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MC68000

マッキントッシュの初代からPowerPCまでの間、MC68000やMC68020が使われたことはよく知られている。もっとも、このMC68000という石がパソコン業界というかエレクトロニクス業界に関わる人々に与えたイマジネーションは、パソコンの1シリーズで使われたというようなちっぽけな話ではない。

マイクロプロセッサは、いわば「ミクロコスモス」である。それが作り出す世界というのが、ライバルのインテルが“建て増し建築的”であるのに対して、モトローラのものはいかにも見通しがよい

(もっとも、インテルはその建て増し建築の合理性でウィンドウズとともに成功を続けているわけだが)。

初期のマッキントッシュやアミガのとくにマルチメディア系のソフトが「凄い」といわれた理由の1つは、間違いなくMC68000のなせる業である。その思想的な美しさは、日本も含めた世界中のエンジニアに「これで何かできる」という勇気を与えたわけなのである。

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