民主主義のつくり方 宇野重規
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宇野重規「民主主義のつくり方」見た目の地味さに騙されちゃダメでメチャ面白い。序文「はじめに」でいままでなんとなく集めてた断片(プラグマティズムとは)や生活の営み(洗濯物を畳む)がバンと音を立てて繋がった
民主主義のつくり方、一番最初に知ったのは2019/5月だった。引用だった。
『民主主義のつくり方』(筑摩書房) - 著者:宇野 重規 - 鷲田 清一による書評 | 好きな書評家、読ませる書評。ALL REVIEWS
以前、この人が〈身体〉という概念を用いて政治史を論じている文章にふれて、とても新鮮に感じたことがある。近代という時代に、社会を人体のように一つにまとめる「超越的な秩序」が不在となって、統合ではなく対立や分断を内に抱えていることがむしろ社会の構成要件になってゆくそのプロセスが、〈脱身体化〉としてとらえられていた。本書ではその視点が、民主主義の未来を展望するなかで、〈習慣〉という視点へと深められている。
このときにガツッと持っていかれたのは「統合ではなく対立や分断を内に抱えていることがむしろ社会の構成要件になってゆく」の方だった。それが2021/1月には「民主主義」「習慣」「身体」という言葉にガツンと嵌った。
畳むべき洗濯物を畳む
自分にとって日常で一番「身体」と「習慣」を意味するものは「洗濯物を畳む」ことだったりする。
洗濯物 from:taizooo - Twitter Search / Twitter
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毎晩毎晩、畳むべき洗濯物を畳んでいたら、プラグマティズムに繋がってしまった
科学の方法
それとは別にプラグマティズムに近づいた瞬間があってそれがこれだった。2020/3月。
陸上競技,研究,コーチング:あるいは理論と実践のはざまで - 陸上競技の理論と実際 - | 筑波大学 陸上競技研究室
最後に出てくるのが「科学の方法」です.この方法の画期的な要素は,「信念を,人間的なものによってではなく,人間の外の永遠なもの,つまり人間の思考によって左右されないものによって決定するもの」(パース,1968,p74.)に求めることにあります.そして,彼は「科学の方法」が他の方法よりも優れていることを主張しました
それはチャールズ・サンダース・パースだった。「科学の方法」そのときのメモには「理論と実践」と残されていた。このページの参考文献に
パース(1968)上山春平, 山下正男訳.論文集.中央公論社.
とあった。
中央公論社 世界の名著〈第48〉パース,ジェイムズ,デューイ (1968年)
プラグマティズムは1870〜74年の私的なクラブに起源を有する思想であり、その代表的なメンバーとしてチャールズ・サンダース・パース、ウィリアム・ジェームズらがいる。
ここで初めてこの3人と「プラグマティズム」という言葉を認識した。
バンと音を立てて
こうやってなにかの拍子にそれまでにあちこちフラフラと寄り道してきたあれやこれやがバンと音を立てて繋がったりする、という話を「今週末の良かったこと」として記録しておく。
そして、今週末のプレイリスト
一曲目はエイフェックス・ツインの "Xtal"