copy and destroy

catch and eat

2016-03-01から1ヶ月間の記事一覧

ミミズ(蚯蚓)

寺田寅彦 比較言語学における統計的研究法の可能性について 地球上における蚯蚓の分布を調べた学者の研究の結果によると、ある種の蚯蚓は、東は日本から海を越えて大陸に、欧亜大陸を横断して西はスペインの果てまで広がり、さらに驚くべき事には大西洋を渡…

寺田寅彦 比較言語学における統計的研究法の可能性について 地球物理学上の近年の問題となっている陸塊の水平移動に関する学説、俗に大陸漂移論と称するものから見た日本陸地の成立、変化、ならびにこれに連関して問題となるべき陸地の昇降、地震、火山現象…

孕の海にジャンと唱うる稀有のものありけり、

寺田寅彦 怪異考 その怪異の第一は、自分の郷里高知付近で知られている「孕のジャン」と称するものである。孕は地名で、高知の海岸に並行する山脈が浦戸湾に中断されたその両側の突端の地とその海峡とを込めた名前である。 孕の地形を見ると、この海峡は、五…

「鳥肌を超えて、血が逆流していく」ハーフナーが代表に抱く興奮と欲求。(3/3) - サッカー日本代表 - Number Web - ナンバー 「交代で入る際に、自分の名前がアナウンスされるじゃないですか。スタンドから“ウォーッ”という声が聞こえてきて、鳥肌を超え…

寺田寅彦 相対性原理側面観 自然の森羅万象がただ四個の座標の幾何学にせんじつめられるという事はあまりに堪え難いさびしさであると嘆じる詩人があるかもしれない。しかしこれは明らかに誤解である。相対性理論がどこまで徹底しても、やっぱり花は笑い、鳥…

寺田寅彦 相対性原理側面観 私は科学の進歩に究極があり、学説に絶対唯一のものが有限な将来に設定されようとは信じ得ないものの一人である。それで無終無限の道程をたどり行く旅人として見た時にプトレミーもコペルニクスもガリレーもニュートンも今のアイ…

寺田寅彦 物理学と感覚 今のところでは生物界の現象に関しては物理学はたいてい無能である。レーブのごとき一派の学者が熱心に努力しているにもかかわらず今のところ到底目鼻もつかぬようである。生物現象がすべて現在の物理学で説明できようとは思われぬが…

むしろ書くことによってしか何も残せないし、そこから次へ進むことも出来ないのだ

初めての日記 (横浜郊外の仕事場にて) : 先見日記 Insight Diaries この『先見日記』は、日記という最も古い形式のひとつである文章表現が少しも古くないばかりか、書き手という個人が自分の目でものを見、そして考えたり感じたりしたことを文字に定着させて…

via http://www.billverplank.com/Lecture/ 視考 (札幌にて) : 先見日記 Insight Diaries それは今から10年ほど前、あるデザインに関する国際会議のセッションでのこと。一人の初老の男性がステージ左手から登場し、壇上に置かれていたOHP(オーバーヘッド・…

動かない体操 (自宅にて) : 先見日記 Insight Diaries 昔、自分がもし独房に入れられたら、やはり運動しないといけないな、と思ったことがある。でもその独房が狭くて、棺桶状の、立っているだけのものだったら、と考えた。それでも運動はできる。体は動かせ…

『蟹工船』の読者 (自宅にて) : 先見日記 Insight Diaries 『蟹工船』が小説として現役のころには、革命という言葉が生きていた。でもその到達点であるはずのソ連やその他の国々が、ことごとく制度的に腐って崩壊してしまったからには、歴史は繰り返せない。…

積読日記 #randomreading 2016年2月

2016年2月、買い散らかした本。積み散らかしたい本。(読書ノートより) 買い散らかした本 思考の整理学 遠野物語 付・遠野物語拾遺 日本の昔話 ゲバラ日記 ロウソクの科学 要約世界文学全集1 世界文学リミックス M&A入門 会社分割 イワン・デニーソヴィチの一…

乱読日記 #randomreading 2016年2月

2016年2月、読み散らかした本。(読書ノートより) 人口論 人口論 (光文社古典新訳文庫)作者: マルサス,Thomas Robert Malthus,斉藤悦則出版社/メーカー: 光文社発売日: 2011/07/12メディア: 文庫購入: 1人 クリック: 7回この商品を含むブログ (15件) を見る #…

powered by hatena blog.
the nikki system for lifelogging junkies.

all posts © their original owners.
writing is reusable solely under the by creative commons license.