読み始めるまで
ウォルター・シャイデル「暴力と不平等の人類史」ここまで読んできて、どうやらトマ・ピケティ「21世紀の資本」と関係あるのがわかってきて俄然ヤル気が出て来た pic.twitter.com/wXslbMjFAU
— twwp™ (@taizooo) 2021年6月20日
「暴力と不平等の人類史」の原著が2017年で、「21世紀の資本」の原著(フランス語!?)が2013年だった
— twwp™ (@taizooo) 2021年6月20日
それではここで、本日、積み増された積読山脈をご覧いただきます pic.twitter.com/i1no1AAIrX
— twwp™ (@taizooo) 2021年7月18日
読み進めている様子
トマ・ピケティ「21世紀の資本」いきます pic.twitter.com/GxErpQm5HM
— twwp™ (@taizooo) 2021年8月1日
「21世紀の資本」読み進めている様子です pic.twitter.com/LuOD86Alld
— twwp™ (@taizooo) 2021年8月7日
「21世紀の資本」この冒頭では、幻想というか希望というか常識というか定説とされてきたことを、一つ一つ丁寧に覆していて、とても啓蒙的
— twwp™ (@taizooo) 2021年8月7日
「21世紀の資本」みたいな大著を刊行されてから十分枯れたタイミングで読むメリットは、意地悪いところでは答え合わせ的な読み方が出来ることと、関係する書籍が出版されてたりそういう高速道路が整備されてたりすることです
— twwp™ (@taizooo) 2021年8月7日
レガシーな男なので、いつだって周回遅れ
— twwp™ (@taizooo) 2021年8月7日
たとえば2章で、低い経済成長率の実態に言及したロバート・ゴードンは、この時点では論文だけでまだ本は出版されてなかった https://t.co/80b2KTkHYE
— twwp™ (@taizooo) 2021年8月8日
「暴力と不平等の人類史」と「大不平等」を読んでから「21世紀の資本」を読む、っていう体験そのものが「高速道路」を制限速度オーバーで走ってるようなもんだもの
— twwp™ (@taizooo) 2021年8月8日
こういうのが作者と読者(積読マスター)の間の非対称性っていうヤツなのだろう
— twwp™ (@taizooo) 2021年8月8日
非対称性の話
https://taizooo.tumblr.com/post/137136449845
読むことと書くことはそのスピードと難しさが全然違っててその部分にはかなり大きな非対称性がある。作者が命を掛けて何十年も書き続けた作品を派手に手荒に適当に扱って木っ端微塵に読み散らかすことが出来る。作者じゃなくて読者が完全に主導権を握っている。それが素晴らしいと思う。
https://copyanddestroy.hatenablog.com/entry/2018/02/15/174906
本を読むことは、自分が実際に過ごしている時間とは別の時間軸を持つことになる。そして、そのスピードを上げたり下げたり、ページを飛ばしたり戻ったりすることで、時間を伸ばしたり縮めたり早送りしたり巻き戻したり出来る。
外山滋比古サンは「乱読のセレンディピティ」で喋るスピードで読む、風のように読むことでセレンディピティを生むと言っていた。作者のスピード(書くスピード、考えるスピード)から逸脱することで、作品や作者の引力から脱出することが出来るなら、速いだけではなくて遅くても同じようなことが起きるのではないか。
https://scrapbox.io/taizooo/%E8%AA%AD%E6%9B%B8%E3%81%AE%E6%97%85#5e38bf86b30c010000a1ccee
2007年 AutoPagerize と tumblr の dashboard / twitter の timeline という流れ
時間軸を下ったり、上ったりすること
Powers of Ten みたいに世界をみること
科学というのは、おいしい料理のレシピを箇条書きするためのものではない
歴史というのは、決して懐古主義や懐メロ主義ではなくて、その真理を時間軸をベースに捕まえようとするものである
古典、原典、クラシックの意味はそのあたりにある