suyhnc みたいに(みすず書房『読書アンケート』みたいに)、「この五冊」とか取り上げたいみたいな気持ちもなくはなかったんだけど、思い起こすと読了した本がなかった。
いや別に読了していなくても、というかまったく読んでいなくても(買っていなかったとしても)、「この一冊」とか華々しく宣言したって全然かまわないわけですが、
いまは開いたり閉じたりしている本、買おうかどうしようか迷っている本、買ったまま積み上げられている本、どれもこれもが、読んでいた何か、読んでいる何か、読むであろう何か、気にかかっている何か、まだ見知らぬ何か、そういう囚われの、まるで蜘蛛の巣のようななにかに絡まっていて、その本を単独、独立に良いとか悪いとか面白いとかつまらないとか位置づけることができないのです。なにがなにやら。そして僕は途方に暮れる