copy and destroy

catch and eat

今週末の良かったこと

ブルース・チャトウィン「黒ヶ丘の上で」

読み始めた。



「黒ヶ丘の上で」、気になっていたんだけどみすず書房のサイトだとずっと「現在品切」だった。今年の7月に Amazon で一瞬だけ買える雰囲気になっていたので恐る恐る注文した。積読山脈に積まれることになった。いまはまた「在庫なし」になっている。

目次がなくて、いきなり本文が始まる。50個の章が並んでいる。ウェールズ、ラドノーシャーとイングランド、ヘレフォードシャーの境界線にある村に住むルイスとベンジャミンの双子、19世紀の終わりから20世紀の100年の物語。

ja.wikipedia.org
en.wikipedia.org

さりげなく、チャペルとチャーチ、イングランド国教会とカトリックの関係が描かれていたり、地権とか賃借人とかジェントリ(地主、貴族?)の話が描かれたり、エンクロージャーや未開拓地や街の遠景が描かれていたりする(イングランド散歩とウェールズ散歩の話)。

小説ってほとんど読んだことないんだけど、ちょっと読んでみる。いまのところとても面白い。

ジャン・シベリウス 交響曲 第5番

アレックス・ロス「20世紀を語る音楽」読了した。これの音源案内をゆっくり掘っていこうと思っている。

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まずはジャン・シベリウスの交響曲第5番から。なぜ最初にこれを選んだのかというと、ダルムシュタット夏期音楽講習会の講習会で、モートン・フェルドマンがハミングしたと書いてあったから。

https://twitter.com/taizooo/status/1455867815936753667

「みなさんがラディカルだと思う人たちは、ほんとうは保守的かもしれません。保守的だと思う人たちは、ほんとうはラディカルなのかもしれません」。そしてシベリウスの第五番をハミングし始めた。

今週末のプレイリスト

1年前のプレイリストからレディオヘッド "The National Anthem" 。

気に入ってるところ。シベリウスの交響曲5番の最後の楽章(繰り返されるフレーズがイイ)から巻き戻って、レディオヘッドのナショナル・アンセム、そしてマグヌス・リンドベルイの kraft (エサ=ペッカ・サロネン、フィンランド放送交響楽団)ってところ。それから、エドゥアルド・トゥビンの交響曲第6番、すごくイイ。

交響曲、多めなのと、レディオヘッド、交響曲に全然負けていない。

それから、


【公式】北九州vs甲府の試合結果・データ(明治安田生命J2リーグ:2021年11月7日):Jリーグ.jp
https://www.jleague.jp/match/j2/2021/110710/live/

サッカー、希望を残した。残り4戦。


それから、それから、

金曜日に虫歯が砕けて、歯を抜いた。斜めに生えている歯だったので時間がかかったのと抜歯後の傷が大きくて縫った。「しばらく痛むかもねー」という医師の言葉通り炎症がひどくて、痛み止めと抗生物質に頼る週末だった。月曜日、休んだ。

今週末の良かったこと

読了、それはあまく危険な香り




アレックス・ロス「20世紀を語る音楽」、 読了した9/18から読み始めた ので1ヶ月半くらいかかった。

最後の章「15 沈める寺」はキレイに着地させるために存在するような感じだった。意味があるのはその前の「14 ベートーヴェンは間違っていた」。この章はそれまでのところとちょっと毛色が変わっていて、現代の音楽、ポップミュージックを軸に音楽全体を俯瞰している。これ、まさしくアレックス・ロス「これを聴け」("Listen to This") に繋がっている感じ。

「これを聴け」、楽曲リストを順番に聴きながら進めていて、読み始めてから、 かれこれ3年くらい たっている。いよいよちゃんと読むかー、という気分になっている。

いつだって、次になにを読むのかが一番大事。

上へ上へ高くどんどん開いていく感覚

今週末のプレイリスト。一年前のプレイリストから、オリバー・コーツ "Above Sunset Pass" を持ってきた。

https://twitter.com/taizooo/status/1454212575588089860

1年を越えて思うのは、これは(自分の思う)クラシカル・ミュージックの探求だから続いてる、ってこと

https://twitter.com/taizooo/status/1454212950068133894

ファンク掘ってたときには、続ければ続けるほど、どんどん閉じていく感覚があった

https://twitter.com/taizooo/status/1454213500708950018

下へ下へと深くそして閉じていく感じだったけど、いまは上へ上へ高くどんどん開いていく感覚なのね

たまたま自分にとってクラシカル・ミュージックがそうだっただけで、誰にとってもそういう上へ上へと開けていくなにかがあるんだと思う。きっとそうだ。そうだといいな。

サッカーはあった

https://twitter.com/taizooo/status/1454443512183681029

勝っても負けても引き分けても、畳むべき洗濯物を畳め

以上。

繰り返し(また練り返し、そしてまた繰り返し)

https://twitter.com/taizooo/status/1454702047740055561

私たちみなが繰り返し(また練り返し、そしてまた繰り返し)


私たちはこの文化のなかで同じことを繰り返してきた。私たちは同じことを繰り返し尽くすことができるかもしれない

今週末の良かったこと

低く唸る声

土曜日は小瀬まで走って行って、サッカーを応援して、走って帰ってきた。

日曜日はいつもの裏山へ入った。今回は出来るだけ走れるようなルート、斜度がほどほどのところ、を取って走った。走り出したのが13時で日向はポカポカした陽気だったけども、山に入った途端、日陰はかなり冷えて、木々の中は薄暗かった。


via https://www.yamareco.com/modules/yamareco/showroute_rec2_mobile.php

武田の杜遊歩道をゆるゆると上って大きなカーブを曲がると少しだけ視界が開けて、振り返ると盆地の方向が見える。また暗がりに入っていくと、斜面の上の木々の中から枯れ葉が鳴って低く唸る声が上がった。そのままその場に止まってゆっくり後ずさりして静かに来た道を戻った。

思いの外、冷静だったけど、なにが起きてもおかしくなかった。山に入るのは怖い。怖いけど楽しい。楽しいけど怖い。

しかしまぁ、大事なのは今後である

甲府 vs 長崎 ホーム 小瀬 2対1 勝利。

試合開始からほんの数分で1点ビハインドという、予想し得るなかで最悪の展開で始まった。そこから逆転で勝利。得点のシーンはどちらも素晴らしい展開で、いつの頃か、守備専業、攻撃は外国人まかせ、カウンター一発、みたいなにいわれていた頃が思い出せないようなスタイルを築きつつある。どのシーンも野津田から始まってた。野津田、能力だけじゃなくてそのキャラクターも含めて愛すべき男。

他所の試合結果が気になるシーズン終盤だけど、あえて勝点差を読まない。残り7試合。とにかくいつだって次の試合が一番大事。

https://www.summit2011.net/artists/punpee/

しかしまぁ、大事なのは今後である。

https://twitter.com/taizooo/status/1451831074003116038

元気に走って帰って来たよねー(勝ったから)

本は読む人の中に流れている

アレックス・ロス「20世紀を語る音楽」、第二次世界大戦後の世界に移って来て、その最初に現れた人たちがだんだんいなくなっていく。シュトラウス、ショスタコーヴィチ。アメリカへ逃れた人たちもヨーロッパに留まった人たちも冷戦の時代には政治に経済に縛り付けられていた。いまもそんなに変わりがない。

「20世紀を語る音楽」、二人だけは一つの章が当てられていてその二人とはジャン・シベリウスとベンジャミン・ブリテン。どちらも本流から離れたところにいる者と見なされてきた。保守本流からは先鋭的だと、前衛音楽からは古臭い音楽だと。そして自身も、意図的に、政治的に、自らのために。傍流、辺境、周縁。

そしていよいよ、オリヴィエ・メシアンとジェルジ・リゲティがやって来た。

「20世紀を語る音楽」読み始めてから1ヶ月を過ぎた。いつものことだけど読むのが遅くて、しかもすぐに寄り道しちゃうので、もう本の最初の方は全然覚えてない。

本は読む人の中に流れている|ちくま文庫|柴崎 友香|webちくま(1/2)

「ぼくにとっては本はつねに流れの中にあり、すべての本はこの机に一時滞在するにすぎず、何らかの痕跡を残して、必ず去ってゆく」

この本の痕跡は、わたしの中にあり、別の本の中で見つけることもあり、次第に他のたくさんの痕跡と重なり合っていく。

それから、

今週末のプレイリスト。

1年前のプレイリストからオウテカの "gr4" 。パトリシア・コパチンスカヤのヴァイオリンにパンクを感じるのと、あと、ララージのピアノ、びっくりするぐらい良い。一番気に入っているのはジュリアス・イーストマンの "Stay On It" 。

今週末の良かったこと

1984

タイムラインで見かけた「一九八四年」の話を取っ掛かりにして、ジョージ・オーウェルが20世紀の始めを生きた人だというのを発見する。21世紀の始めを生きる人、これは自分たちのことだったりする。

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オーウェルは11歳のときに第一次世界大戦が始まって、30歳を過ぎてまだ何者にもなっていないときにスペイン内戦が起きる。オーウェルは新聞記事を書くつもりスペインに渡って、革命の空気に感化されて人民戦線に参加する。

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のちに書かれた「動物農場」も「一九八四年」も、その時代の影響を受けている。作者の手を離れた作品は、次第にその意図から逸脱して、読者の解釈に踊り始める。

https://taizooo.tumblr.com/post/66975024

同じ風景を眺めても、同じ言葉を聞いても、違うものを見出しているのだ。まあ、気にすんな。

ということで、オーウェルのエッセイ「なぜ書くか」を読んでいる。

f59.aaacafe.ne.jp

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20世紀を語る音楽、分断、革命、傍観者

gyazo.com

アレックス・ロス「20世紀を語る音楽」、その最初から、音楽における分断を描いている。冒頭の20世紀始めではシュトラウスとマーラー、いま読んでいる冷戦時代ではブーレーズとケージ。ブーレーズはメシアン、ケージはシェーンベルクに師事している。大西洋を挟んでヨーロッパとアメリカ。

https://sawabe.hatenablog.jp/entry/2021/10/05/233148

一瞬語られ、通奏低音のように響く「分断」という言葉に思いを巡らせる。

分断、歴史のあらゆるところに現れる。ブルジョワ資本主義とマルクス社会主義、ファシズム全体主義と反ファシズム、反ユダヤ主義とシオニズム、きのこの山とたけのこの里、赤いきつねと緑のたぬき。

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ピーター・ドラッカー「「経済人」の終わり」に、理念なき者はアンチを唱える、っていうのがあって、前例を徹底的に否定することを教理とするとある。これは誰もが普段からしていることで、なんとなく気に入らないから反対を表明するみたいなこと。人によってはそれが簡単に伝播するんだけど、ある条件下では極端にその閾値が下がって爆発的に感染を拡げる。それが「革命」。ある条件下とは「人々が絶望しているとき」なのだそうだ。

20世紀の始め、ヨーロッパは絶望の淵にあった。その間隙をついて拡大したのがファシズムだった。ということらしい。

ある条件下では極端にその閾値が下がって爆発的に感染を拡げる。

これは、2007年以降、自分がインターネットで眺めてきた風景だったりする。なにかが起きているとすればその片棒を担いでいるのは間違いなく自分だ。傍観者の話。リブログの話。

それから、

甲府 vs 金沢 アウェイ 2-1 勝利。中村亮太郎、須貝英大 の得点。3位浮上。昇格圏との勝ち点差は8になった。残り試合は8試合。

鳥海芳樹、曰く、

鳥海芳樹「”若手の力で昇格した”と言わせるくらいのモチベーションで頑張りたい」【練習場から】 : 山梨フットボール

日替わりで誰かが活躍すること。それは若手にしかできないことだと思うので誰かが日替わりで活躍して勝つしかない

勝っても負けても引き分けても、次の試合が一番大事。勝負は時の運だけど、最後は右肩上がりでいきたい。

それから、それから、

今週末のプレイリスト。一言でいうと「傑作」(当社比)

今週末の良かったこと

読書の話

アレックス・ロス「20世紀を語る音楽」、第1巻が終わって、第2巻を読み始めた。まだ読み終わっていないのに、ピーター・ドラッカー「「経済人」の終わりに」を読み始めた。

「20世紀を語る音楽」、第2部は

20世紀を語る音楽 - taizooo

第1巻
  第2部 1933‐1945年
    7 恐怖の芸術——スターリン時代のロシアの音楽
    8 万人のための音楽——F・ルーズヴェルト時代のアメリカの音楽
第2巻
  第2部 1933‐1945年 (承前)
    9 死のフーガ——ヒトラー時代のドイツ音楽

となっていて途中で第1巻と第2巻をまたぐ。第2部は第二次世界大戦の直前からその終わりまで。



「「経済人」の終わりに」は、ドラッカー最初の著作で、1939年、第二次世界大戦がまさに始まるときに出版された。ドラッカーの書籍、面白くて「まえがき」に、その本の位置づけが書かれている。

https://twitter.com/hitode909/status/1297847780300353538

ドラッカー名著集を読んでると、まえがきにこの本はバランスが良いですって著者からの冷静な分析がついていて面白い

「「経済人」の終わりに」ではこう書かれている。

積読山脈について 2021/10 - taizooo

本書は政治の書である

ブルジョワ資本主義、マルクス社会主義、ファシズム全体主義。帝国主義と希望の国アメリカ。自由と平等。

世界史、疎くて、20世紀の初めになにが起こって、世界がこんなふうになったのか全然知らない。音楽が今のようになったのは世界の変化に影響を受けていて、世界がこのようになったのは人間がなにに希望を見出してなにに絶望したのかに依っている。

http://web.archive.org/web/20160304193237/http://page.freett.com/rionag/marx/mcp.html

ヨーロッパにはお化けが出ます。共産主義というお化けが。古きヨーロッパのすべての権力が、このお化けを祓うため、神聖な同盟に加わっています。教皇とツァー、メッテルニヒとギゾー、フランスの急進派とドイツの密偵。

ホーム15戦、無敗

J2リーグ 第33節 甲府 vs 琉球 ホーム 小瀬 1対0 勝利。

ホーム15戦、無敗。新記録。しかしJ1 昇格の2位以内との勝ち点差は10のまま変わらず。可能性は必ずしも高くはない。けどもなにかが起きそうな気配を感じさせる、そういう期待、希望を引き寄せるような試合だった。宮崎純真、2試合連続のゴール。

https://twitter.com/taizooo/status/1446764152752533504

純真のゴール、バクスタからちょうど真後ろで、本当に一瞬、ゴールまでスペースが出来た。一振り、閃光、ズドン。時間が止まった

わずか1点のリードのロスタイム、琉球の怒涛の攻撃のなか、身体を投げ出すようにしてシュートブロックする選手の姿があった。

https://twitter.com/taizooo/status/1446753704082755585

河田ーーー

走っていったら走って帰る(リプリーズ)

それから、

調子づいて、(自分としては)良いペースで走って行って、走って帰ってきた。1時間弱、走って行って、2時間、サッカー応援して、1時間弱、走って帰ってきて、結果、疲労困憊してしまった。日曜日、まったく動けない感じになってしまい、裏山に入るという野望は脆くも崩れ去った。来週、がんばる。

それから、それから、

一曲目は muxtape 005 からコンロン・ナンカロウ、自動演奏ピアノのための習作第25番。今回の一番の発見は、ジュリアス・イーストマン。Spotify の検索から Sub Rosa レーベルで引っ掛けました。ブックオフの激安コーナーから Spotify に変わっても、基本変わらず、ジャケットの絵柄で盤を選びます。

https://twitter.com/taizooo/status/1446504397312192517

なんとちょうど BBC Radio 3 の composer of the week が Julius Eastman だった!

https://www.bbc.co.uk/sounds/play/m00108fjwww.bbc.co.uk

今週末の良かったこと

コピー・アンド・ペースト

https://copyanddestroy.hatenablog.com/entry/2018/12/01/095247

文章の長さは気まぐれに長くなったり縮んだりを繰り返しながら徐々に散文になっていった。

「2018年を探す」によると、2015年から書く場所をコロコロと変えながら続けてきたこの「今週末の良かったこと」は、箇条書きからだんだん散文になっていったとある。2021年の今では、ただのコピー・アンド・ペーストに成り果てている。

https://twitter.com/taizooo/status/1443939681599557636

まるで「アルジャーノンに花束を」じゃん、とか思った

でも、まあ、しばらくはこのスタイルでいく。

インターネットぽさ

https://twitter.com/taizooo/status/1442787969790722051

ときどき思うんだけど、自分、インターネットっぽさ、全然ないな

これは自分にとっての紀元0年、2007年以降の reblog 世紀を意味する。自分の定義においてそれは、2007年の tumblr 登場から2011年の tumblr developer's meetup までの期間を指す。自分の姿勢とか思考とか志向とかシンプルに明確だった。

2021年の自分は曖昧にモヤモヤとした存在としてある。2016年にこんなことを書いている。

https://copyanddestroy.hatenablog.com/entry/2016/12/01/000000

インターネットからは自分が「インターネット的」だと思っていたものがなくなってきたんじゃないかという気持ちがある一方で、モニターのコチラ側に振り返ってみると逆に「インターネット的」な雰囲気に侵食されてきているような気もしている。

一方的に片方の影響がもう片方に流れ込んでいるというよりも、その流れは双方向的になってきているような。でも、じゃあ自分が思っている「インターネット的」なものが何を指すのかというと、実際にはよくわからない。

インターネット的、インターネットぽさ。

https://copyanddestroy.hatenablog.com/entry/2018/12/01/095247

インターネットの10年間で理解したことの一つは AutoPagerize で、それは時間軸を移動すること。認知の範囲には限界の底( dsbd の底)があって、でも実際にはその底の向こう側にも世界が広がっていること。もう一つは Powers of Ten で空間のスケールを変化させること。いくつもの階層が折り畳まっていることと、その外側には別に龍は住んでいないこと恐れることはないこと。

「2018年を探す」というこの文章は、書いた当時はあまり出来が良くないと思っていて読み返したりしなかったんだけど、2021年の今、読み返すとちょっと響いてくる部分があったりする。

https://twitter.com/taizooo/status/1443749597612896274

「インターネットっぽさ」を探していたんですが、そこでベスト・オブ・ザ・イヤーを再発見しました

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ということで、今年も残すところ3ヶ月となりました。

https://twitter.com/taizooo/status/1443752655621222402

ベスト・オブ・ザ・イヤー、今年もやるよ、やるってばよ。生き延びるぞ、生き延びよう

生き延びるぞ、生き延びよう

甲府 vs 山形

gyazo.com

https://twitter.com/taizooo/status/1444163583839858691

観に来たんじゃなくって、ともに戦いに来ました

J2リーグ 第32節 甲府 vs 山形 ホーム 小瀬 2対0 勝利。

スタジアムはいつ以来だろうか。やっとスタンドに立てた。宮崎純真のカットインからのキレのあるゴールと、鳥海芳樹の一生に一度、目にすることが出来るかどうかという50m弾のゴールで勝利した。甲府を蘇らせた最終ラインの鬼のようなアップダウン、ラインコントロールは残念ながらテレビやスマートフォンの画面からはわからなかった。スタジアムで見たそれは想像を超える凄まじいものだった。相手チームはその背後を突こうとし、我々はハイラインでそれを粉砕する。真っ向勝負。

https://twitter.com/taizooo/status/1444300344846999553

今日もアレとかコレとか喰らってたらボロ負けもあった。ラッキーはあった。必然もあった。われわれは、まだ死んでないんで

50m弾

鳥海芳樹、そのキャラクターと、ゴールの際立った印象と、まさに意外性の男。センターサークル自陣側でパスを受けるとターン、そのままワンステップでロングシュートを打つ。糸を引く軌道。ゴールキーパーを置き去りにしてゴールマウスに吸い込まれるボール。立ち上がり揺れるスタンド。歓喜。ただの一点ではなく勇気とサッカーの素晴らしさを呼び起こすゴールだった。


via https://youtu.be/dgZ9QDBytw0?t=117

走っていったら走って帰る

https://twitter.com/marr/status/1444242938867769347

yuta さんがメインから、taizooo さんがバックから、ワシがゴール裏から、それぞれ念を送れば、まぁそういうことだ。

https://twitter.com/taizooo/status/1444250770497409024

marr サンがゴル裏から、 yuta サンがメインから、オレが平和通りを走って行けば、まぁそういうことだ。


それから、

今週末のプレイリスト

https://twitter.com/taizooo/status/1443922766860677125

一曲目は muxtape 004 からジェルジ・リゲティ "バレル・オルガンのためのムジカ・リチェルカータ"

https://twitter.com/taizooo/status/1444464957651763207

気に入ってるところ 一年前のプレイリストからリゲティの自動オルガンのためのムジカ・リチェルカータ、ロシア・カルムイクの民俗音楽、ノラ・ブラウンのブルーグラス、そしてバルトークのミクロコスモス148番から153番、ってところ

https://twitter.com/taizooo/status/1444465684868571136

ノラ・ブラウンのブルーグラス、土っぽさ、埃っぽさ。ブルーグラスってスコッチ・アイリッシュにルーツがあるのね。

https://twitter.com/taizooo/status/1444466437213474818

だいたい全部偶然で、あとから意味が繋がる。網の目、 Web 、路上に転がるハイパーリンク


今週末の良かったこと





ちょっと付け足し

気に入っているところは M. Sage のポロンポロンとなる短いピアノの曲とコンロン・ナンカロウの拍子っ外れな短いピアノのフレーズを繋いで Lucia Nimcová と Sholto Dobie の民俗音楽のフィールドレコーディングからリゲティのヴァイオリン・コンチェルト、そしてエサ=ペッカ・サロネンとロサンジェルス・フィルハーモニックの、バルトーク "The Miraculous Mandarin" 「中国の不思議な役人」 に繋いでるところ。

もう、いまの興味が全部入っている感じ。

https://twitter.com/taizooo/status/1441229997717409794

金曜日なので1年前のプレイリストを聴きながら出勤した。「今週末のプレイリスト」の1曲目を選ぶ

https://twitter.com/taizooo/status/1441398609832939525

一曲目は muxtape 003 からジェイコブ・コリアー "Djesse"

本当はアンサンブル・モデルンがコンロン・ナンカロウのプレイヤー・ピアノを演っているのを1曲目にしようと思ったんだけど、今の自分だったら違う曲を選ぶなー、とか思ったのでそっちをクリップした。3曲目。

1年前に選んだのは "Studies for Player Piano: Study No. 6" 、1年後に選んだのは "Studies for Player Piano: Study No. 19" 。

ちょっとずつ、耳や頭が書き換えられている。たぶん、おそらく。

今週末の良かったこと

20世紀を語る音楽、ノイズ

2020年の1月から積読だった「20世紀を語る音楽」に手をつけた。先週は全く本に手をつけなくて、怒涛の読書期の終了かと思ったけど、BBC Proms 2021 でバルトークを聴いてから、その後、なんかいろいろな興味が繋がって、「20世紀を語る音楽」を読む雰囲気になった。なにがきっかけになるかわからない。

https://copyanddestroy.hatenablog.com/entry/2020/01/27/180748

「20世紀を語る音楽」原題は "The rest is noise" 邦題より断然カッコイイ。

https://twitter.com/taizooo/status/1439023065338298370

「音楽はときとしてノイズに似ている。なぜなら音楽はまさにノイズだ、


バルトーク・ベーラ、ハンガリー民謡、20世紀

www.bbc.co.uk

https://copyanddestroy.hatenablog.com/entry/2021/09/13/182059

パトリシア・コパチンスカヤと Folktone Band と BBC スコティッシュ交響楽団(BBC SSO)のベラ・バルトークの楽曲と収集したハンガリー民謡のミックスとか、

https://twitter.com/taizooo/status/1431783337744429063

バルトークが収集した? ハンガリー民謡と組み合わせた演奏だった。良かった

https://twitter.com/taizooo/status/1431783706167971841

バルトークも20世紀の音楽家で、二つの世界大戦に翻弄されてて、最後はアメリカに移民してるのかー

https://twitter.com/taizooo/status/1431784741817106439

最初の民謡のとき、タラフ・ドゥ・ハイドゥークスかと思ったけど、タラフはルーマニアかー

https://twitter.com/taizooo/status/1437438190399328258

ハンガリー民謡のオリジナルと、それのバルトーク・ベーラとコダーイ・ゾルターンのアレンジメントが、ひたすら順番に並んでいる、という硬派なヤツ

https://twitter.com/taizooo/status/1437767768749666304

バルトーク、第二次世界大戦でアメリカに渡ってるので、収集してたハンガリー民謡のヤツ、スミソニアン・フォークウェイズにあるかなーと思ったらやっぱりあった

folkways.si.edu

https://twitter.com/taizooo/status/1437768451343282176

ルーマニアのもある

folkways.si.edu


2段組、書見台

「20世紀を語る音楽」、ページを開くと2段組だったりする。2段組であるという理由だけで、積読山脈に埋没させてたりしたけども、いまや自分は、書見台という武器を手にしているのだ。あふれる無敵感。

それから、

甲府 vs 大宮 ホーム 1-0 勝利。


https://www.jleague.jp/match/j2/2021/091814/live/


公的な立場( COVID-19 )と私的な都合(法事とか)と安全・衛生の関係(台風、雨)で DAZN 中継での観戦だった。
宮崎純真の獲得した PK をリラが決めた虎の子の1点を守って、3連勝となった。

https://twitter.com/taizooo/status/1439181895372136450

「2連勝はどこのチームでもできる。3連勝は強いチームじゃないとできない by 盛田剛平

勝っても負けても引き分けても、次の試合が一番大事。

それから、それから、

今週末のプレイリスト

https://twitter.com/taizooo/status/1438845348315729929

一曲目は muxtape 002 からアリス・コルトレーンとファラオ・サンダースのジャーニー・イン・サチダナンダ

https://twitter.com/taizooo/status/1439130127133134851

気に入ってるところ フォークウェイズのルーマニア民謡から巻き戻って、アリス・コルトレーンとファラオ・サンダースの "Journey in Satchidananda" 、Lucia Nimcová & Sholto Dobie のフィールドレコーディング、そしてパトリシア・コパチンスカヤのバルトーク、ヴァイオリン協奏曲ってところ

https://twitter.com/taizooo/status/1439204578524753923

今週末のプレイリスト、一年前のプレイリストと今を繋ぐの、これ、凄くイイ体験だなーと思う。続けた甲斐があるというか、オレだけの唯一無二の体験であるというか

https://twitter.com/taizooo/status/1439205194177257474

一曲、一曲、毎週、毎週の変化はほんのわずかなんだけど、一年後には全然違う感じになってることとか

金曜日にはまず一年前のプレイリストを聴き直して、「今週末のプレイリスト」の一曲目にどれを選ぶか考える、という儀式が新たに追加された。

今週末の良かったこと

BBC Proms 2021 終幕


https://www.bbc.com/news/entertainment-arts-58533541

2021/7/30 から始まった BBC Proms 2021 が 2021/9/11 で終幕した。

https://copyanddestroy.hatenablog.com/entry/2021/08/02/164126

昨年は COVID-19 で急遽ライブがなくなって、過去の Proms が放送されたのとあと無観客でのライブ配信だった。過去の音源の方が観客の歓声やホールのざわめきがあってライブな感じで、ライブ配信は静寂に包まれているという不思議な感じがあった。

今年は COVID-19 の状況は変わっていないけども全てがライブだった。イギリス国外からのオーケストラの参加は当然なかった。楽しみにしていたメトロポール・オーケストラはやって来なくて主席指揮者のジュールズ・バークリーが BBC 交響楽団(BBC SO) を指揮した。

https://twitter.com/taizooo/status/1435581288665079811

BBC Proms 聴くようになって3年目なんだけど、これまでノリと雰囲気だけでクラシカル・ミュージック聴いて来てて、それでも演奏された曲とか作曲家とか演奏者とかから興味のリンクをたどれるようになったの、面白いなー、と思う

サイモン・ラトルとロンドン交響楽団(LSO)のストラヴィンスキーの3つの交響曲 Symphonies of Wind Instruments, Symphony in C, Symphony in Three Movements とか、

アントニオ・ヴィヴァルディの四季とアストル・ピアソラのブエノスアイレスの四季とか、

Manchester Collective のヘンリク・グレツキ、ハープシコード・コンチェルトとか、

ジェイムズ・マクヴィニーのオルガンと BBC コンソート・オーケストラ(BBC CO)のフィリップ・グラスとオリヴィエ・メシアンとか、

パトリシア・コパチンスカヤと Folktone Band と BBC スコティッシュ交響楽団(BBC SSO)のベラ・バルトークの楽曲と収集したハンガリー民謡のミックスとか、

アンナ・ラップウッドとハレ管弦楽団(The Hallé)のカミーユ・サン=サーンスの交響曲第3番オルガン付きとか、

たくさん思い出が出来ました。

https://twitter.com/taizooo/status/1437035720812621825

BBC Proms 2021 最終日なんだけど、クラシカル・ミュージックでもこんなに手拍子や鳴り物や歓声(まあ COVID-19 のことはちょっと横に置くとしよう)を上げることが出来るというのは、ちょっと忘れないようにしておきたい。音楽は音楽ということ

https://twitter.com/taizooo/status/1437041462181457920

終わってしまった。また来年(生き延びるぞー)

それから、

ランニングの話

裏山の登り口が工事で使えなくなったので、土曜日は別のルートの当たりをつけてた。登り口があるのは知ってたけど使ったことがないルートだったので、一度、裏から道路をぐるっと回って上って、上からルートを探しながら下りて来た。いつもの通りまでルートを確認して、もう一度登り返して同じ道を戻って来た。

こどもの国、駐車場、コンクリート張りの作業道、桜並木の林道、草、祠、草、イノシシ捕獲用のワナ、草、草、太陽光パネル、草、草、電波塔、直角、階段、閑静な住宅街、階段、階段、ぶどう園、ぶどう園、中央本線。

Out and Back 2時間30分。

普段、ロードランニングは川沿いのフラットで、こんなにアスファルトをアップダウンしたことがないので、リクリエーション・ランナーのくせに筋繊維が壊れて血尿が出た。





2回目のワクチン接種から4週間たって、やっと強度が出せるようになってきた。ほぼほぼ元に戻っている。せっかくルート開拓したので日曜日にはいつもの裏山へ意気揚々と駆け上ったもののすでに脚が終わっていて、満足度50%で帰ってきた。


読書の話

積読山脈について 2021/9 - taizooo

言っておきたいことがあるとするとこの読書のビッグウェーブ、終了のお知らせ、かもしれない

まったく本に手を付けない週末だった。今年初かもしれない。積読山脈、高く積まれているけど、食指が動く本がない。積読山脈のせいというよりは自分自身の気分の問題だろう。


サッカーの話

甲府 vs 群馬 アウェイ 3-0 勝利。
得点を見れば、圧勝に見えるけど、ピンチもあった、ラッキーはあった。引き分けもましてや負けも有り得た。

https://twitter.com/taizooo/status/1437026350246727680

イズミサーワがアキレス腱断裂でこのままドツボにはまっててもおかしくなかった。ラッキーもあった。反骨心もあった。積み重ねてきたものもあった。たぶんこれから掴むものもある。最後は右肩上がりでありたい

勝っても負けても引き分けても、次の試合が一番大事。


https://www.jleague.jp/match/j2/2021/091201/live/

それから、それから、

「今週末のプレイリスト」53回目、つまり2年目に突入した。

それで1曲目を、「心のベストテン」(好きとか嫌いとかの外側にある曲)から選ぶという縛りから、1年前の「今週末のプレイリスト」から選ぶというルールに変更した。

https://twitter.com/taizooo/status/1436659181260455938

たったそれだけのことでなんか雰囲気変わった気がする

https://twitter.com/taizooo/status/1436659632366186496

甘えがなくなったつうか、シュッとしたつうか、オモロがなくなったつうか、なんというかかんというか

縦軸に自分の音楽の歴史、横軸に今の音楽の興味をクロスさせてたのを、縦軸に1年前に掘っていた音楽、横軸に今の音楽の興味をクロスさせる。せっかく作ったプレイリストを捨て置くのももったいないという気持ちもあった。tdiary の長年日記的な時間軸の串刺し、リンク。

https://twitter.com/taizooo/status/1436662500745875458

気に入ってるところ グレン・ブランカのなんか凄い Symphony No.13 、カミーユ・サン・サーンスの Symphony No.3 オルガン、山本精一のギターからラルペッジャータのモンテベルディに巻き戻るところ

今週末の良かったこと

21世紀の資本、読了

https://twitter.com/taizooo/status/1434319824335765508

衝撃の事実:「21世紀の資本」読了

タイムラインを漁ると一番最初に「21世紀の資本」に触れていたのは6年前のこのときだった。

https://twitter.com/taizooo/status/573123487788756993

21世紀の資本、suyhnc が読んで面白かったって言ったら読む。

で、直接のきっかけになったのは2ヶ月前の「暴力と不平等の人類史」だった。

https://twitter.com/taizooo/status/1406603805634928646

ウォルター・シャイデル「暴力と不平等の人類史」ここまで読んできて、どうやらトマ・ピケティ「21世紀の資本」と関係あるのがわかってきて俄然ヤル気が出て来た

ちゃんと向かい合ったのは週末だけだったけど、1ヶ月で読んだ。自分としては爆速である。これは、「暴力と不平等の人類史」「大不平等」「21世紀の資本」というふうに新しい方から古い方へ読み進めたというのがまずひとつ。5月の終わりに「暴力と不平等の人類史」に手をつけてからずーっと「不平等」や「格差」について考えていたというのが一つ。それから、一番最初にたくさんの時間を突っ込んだ(「暴力と不平等の人類史」には2ヶ月、掛かった)というのがもう一つ。

人は自由に生まれ、自由のまま権利において平等な存在であり続ける


米国の独立宣言(1776年)は、万人が幸福の追求について平等な権利を持つと主張している。ある意味で、教育と保健医療への基本権に関する現代的な信念は、この主張につながっていると言える。ただしそこに到達するまでにはずいぶん時間がかかったのではあるが。

フランス人権宣言(1789年)第1条もまた「人は自由に生まれ、自由のまま権利において平等な存在であり続ける」と宣言する。でもこの一節の直後には次の宣言がある。 「社会的差別は、共同の利益に基づくものでなければ、設けられない」。これは重要な追加だ。最初の文で絶対的な平等の原理を主張しているのに、この二番目の文はきわめて本物の格 差の存在に言及している。


裕差が認められるのは、それが「共同の利益」に基づく場合のみ、というのだ。すると「共同の利益」を定義する作業が残る。人権宣言の起草者たちは主にアンシャン·レジーム期の階級や特権の廃止を念頭においていた。これは当時、恋意的で無益な不平等性をまさに体現するものと思われていた。つまりそれは「共同の利益」に貢献していないものと思われていた。

でもこの用語をもっと広く解釈することもできる。ひとつの解釈として考えられるのは、社会的不平等が容認できるのは、それが万人の利益になるとき、特に最も恵まれない社会集団の利益にかなうときだけ、というものだ。したがって基本的人権や物質的な利得は、最も権利や機会の少ない人の利益にかなうかぎり、できるだけ万人に拡大すべきだということになる。

米国の哲学者ジョン·ロールズが『正義論』で持ち出した「格差原理」も似たような意図を持つ。そしてインド人経済学者アマルティア·センお気に入りの「ケイパビリティ」アプローチもまた、基本的な論理の点ではそんなにちがうものではない。

ドロップされたニュー・シット

https://twitter.com/taizooo/status/1433963627439034368

それではここで、本日、ドロップされたニュー・シットをご覧いただきます

柄にもなく、パタゴニアを買った。キャプリーンのTシャツとバギーショーツ。買って早々、バギーショーツのインナーパンツを切り離して、ビローンと長いラベルを切った。もう返品出来ない。初めて買うのでサイズ感を知りたかった。Mサイズを買った。Sサイズでもいけそう。週末のランニングで試した。

https://copyanddestroy.hatenablog.com/entry/2018/05/21/190449

"日常生活と走ることの境目を薄くする"

というのが目的で、「日常生活との境目を薄くする」というのは自分とって大事なテーマになっている。それはアレックス・オノルドのポケットでスマートフォンを鳴らしっぱなしにする話だったり、グラント・ピータセンの "No ride too short" の話だったり、ザック・ミラーのカシオの話だったり、「今週末のプレイリスト」の話だったり「積読山脈」の話だったり「洗濯物を畳む」話だったりする。

ヤングガンども


https://www.jleague.jp/match/j2/2021/090404/live/

甲府 vs 京都 ホーム 小瀬 3-0 勝利

見に行けなかった。DAZN 観戦。宮崎純真が1ゴール1アシスト1スルーパスの全ゴールに絡む大活躍。前節、COVID-19ワクチン接種によるコンディション不良があったとはいえ、町田に0-3という大敗で、この試合を落とすと残ったほんのわずかな希望も消え去ってしまうんじゃないかという瀬戸際で、ヤングガンどもが躍動して、ガッツポーズが特徴的だったあの監督がいうところの「リバウンド・メンタリティ」を発揮、首位、京都から勝点3をもぎ取った。

最後のヒーローインタビューで宮崎純真は言った。「ヴァンフォーレ甲府、まだ死んでいなんで」。ダミ声が特徴的だったあの監督は言っていた。「勝っても負けても、次の試合が一番大事」「最後の最後に、右肩上がりで」。反攻の9月が始まった。

今週末のプレイリスト

一曲目はローリング・ストーンズ。そして二曲目がストラヴィンスキー。記念すべき52個目。つまり1周年。

今週末の良かったこと

サッカーはあった。記すべきことなし。モデルナ接種2回目の体調不良からのリカバリーはまだ出来ていない。体調整わなくても読書は出来る。文章書けなくてもコピー・アンド・ペーストは出来る。そんなときでも音楽はお構いなく、ただ勝手に鳴っていてくれる。

BBC Proms 2021


www.bbc.co.uk


https://twitter.com/taizooo/status/1429774005725143048

サイモン・ラトルと LSO

https://twitter.com/taizooo/status/1429777619889709056

このストラヴィンスキーはとてもイイので、また後で聴こう

https://www.bbc.co.uk/sounds/play/m000yzd3

Symphonies of Wind Instruments
Symphony in C
Symphony in Three Movements

https://twitter.com/taizooo/status/1430150436934217729

ストラヴィンスキー "symphony in three movement" ピアノが鳴るのとジャズっぽいフレーズが出て来る



www.bbc.co.uk

https://twitter.com/taizooo/status/1430873831208493062

ヴィヴァルディの四季とピアソラの四季

https://www.bbc.co.uk/sounds/play/m000z0gp

The Four Seasons
The Four Seasons of Buenos Aires



www.bbc.co.uk

https://twitter.com/taizooo/status/1431783337744429063

バルトークが収集した? ハンガリー民謡と組み合わせた演奏だった。良かった

https://twitter.com/taizooo/status/1431783706167971841

バルトークも20世紀の音楽家で、二つの世界大戦に翻弄されてて、最後はアメリカに移民してるのかー


https://twitter.com/taizooo/status/1431784741817106439

最初の民謡のとき、タラフ・ドゥ・ハイドゥークスかと思ったけど、タラフはルーマニアかー

今週末のプレイリスト

https://twitter.com/taizooo/status/1431259337301770244

一曲目は summer madness

https://twitter.com/taizooo/status/1431266082707304449

テリー・ライリーの "You're Nogood" は インターネット・スターのあの人のツイート から

https://twitter.com/taizooo/status/1431441530212929536

「今週末のプレイリスト」、夏でくくった感じなんだけど、本当は、夏の曲で一番好きなのは ECD の "summer madness" です

https://twitter.com/taizooo/status/1431963277450305539

気に入ってるところ クール・アンド・ザ・ギャングの "summer madness" 、アストル・ピアソラのブエノスアイレスの夏、ヴィヴァルディの夏の嵐、そしてテリー・ライリーのイカれた "you're nogood"

21世紀の資本




https://twitter.com/taizooo/status/1431835857640570880

「富裕国が今日、資産が自国の手を離れつつあると感じる主な理由は、民主的な主権が失われているためだ。


https://twitter.com/taizooo/status/1431530887657578500

このあたりにいます


https://twitter.com/taizooo/status/1431838686111436803

いよいよ終盤

積読山脈 2021/8


via https://www.patagonia.jp/blog/2014/12/yatsugatake-yokodake-higashimen-kitazawa-runse/

https://twitter.com/taizooo/status/1431069938391736324

scrapbox 使ってて気がついたことは、大事なページほどデカイ写真が貼りたいっていう自分のクセ(この場合貼られる写真は本文に関連する必要はありません)。

https://twitter.com/taizooo/status/1431070010873577473

デカイ写真を貼れ! 話はそれからだ

https://twitter.com/taizooo/status/1431070102649114626

デカイ写真が貼られた様子です

scrapbox.io

https://twitter.com/taizooo/status/1431185336370032646

読まれた本より積まれなかった本、踏んだリンクより顧みられなかったリンク、引用された文字列より捨て置かれた文章、リブログされた写真よりスルーされた景色にこそ価値があるのだ、という姿勢の話ですね

https://twitter.com/taizooo/status/1431496956971413505

思いつきを適当に文字にしてそれを何回も何回も読んでると、思考が固定化されていったりするよねー。まるで、それは最初から決まっていたことだ、みたいに

https://twitter.com/taizooo/status/1431497190644486152

これを読んでいる(書いている?)感想です

https://twitter.com/taizooo/status/1431497852010696709

考えすぎると停滞しちゃって、書いて忘れてそのまま捨て置いて、思いつきで全然違う穴を掘る(山を積む)っていうことも多い

https://twitter.com/taizooo/status/1431498251300073477

モズの生贄みたいに、すっかり忘れちゃって、7年後くらいにまた同じ場所に戻ってくるみたいな

今週末の良かったこと

21世紀の資本


https://twitter.com/taizooo/status/1428935323669581824

これらトップ所得層には米国の経済学者も含まれ、その多くが米国の経済はかなりうまく機能しているし、とりわけそれは才能と実力に正しく正確に報いているからだと信じている。

https://twitter.com/taizooo/status/1428940968120619008

途中まで、ちゃんと経済学の知識あったほうが「21世紀の資本」理解できるなー、とか思ってたけど、とりあえずいま持っている武器だけでガーっ行くか、みたいな感じになってる

https://twitter.com/taizooo/status/1428941343104016388

必要なら、もっと知識や知恵を持ってから、再読するだろ、みたいな


https://twitter.com/taizooo/status/1429267185113784324

アングロ・サクソン諸国と相対するグループとして、大陸ヨーロッパに日本がくくられているの、興味深い

https://twitter.com/taizooo/status/1429268172503281665

20世紀初頭から、ユーラシア大陸の両端に位置する国家が、同じような政治的、経済的な歴史を歩んだってことだから

https://twitter.com/taizooo/status/1429269080276492296

「どう見ても所得構造と所得格差に関して日本はヨーロッ パと同じ『旧世界』の一部だった。20世紀を通じて日本とヨーロッパが似たような変遷をとげたこともまた興味深い」

https://twitter.com/taizooo/status/1429416554479841284

あれかな、勘だけど「21世紀の資本」って「(21世紀の)資本論」という意味でつけた題名だったのかな?

https://twitter.com/taizooo/status/1429416693252517894

そしたら次は「資本論」行かないと、なのかー

https://twitter.com/taizooo/status/1429416729227128834

マルクスかー

https://twitter.com/taizooo/status/1429691784486031363

「資本とイデオロギー」11月に出るらしいけど、オレが読むのはたぶん5年後くらいだろうな

トンネルを掘る話

https://twitter.com/taizooo/status/1429297923578159108

「トンネルを掘る話」口語体で書かれているけど、漢字が旧字で、ほぼ略さず全てに使うべき漢字が当てられているのと、使われている活字の形が素敵で、目に刺激的

https://twitter.com/taizooo/status/1429118810938765313

fire hd 10 で「トンネルを掘る話」 ( pdf 縦書き)を読むために perfect viewer をインストールするなどした。dropbox で同期してる





BBC Proms 2021





今週末のプレイリスト

https://twitter.com/taizooo/status/1428708988653215746

一曲目はアンダーワールド

https://twitter.com/taizooo/status/1428709306992521217

今回は腕力でねじ伏せた感じ

https://twitter.com/taizooo/status/1428711391326732293

聴きたい曲をとにかくガンガン詰め込んだ(ただし合計は1時間)、という意味です

https://twitter.com/taizooo/status/1427129986251575297

Anna Meredith "nautilus" 超イイ

https://twitter.com/taizooo/status/1427616837206831104

BBC Proms 2021 の Shiva Feshareki の回、楽しみ

https://twitter.com/taizooo/status/1427883631150735370

気になる--- https://scrapbox.io/cd/Symbiosis_%7C_Bill_Evans

https://twitter.com/taizooo/status/1427884035854852107

Claus Ogerman じゃん

https://twitter.com/skirt_oh_skirt/status/1428681083227295748

Princeの"I Feel For You"の弾き語りデモがかかっています。ギターのタイム感、コード感、歌、すべてがキレてて完璧。すごすぎ。

https://twitter.com/taizooo/status/1428877445273309184

今回の気に入ってるところ クリス・シールのマンドリンの駆け抜けるバッハから巻き戻ってボーン・スリッピー、そしてプリンスのいなたいアイ・フィール・フォー・ユーのデモ、アンナ・メレディスのノーチラス、グレン・ブランカのシンフォニー No.3 と畳み掛けるところ

https://twitter.com/taizooo/status/1428877848966623238

グレツキのハープシコード・コンチェルトは BBC Proms から

今週末の良かったこと

時間がないので写真だけ

BBC Proms 2021

Watarase - kuniyuki version

https://twitter.com/taizooo/status/1425097229774336002

渡良瀬の新しいヤツ、凄くイイ

AFX 50周年記念

https://twitter.com/BBC6Music/status/1426876575295938570

What track would you play at Aphex Twin's birthday party, and why? From his own material, to stuff you'd think he'd like, help #NP6Music mark Richard D James' upcoming 50th in suitable style. Sunday, from 6pm.

https://www.bbc.co.uk/sounds/play/m000yrb0www.bbc.co.uk

Nautilus | Anna Meredith

https://twitter.com/taizooo/status/1427129986251575297

Anna Meredith "nautilus" 超イイ

Symphony No.1 | Glenn Branca

https://twitter.com/taizooo/status/1425825177451917323

グレン・ブランカ、超カッコイイ

今週末のプレイリスト

https://twitter.com/taizooo/status/1426175970638106632

一曲目はユニコーン、デーゲーム

https://twitter.com/taizooo/status/1426177586749612034

オレの精一杯な Rock 感を喰らえ

https://twitter.com/taizooo/status/1426182532563824646

今週聴いたグレン・ブランカの引力に引っ張られて柄にも無く Rock な感じ。で、精一杯のユニコーン "服部" とジョン・レノン "Rock 'n' Roll"

https://twitter.com/taizooo/status/1426184428682768391

クラシカル・ミュージックを反対方向へぐるっと回ってグレン・ブランカからロックを再発見するの、大西洋からアジアを目指してアメリカ大陸を発見する感じ

https://twitter.com/taizooo/status/1426187527094865920

通して聴くとどっちかっつうとジャズっぽかった

https://twitter.com/taizooo/status/1426781644715741184

個々にはそれぞれ全然違うんだけど、通して聴くとなにか一体に聴こえる、っていうのも mixtape のおもしろいところかしら

21世紀の資本

今週末の良かったこと

時間がないので写真だけ

21世紀の資本

積読山脈

BBC Proms 2021

走った

土曜日は午前中、川沿いのフラットを10:1のウォークブレイクで2時間。途中3ループだけはちょっと追い込んで(Zone2~Zone3)。日曜日は夕方16:00から裏山のアップダウンを2時間。もっと追い込んで(Zone3~Zone4)。COVID-19 ワクチン接種から3週間でやっとフィジカル戻ってきたけど来週は2回目の接種だったりする。副反応ひどくないことを祈るのみ。

今週末のプレイリスト

一曲目はボビー・ハンフリーのハーレム・リバー・ドライブ。オリジナルアルバムからじゃなくてコンピレーションアルバムからピックアップした。これは Blue Note Records の blue break beats vol.1 への敬意を表しています。blue break beats vol.1 大昔、まだこの手の音源はオリジナルのものが手に入らなくて、がんばって輸入盤で手に入れた。いまでも押入れのどこかに入っている。最後、板橋文夫の渡良瀬からハーレム・リバー・ドライブに巻き戻るの、ちょっとグッと来るものがある。

今週末のプレイリスト、いつもポケットのスマートフォンで鳴らしながら走ってるんだけど、今回は kink gong のチベット仏教フィールドレコーディングが入ってて、ちょっと不思議な雰囲気を道にばら撒きながら走った。

「今週末のプレイリスト」と BBC Proms を両方回すのなかなか大変。でもまあ音楽は勝手に鳴っていてくれるのでイイ。

今週末の良かったこと

今週末のプレイリスト 47個目

1曲目は bird "SOUL" そして今回は4曲しか入らなかった。その理由はテリー・ライリー "in C" を入れたから。1曲42分。曲と言っていいのかどうか。

https://en.wikipedia.org/wiki/Musical_piece

In C is a musical piece composed by Terry Riley in 1964 for an indefinite number of performers. He suggests "a group of about 35 is desired if possible but smaller or larger groups will work".

In C は、1964年にテリーライリーが無数の演奏者のために作曲した楽曲です。 彼は、「可能であれば約35のグループが望ましいが、より小さなグループまたはより大きなグループが機能する」と示唆している。

In C consists of 53 short, numbered musical phrases, lasting from half a beat to 32 beats; each phrase may be repeated an arbitrary number of times at the discretion of each musician in the ensemble. Each musician thus has control over which phrase they play, and players are encouraged to play the phrases starting at different times, even if they are playing the same phrase. In this way, although the melodic content of each part is predetermined, In C has elements of aleatoric music to it.

In C では、53の短い番号付きの音楽フレーズで構成され、半ビートから32ビートまで続きます。 各フレーズは、アンサンブル内の各ミュージシャンの裁量で任意の回数繰り返すことができます。 したがって、各ミュージシャンはどのフレーズを演奏するかを制御でき、プレーヤーは、同じフレーズを演奏している場合でも、異なる時間に開始するフレーズを演奏することが推奨されます。 このように、各パートの旋律の内容は決まっていますが、 In C には偶然性の音楽の要素があります。

テリー・ライリー "in C" 、ジョン・ケージ "Four 6" と同じくらい好きだ。

BBC Proms 2021 開幕

BBC Proms 2021 開幕した。2021/7/30 から 2021/9/11 まで。ロンドンと日本は時差が-8時間ある(イギリスはサマータイム)。

昨年は COVID-19 で急遽ライブがなくなって、過去の Proms が放送されたのとあと無観客でのライブ配信だった。過去の音源の方が観客の歓声やホールのざわめきがあってライブな感じで、ライブ配信は静寂に包まれているという不思議な感じがあった。今年は人数を制限してホールでのライブ演奏になっている。これから毎日2時間30分の演奏が6週間続く。楽しみなような、修行のような。

100m

https://twitter.com/taizooo/status/1421403876733820930

横一線でいっぺんに走ってとにかく相手に勝つ、という競技を見ます

https://twitter.com/taizooo/status/1421405122010091523

横一線でいっぺんに走ってとにかく相手に勝つ、 RAC と 2021AC2021 の精神ですね

https://twitter.com/taizooo/status/1209370157274910722

たとえ話にすると、100mで世界記録出したいならいつでも追い風が2mギリギリ吹くように設計されたトラックで一人ぼっちで走ればイイじゃん的な話で、オレが思うアドベントカレンダーは横一線でいっぺんに走ってとにかく勝ちたいって話だと思う

陸上競技、トラックのレースはその基本に、横一線に一緒に走って勝ったヤツが一番強い、というのがある。速いだけじゃ足りなくて強くなければならない。

ウサイン・ボルトという唯一無二のスプリンターがいなくなって日本では9秒台を出せるスプリンターが4人出てきて世界との距離が縮まったと思っていた。フタを開けてみると世界はどんどん前に進んでいた。予選を勝ち抜くにはベストパフォーマンスを発揮する必要がありかつてのようにゴールラインの手前で軽く流すなんていうレースは一本もなかった。そして準決勝を勝ち抜いた8名のうち7名が9秒台を出し、その上で決勝では自己ベストを更新した3名がメダルを獲得した。

世界は全然立ち止まっていなかった。

ブランコ・ミラノヴィッチ 「大不平等」からトマ・ピケティ「21世紀の資本」へ

読了した。ウォルター・シャイデル「暴力と不平等の人類史」読んでから読むスピードが上がっている気がする。読書ってフィジカルな行為だと思う。適応が進んでいる。

次はいよいよトマ・ピケティ「21世紀の資本」行く。

そしてここに至って初めて自分が掘っている穴が経済学であると気づいた。

https://twitter.com/taizooo/status/1421712380585672708

自分の掘っている穴が、経済学だと気がついたときの顔をしている

https://twitter.com/taizooo/status/1421804025150730250

それではここで、積読山脈から発掘した、精一杯の経済学っぽい本をご覧いただきます。

積読山脈の多様性、無目的さについてそのうち書く(予定は未定)。

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