでも走れる。いつでも走れる。そういう意識があるので走るためにわざわざシューズも買いたくないし、ロギングのためにわざわざアクティビティ・トラッカーも買いたくないし、それっぽいウェアもわざわざ揃える気がない。

そんなふうに、仕方なく買うって感じ。

土曜日に走ったらシューズがドロドロで洗ってもすぐに乾くわけではないので、同じシューズをもう一足持っている。道具の問題で走れないとかそういうのに巻き込まれたくないので可能な限りなんでも二つ用意する。

別にレースに出るとかそういうのも全然ないのに、なんのために走っているのか、と
自分に問う。

サッカーの話

甲府 vs 柏 ホーム小瀬 1-1 ドロー

前半戦でコテンパンに力負けした柏との対決。

後半開始早々、ゆるく先制点を許して、あーっという感じだったけども、おもったよりも諦めが悪く、後半はピッチの選手だけじゃなく、スタジアム全体が凄い圧力を発して、柏を自陣にゴリゴリに押し込んだ。
そして金園の素晴らしいゴール。同点。高まるスタジアムの圧力。命からがらクリアを選択する柏。しかし残念ながら響く主審の笛。

勝ち試合以外は早々とスタジアムを後にする気軽なバックスタンドなんだけど、通りを歩いているとき背中越しに、選手を迎え入れたゴール裏が「愛する友のために」を歌って、ああそうだよな、そういうことだよな、と思った。

BBC Proms 2019 の話


7月の中頃から始まった BBC Proms 2019 はこの週末の Last Night で終了した。毎日毎日、2時間から3時間もずっと聴き続けてきたのでちょっとさみしい気もする。クラシカル・ミュージックを聴くようになって気がついたことは、なんでもイイからとにかく「デカイ音で聴け」ということと「人の声(コーラス)は凄い」ということだ。

デカイ音で聴くにはクルマはうってつけで、ちょっと前の自分からしたら、まさかクルマで交響曲とかを爆音で鳴らすようになるなんて思いもしなかった。

人の声が聴こえるとオーってなる

それから、文字面にしちゃうととても安っぽいんだけど「歌のちから」みたいなものをとても感じた。人の声の凄さ。でもそれはサッカーのスタジアムで経験していたはずだった。

いまさらだけど、そういえば、甲府、選手を迎え入れるチャントは威風堂々なのだった。

Elgar: Pomp & Circumstance March No.1 in D major (Land of Hope and Glory)

途中で止まっていたモーツァルト・コンプリートに戻る。うまい具合にアリアとかミサ曲とかそしてそしてオペラあたりだったりする。

Mozart: Complete Edition Box 10: Missae, Requiem etc

今週末の良かったこと

人の声が聴こえるとオーってなる

ファンクやジャズを掘ってたときはホーンが鳴っただけでググッときてたけど、クラシカルミュージックでは人の声が聴こえるとオーってなるようになった

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via https://twitter.com/Stevespaceman/status/1170743522678513665/photo/1

Pulitzer Prize-winning American composer John Luther Adams is the master of large-scale musical spectacle. In the Name of the Earth is a musical meditation on nature, which will immerse the audience in the sound of more than 600 singers.

うおー、Proms 66 なんか凄いコーラスだぞ

ジョン・ルーサー・アダムズ John Luther Adams 、「これを聴け」に名前が載っている(その章は、まだ読んでいない)。まだ生きている、現代の作曲家だ。

10 大地の歌――ジョン・ルーサー・アダムズの北極圏の音

John Luther Adams (born January 23, 1953) is an American composer whose music is inspired by nature, especially the landscapes of Alaska, where he lived from 1978 to 2014

BBC Proms ってデカいオーケストラで派手な交響曲や、有名なソリストの大々的な協奏曲や、100年も前の有名な作曲家の曲ばっかり演るのかと思っていた。

Join together with hundreds of neighbors, visitors, and singers in the northernmost part of Central Park for the world premiere of In the Name of the Earth, a large-scale choral work by Pulitzer Prize–winning composer John Luther Adams. In this commission for four choirs led by the incomparable Simon Halsey, nearly 800 experienced and amateur singers transform the names of North American rivers, lakes, mountains, and deserts into a communal meditation on Adams’s holy trinity: the Earth, the Water, and the Holy Wind. Experience geography in sight and sound as you move around the beautiful water of the Harlem Meer and through an enveloping sound world created by 360-degree singing.

このセントラルパークのライブが2018/8/11の初演で、今回の Proms 2019 がヨーロッパ初演だった。コーラス凄いな、と思った。

The composer of In the Name of the Earth discusses the inspiration behind his Mostly Mozart world premiere.

「私にはジャンル違いでお休みしました」

クラシカル・ミュージック、BBC Proms もう全然わかんなくて文脈がとれないので、日本語で更新されているブログを一つ、二つ拾って無教養を補填している(日本語ではほとんど情報がない)。

Take the most infectious bit of a funk record that makes people dance, and repeat it. These are ‘The Breaks’! Witness the Heritage Orchestra, with Jules Buckley and special guests, slice up and reimagine these iconic tracks that spawned breaking and formed the origins of hiphop - a culture that has risen from a single moment on the sidewalks of the Bronx nearly 50 years ago.

Proms 66 はジュールス・バックリー Jules Buckley と Heritage Orchestra だった(いつもの Metropole Orkest じゃなくて)。
テーマは "Break" 、つまりブレイク・ビーツ。で、まんまファンクだった。オレ的には、断然、ホームグラウンド的な気分だった。フルーオーケストラなファンクというのもまたなかなかだった。

で、この Proms に対して、参照している先のブログにはこのような一文が並んでいたわけです。

「私にはジャンル違いでお休みしました」

エー?! そうなの! という気分でした。音楽っていうのは(いや、音楽に限らず)、人というのはちいさなスイートスポットを持ち運ぶようなところがあるのだなあ、と。そして自分に立ち返るとたしかに読む文章とかインターネットとかそういうふうにスルーを決め込んだりしているのだ。

「俺と関係ないし世間」

読みすぎた。再三書いているけど、インターネットで間違っている人を見つけて怒ったり悲しんでみたりする必要は全くなく、Twitter はそういう感情をトリガーする割合が自分にとって高いので、そろそろ離れて暮らしたほうがいいような気がしている。

Twitter、頑張ってTL構築しても人々の「怒り」みたいのが流れてくるのをもう防げない

ほんとにそうだし、もっとみんな気づいたほうが良いと思う。ここ1-2年ぐらい、インターネット(Twitter含む)によってそういう感情がトリガーされること、自分は全くと言ってよいほどなくなった(Twitter含めむちゃくちゃ見てはいるが)

俺と関係ないし世間

自分自身、いまやオールドスクールなインターネットの人だし、リブログ界隈の人間なのでこの「スルーする」権利だったり責任だったり、そういうのを重視する側の立場にいると思っていた。ただそこに重心を置きすぎるのは危険かもな、と思ったりした。

私には色々とやることがある

”someone is wrong on the internet” に怒る以前に、私には色々とやることがある。

アウトプットは量多い方がいい。フィルタは各自がやればいい。この原則わかんない奴はインターネット合わないと思う。

われわれのイコンである、この重要なインターネットの原理が言っているのは、なんでもかんでもスルーしときゃーイイんだよ、という後ろ向きの話ではなく、もっと前のめりに進行方向に重心を持っていっていて、バッサバッサと降り掛かってくるなにかをちぎっては投げ、払っては切り捨てる感じなんじゃないだろうか、と。

「二つある」

世界との向き合い方について、ヴォネガットはこう言っている。 「二つある」と彼は言った。「まず、宇宙全体をきちんとするなんてことはできないと認めること」 「そうして二番目は、それでもほんの小さな領域を、まさにそうあるべき状態にするということ。粘土の塊とか、四角いキャンバスとか、紙切れとか、そうしたものを」

  • まず、宇宙全体をきちんとするなんてことはできないと認めること
  • それでもほんの小さな領域を、まさにそうあるべき状態にするということ。粘土の塊とか、四角いキャンバスとか、紙切れとか、そうしたものを


各自、それぞれの持ち場で頑張りましょう。

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via https://kagurazakaundergroundresistance.tumblr.com/post/108922383126

サッカーの話については、省略する

だがしかし、この程度で絶望するほどヤワじゃないんで

今週末の良かったこと

サッカーの話

甲府 vs 大宮 ホーム 小瀬 1-0 勝利

https://www.jleague.jp/match/j2/2019/083108/live/

3位、大宮との勝点差6ポイント。勝てば天国(勝ち点差3)、負ければ地獄(勝ち点差9)、なんて、そんなことにはお構いなく、いつもと同じように青いママチャリで平和通りを南へ小瀬へ向った。シリアスになるのはフロントや選手やスタッフだけでイイ、みたいな、そういう違う意味での強い気持ちを持って自転車を走らせた。

試合は、膠着して、正直どっちに転がってもおかしくないゲームだった。

スコアレスのままロスタイム3分の表示が出て、大宮に攻め込まれてそれをなんとか跳ね返して、あーもう笛が鳴ってしまうか、というところでゲームが動いた。ピッチのほぼ反対側のバックスタンドなのでなにが起きたのかわからなかったが、主審の動きで甲府が PK を獲得したのがわかった。

正直な話、 PK 見ることが出来なかった。ずっと下を向いて祈っていた。スタンドが揺れたので得点が決まったのがわかった。ちょっと泣いた。試合終了の笛が鳴ってもう一度スタンドが揺れた。其処此処でそれぞれの感情が爆発していた。






それ以外について

土曜日、起床には成功したものの走らなかった。なんとなく走るような気持ちにならなかった。たぶん疲れている。走らないかわりに英文を読んでいた。session RPE とか TRIMPs について。走ると全然、本読めないし、一日くらいのリカバリー・デーだと寝てしまってそれで終わってしまう。それと走るのは、3週間と1週間のリカバリー・ウィークというピリオダイゼーションを回しているけど、それだとちょっと負荷が高すぎて、2週間と1週間のリカバリー・ウィークにしようかなー、とか考えている。そうすると3週間に1週間は読書出来る。

日曜日、起床には成功したもののちょっとヤボ用で違う空の下にいた。富士北麓ワールドトライアル2019。陸上競技場でサッカーではなくトラック&フィールドを観るというのも新鮮だった。

世界陸上の代表候補選手の公式記録会。公式記録会なのでそのタイムは公式記録になる。目の前で日本記録達成を見た。





粋な計らいで、400mと400mHと4x400mリレーはバックスタンド側、トラックサイドまで降りて良いとのことだった。真横で観戦した。残念ながら400mH 山梨の野澤さんは3位で世界陸上の出場権を逃した。

今週末の良かったこと

電池切れの話

一番長い時間使っているのは、カウントダウンタイマーのカシオ。昨年の10月に購入した。日曜日の朝、目覚めると画面がまっさらだった。最後の力を振り絞って起床のアラームを鳴らしたらしい。6時起床。起床成功。

インターネットで検索する前に、まず蓋を開けるでしょ(ハッカーズ精神)、ということで開けてみると CR2025 のボタン電池だった。コンビニで購入。取り付けの金具がちょっと微妙で外したはイイが取り付けが出来ず、取り付けが出来ないというよりは導通せず、金具の形を弄ったりボール紙みたいなヤツを切ったりスペーサー代わりのゴムをはさみこんだりして無理やり蓋を閉めて稼働を確認した。

カウントダウンタイマー、なにに使っているのかというと、踏み台昇降やステーショナリーバイクやランニングのアラームに使っている。

それが無いと生活の質を維持出来ないものは複数持つほうが良い、みたいなことを考えた。

起床成功の話

土曜日は6時起床。起床成功。でも自分の都合だけで生きているわけではなく、ちょっと自宅待機。

エンジン、少々アオリ気味なアイドリングでスタンバイしている(比喩です)

9時から走る。裏山の裏側、上がったり下がったり何本も。都合、2時間30分。昼寝。

日曜日も6時起床。起床成功。7時ちょっと前から走る。川の周り。1時間歩いて、2時間30分走って、30分歩いて合計4時間。ノーズブレス。昼食、ナンとカレーが食べ放題。そして昼寝。

急に気温が落ち着いてきて、暑さ指数は危険領域に入って来なくなった。


こんなに走ると他になにもしたくない。読書も進まず、日記に書くようなこともあまりない。だからといって充実していなかったのかというとそんなことはなくて日に焼けて真っ黒で生きているって感じがする。

stem the tide

流れを読む。流れに乗る。流れをつくる

stem the tide 流れをせき止める

What may stem the tide without limiting freedom of speech and accordingly undermine freedom, enlightenment, and democracy?

scrapbox.io

サッカーの話


甲府 vs 千葉 アウェイ 3-0 勝利

エデル・リマに子供が生まれて、自分自身の先制点で、自分自身でセレブレーション(ゆりかごダンス)。ウタカの豪快なミドル。そして内田健太の電光石火のフリーキック。勝利。

千葉には堀米がいたり増嶋がいたり、ちょっと複雑な感情があったりする。でもこれがサッカーだ。

大宮が負けてゲーム差が6。次節、ホーム小瀬で直接対決。勝てば天国(勝ち点差3)、負ければ地獄(勝ち点差9)。6ポイントマッチ。とかそういうノイズに負けちゃだけで、必死に勝つ確率を高めるのはフロントや選手やスタッフの仕事。それぞれのゲームを精一杯楽しむのがサポの仕事。

勝っても負けても引き分けても、次の試合が一番大事。

今週末の良かったこと

右端が愛宕山、左側の二段の方が大笠山。これらがマイ・ホーム・ゲレンデ。武田通りからの眺め。遠くから見ると緩やかな山並みだけど走ると見るでは大違い。

お盆休みだった

今回の夏季休暇、最大の挑戦は「朝、起きること」だった。
結構、強めの夜型で、ほっとけばどんどん起床時間は後ろに行ってお昼近くで平衡状態になる。

ジェットラグ

夜型か朝型かというのは、身長や体型などと同じように、遺伝からの影響が大きいそうで、5割方は生まれながらのものだそうだ。
実際には、普通の生活に差し支えるほどの夜型なのかというと、まあそんなことはなくて、それなりに適応して社会人としての生活が出来ているのだが、週末になるとあっという間に生活は崩れて、月曜日にはそれを無理やり元に戻す(どっちが元なのかよくわからないが)という生活を続けてきた。

これは「社会的ジェットラグ」(社会的時差ボケ)と呼ばれるそうだ。

成功 / 失敗 の記録

夜明け前に起きるのだ! などという野望的なものではなく、本当にちょっとした挑戦。ただ毎日と同じ時間に起きたいというだけの些細な希望。そしてその結果は

  • 8/10 土曜日 7時起床 起床成功 裏山へ走りに行く
  • 8/11 日曜日 7時起床 起床成功 川の周りを走る
  • 8/12 月曜日 7時起床 起床成功 神社まで歩く
  • 8/13 火曜日 7時半起床 やや起床失敗 新盆で実家へ。迎え火
  • 8/14 水曜日 7時半起床 やや起床失敗 同じく実家へ
  • 8/15 木曜日 8時起床 起床失敗 再び実家へ。新盆ほぼ切りがつく
  • 8/16 金曜日 6時半起床 起床成功 出社 送り火せず
  • 8/17 土曜日 6時半起床 起床成功 裏山へ走りに行く
  • 8/18 日曜日 6時起床 起床成功 川の周りを走る

7時の太陽は

結構強めの夜型ですが、暑さ指数が「危険」になる前にランニング完了していることをお知らせいたします(朝食抜き)

残念ながら7時の太陽はすでに十分な高度を稼いでいて、日差しはぶっ飛ばされるのに十分な強烈さだった。



なし


梨だね

たくさん走ると読書は出来ない。
サッカーも観に行けず(結果については不問。だがしかしこの程度で絶望するほどヤワではないのだ)。
美味しいコーヒーは一回だけ。
部屋の整理はせず。
新しいキンドルを買ってしまったので、あろうことか、欲しい本を我慢する事態に。

まあ、いろいろある。

あり

カメの水槽を清掃。
ツツジの剪定。
BBC Proms 聴いている。
"training for the new alpinism" の最後の方を諦めずに読む。
ストレングス・トレーニングを忘れない。
手ぬぐい5枚。

まんざら、ないわけではない。

今週末の良かったこと

スタジアムで見るサッカーは最高だ



夏だ。ナイターだ。甲府盆地に本格的な夏が来て、最高気温は安定の37℃。この季節のスタジアムが好きなのは、焼け付くような日差しと、時間とともに空の色が変わっていく様子と、あとはピッチの緑の色。スタジアムで見るサッカーは最高だ。

実に2ヶ月ぶりのスタジアムになった。その理由はちょっと訳ありで、この日も本当だったら観に来られなかった可能性のほうが高かった。スタジアムから遠ざかっているあいだに9試合が経過した。9試合2勝2引き分け5敗と厳しい状況に陥っていた。

ロスタイム2分、山本英臣がチームに希望を残した

水曜日、甲府 vs 水戸 アウェイ 1-1

もうあとがない甲府は必勝を期して水戸へ乗り込んだ。1点ビハインドのままロスタイムに突入。橋爪がピンポイントで放ったクロス。ボランチにポジションを上げていた山本はペナルティーエリアの中にぽかりと空いた空間に滑り込んだ。ヘッド。揺れるゴールネット。試合終了。

潮目が変わった。逆襲だ

日曜日、甲府 vs 町田 ホーム 小瀬 3-0

町田とはいつもタフなゲームになる。個人的には松本や湘南なんかと同じような感触を持っている。結果 3-0 で勝利。ギリギリ、J1昇格戦線に生き残った。首位、柏とは勝ち点12点差。2位、京都とは10点差。厳しいのは変わらない。でも全然希望は捨てていない。

水曜日、ロスタイム、オミのゴールから、潮目が変わった。逆襲だ

kindle paperwhite 10th generation

新しい Kindle Paperwhite を買った。タイムセールで4,000円引きだった。4G回線つきにした。Always On 。なぜそんな贅沢をというと英文を読むため。辞書はオフラインでも使えるけど翻訳は使えないから。翻訳された文章おかしいことが多いけどそれでも役に立つ。英語苦手なので。オフラインのときには翻訳が使えなくて文脈が取れないことがある。そのちょっとした停滞がもったいないと思った。

英文を読むの "The Maffetone Method" が最初でそれからチクセントミハイの "Running Flow" そしていま読んでいるのが "Training for the new alpinism" と "Training for the uphill athlete"

英語苦手なんだけど興味の方が、断然勝っている。面白いもんで興味があるとなんとなくだんだん読めているような気になってくる。

"Training for the uphill athlete"

"Training for the new alpinism" と "Training for the uphill athlete" は双子の兄弟みたいな本だ。

"Training for the uphill athlete" の前書きに書いてあったけど "new alpinism" は1000人に響けば良いというつもりで書かれた。そうしたらなんと50,000部も売れた。1000人に響けば良いと思っていた alpinist にはなんと10,000部も届けられたんだけども、それ以上に凄かったのはマイナースポーツである uphill athlete たちに40,000部も読まれたこと。uphill athlete とは trail runner , skyrunner といったマウンテン・ランナーや skimo , ski mountaineering といったマウンテン・スキーヤーだった。自分たちのスポーツとの共通点を探していた彼らに "Training for the uphill athlete" は発見されて、新しい価値が立ち上がった。

そして生まれたのが "Training for the uphill athlete" だ。

本当に気まぐれだったんだけど、先に "Training for the new alpinism" を読んでいて良かった。まだ見ぬ1000人の同士のために書かれた本と、共感を生んだ40,000人のために書かれた本だとやっぱり全然、趣がちがってくる。なんとなく雰囲気が違う。どっちが良いとか悪いとかじゃなくて両方を読んで一つだと思う。

  • via "Training for the Uphill Athlete" FOREWORD Nose to the Wind

Just as Training for the New Alpinism was built on applying conventional sport methodologies to the unconventional sport of climbing big mountains, this book too targets athletes in unconventional sports but uses many of the training methods developed and thoroughly tested in the conventional endurance sports.

"Training for the New Alpinism" が大きな山を登るという型にはまらないスポーツに従来のスポーツ方法論を適用することで構築されたように、この本 "Training for the Uphill Athlete" もまた型にはまらないスポーツのアスリートを対象としますが従来のエンデュランス・スポーツで開発され徹底的にテストされたトレーニング方法の多くを使います。

"Training for the New Alpinism" の巻末には従来のスポーツ方法論についての文献リストが載っている。翻訳版はほとんどない。片っ端から読みたいと思ってる。

予定は未定。

今週末の良かったこと

金曜日はストレングス・トレーニングの日

毎週、火曜日と金曜日の夜はストレングス・トレーニングの日。

"Training for The New Alpinism" を読んでからストレングス・トレーニング、つまり筋トレを始めた。6/10からで7週目になった(2019/第24週~2019/第30週)。最初2回しか出来なかった懸垂(pull-ups)も6回出来るようになったし、週1回しか出来なかったジェネラルなメニューも2回出来るようになったし、翌日に筋肉痛になることもなくなった。

進歩の度合いとか、やりきった後の気持ち良さとかは持久的な運動にはないもので、なるほど筋トレ勢がハマる訳だ、と理解出来たような気がする。結果、体重は1kgくらい増えた。ギリギリのところでプロテイン摂取は踏みとどまっている。

turkish get-up

via "Training for The New Alpinism" Chapter 7 Transitioning into Training

turkish get-up というメニューがあって、ハッキリいって何をやっているのか、どこに効くのか全然わかっていなかったものの、7週間もやっていると曲がりなりにもなんとなく格好がつくようになってきた。

身体に関わる事柄にはこういう部分があって、なにもわかっていなくても、なんとなく続けていると勝手に洗練されて来て、あとから意味とかが見えてきたり理解出来たりする。

trade-off

via "Training for The New Alpinism" Chapter 4 The Theory of Strength Training

Keep in mind that there will always be a trade-off between power and endurance. Maximal development of one will always mean drop in the other.

ちょっとした理由でしばらく裏山には行けなそうで、しょうがなく、以前、走っていた公園のアップダウンを走ってるんだけど、残念ながら全然速くなっていなくて逆にちょっと重いくらいだった。

裏山の急斜面を上るときには「オッ、強くなったな、効いてるな」と実感していたんだけど、あー、そういえばトレードオフって言っていたなあと、ありありと実感することになった。

Proms 2019

https://www.bbc.co.uk/proms

Proms 毎日毎日2時間半くらいの演奏が公開されるので、モーツァルトは完全にストップした。9/14まで続くんだよね。どうしよう。困った(困ってない)。

サッカーの話

www.jleague.jp

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