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『正義論』リスタート

日記の練習です。

先週、ミシェル・フーコー『カントの人間学』を図書館に返却してから、週末をはさんでまったく本を読まない日々を過ごしてしまった。本を読むのは(本を積むのは)フィジカルな行為なので、あんまり間を空けると筋肉が細ってしまう。

ということでジョン・ロールズ『正義論』に戻ろうと思ったんだけど、とにかく本が分厚すぎてもと居た場所がわからないのと、そもそも最後にページを開いたのがベストを書く前だったから1ヶ月くらいたってしまっていてリカバリー出来ず、リスタートに失敗。

第二部 第四章 40節 「<公正としての正義>に関するカント的解釈」っていう、「カント」の文字列が載っている節があるから、このあたりから再開しようと思っている*1

本章の議論の大半を費やして平等な自由の原理の内容とそれが規定する諸権利の優先権の意味について考察してきた。この最終節の段階で、〈公正としての正義〉の構想をカント的に解釈することが可能であり、平等な自由の原理もその解釈として導き出されると指摘しておくのが適切だろう。この解釈はカントの自律の観念を基礎としている。

いきなり最初の見開きページの左端に長々と*2、カントの『三批判書』についての注釈が載っていて、こっちを煽ってくる*3


図書館が冬季休業に入る前に、たくさん借りてきたい。年越しの積読山脈になるだけだけど。

読もうと思えばいつでも読める安心感に価値がある。

2024AC2024 断片集 - taizooo

*1:第四章の題名は「平等な自由」。自由についての章の一番最後にカントを呼び出すということはカントの思想と自由が関係あるってことだよな

*2:1ページの2/3のスペースを占める

*3:注釈の一番最後にオマケみたいに記載されている書籍の出版年が1970年なので、校正時にあわてて追記されたのだろう(『正義論』の初版は1970年)。さりげなく置かれているけど。ハンス・ライス『カントの政治思想』(1970 )〔翻訳版1989 芸立出版〕

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