copy and destroy

catch and eat

今週末の良かったこと(最高の週末とは、きっとこんな感じ)

金曜日

「適当に身体を動かす活動」でいうと「予定通りの『完全なる休み』」。だからなにもしません。好きでやっているのにオフがウレシイというのはどういうことなのでしょう。家人が外出なので、湯船にお湯を張るのを節約するために寄り道して温泉に入って、そのあと途中の定食屋で夕食を決めました。

孫悟空 ( https://maps.app.goo.gl/Q7duh8jMYtuVUb7R8 )*1
gyazo.com

メインの生姜焼きより、セットでついてくる豚汁の方が大きいという。ご飯はこれで普通盛りである。最高である*2。そして帰宅後、徒歩で近所のコンビニへ。週末分のアイスクリームを購入。当然、明治エッセルスーパーカップも。最高の週末の始まりである。

土曜日

起床成功。まず最初にチェックするのは 2024AC2024 *3の進捗です。間に合うか心配だった誰かサンはなんと午前中に投稿完了。過去の自分とは何回でも再会することができます。その気さえあれば。最高の週末は継続されました。

ゴミ出し、洗濯にも成功。

昼過ぎから裏山へ。夜は家人が帰宅して、その足でラーメンを食べに行きました。大盛りと餃子一人前とアイスクリーム。帰宅後、即、貰い物のいちご大福。最高の週末は継続です。

日曜日

起床やや失敗。深夜のうちに 2024AC2024 が更新されました。最高の週末は継続されます。例年通り、情報量多めです。やたらと長大な誰かサン*4とは大違いで密度がすごい。

この活動には長らく参加してくれている人たちが何人もいて*5、そしてその人たちの「生活」を毎年毎年、目の当たりにして、

結局のところベストっていうのは「どう一年を切り取るのか」なんて些細なことではなくて「いかに毎日を続けるのか」ってことなんだよな、と思います。

昼過ぎから再び裏山へ。ここのところ土曜日は好き放題やる、日曜日はスローに長くやる、って決めていてまさに思い描いた通りのランニングになりました。最高の週末は継続されました。帰宅後、片付けも完了。夕食は頂き物の「なだ万」のお弁当です。贅沢だ。そしてデザートは当然アイスクリームです。

こうやって最高の週末は来週に継続されることとなります。

*1:ヴァンフォーレ甲府の選手のサイン色紙が壁にダーっと貼られている、そんな定食屋である

*2:唐揚げ定食の方がボリュームがあってさらに最高 of 最高である。次からは、生姜焼き定食のときは餃子も追加しようと思う

*3:2024 Advent Calendar 2024 - Adventar https://adventar.org/calendars/10478

*4:僕の話だ

*5:満員御礼、感謝

今週末の良かったこと(あれもなし、これもなし、今年の再生時間は53,396分でした)

あれもなし、これもなし

ただひたすら走っただけだった*1。読書はなし。床屋はあり。掃除機はなし。メガネもなし。

今週末の目標は、ミシェル・フーコー『カントの人間学』を読む(全然わからなくても先へ進め)、床屋に行く、メガネを直す、裏山へ行く(2日とも)、掃除機をかける、です。

https://copyanddestroy.hatenablog.com/entry/2024/12/06/175954

メガネは直さないと、マズイ。

Spotify まとめ 2024

恒例の Spotify まとめが来た。トップソングはニコラウス・アーノンクールだった。

gyazo.com

残念ながら使い方が普通と違うので Spotify が教えてくれるベストは全然ベストじゃない。ベストじゃないので自分でまとめないとならない。2024年のベストは、気が向いたら作成される予定です。

scrapbox.io

gyazo.com

あなたの今年の再生時間は53,396分でした

gyazo.com

あなたの今年の再生曲数は3,730曲でした

再生時間は2023年より1万分くらい少なかった。曲数は同じくらい。

1年間は 365日*24時間*60分=525,600分 なので10%くらいなにか聴いているってことになる。

過去一番、再生時間が多かったときはスリープタイマーの設定がわからなくて一晩中鳴らしっぱなしで寝ていた。睡眠学習だった。2024年現在、スリープタイマーの使い方を知っている。積読山脈と音楽は反比例みたい。本読んでいると音楽聴かなくなる。

*1:もうこれ以上走れない、ってくらい走った https://copyanddestroy.hatenablog.com/entry/2024/12/09/160811

今週末の良かったこと(2024AC2024開幕、読み飛ばしガイド、紅葉)

開幕

2024 Advent Calendar 2024 - Adventar
gyazo.com

2024AC2024、開幕。そして自分の当番を無事に済ませた。

「アドベントカレンダー主催者の三つの責務」っていう掟があって

1. とにかく25枠を埋めること
2. 1日目は自分が join すること
3. そして25日間、完走させること

「場」や「流れ」はいったい誰が作っているのか? - hub

で、この1番と2番が終わったので、あとは3番。これ、実はとてもすごいことだと思っていて、

毎年このような活動(もし活動と呼んでもいいならそう呼ぼう)で25個の枠を埋めて、それが25日間途切れることなく継続して、インターネットに(もしそう言っても許されるなら「世界に」)、なにがしかの痕跡を残す、というのを奇跡といわないとしたら、いったいなんと呼べばよいだろうか。

https://copyanddestroy.hatenablog.com/entry/2019/12/31/003358

ということで、がんばりましょう。がんばります。

読み飛ばしガイド

https://copyanddestroy.hatenablog.com/entry/2024/12/01/000000#0
gyazo.com

「12まで飛ぶ」、最上級にオススメです!! #2024AC2024

https://x.com/taizooo/status/1863208031171080471

書いてたベストが「長大で乱雑で冗長」で、これに「読み飛ばしガイド」をつける、っていうのは結構早い段階で考えていて(というかそのために「長大で乱雑で冗長」に書いたみたいなところもある)、で、もう本当にずっと書いたり読んだり直したりし続けていたんだけど、いよいよ土曜日になって「忘れちゃうから読み飛ばしガイドを書いとくか」っていうことでこれを書いた瞬間に、「あ、もうこれでお仕舞いだ」と思った(そして裏山へ走りに行った)。

どういうことかというと、もうこの文章は、自分のものではなくなった、みたいな。うまくいえないけど、どう読もうが読まなかろうが、それはその人たちの自由で、それはもう僕の力の及ぶところではない、っていう感覚(これは Reblog にも通じる話。リブログツリーの先のことは、もう僕の力の及ぶところではない)。

2024AC2024 自体がそういうもので、参加するもしないもそれはインターネットの人たちの自由。で、なにを post するかしないかも参加してくれた人たちの自由。で、これを読もうが読まなかろうが煮ようが焼こうがそれもインターネットの人たちの自由。ってこと。

ルールは簡単! そこに url があるならば、それを貼るだけ。

モミジ、カエデ、ケヤキ

そんなふうにして走りに行った裏山、樹木見本園の入口は紅葉が映えるように植生されていて、モミジ、カエデ、ケヤキで黄、赤、茶でたいそう美しかった。あまりにキレイだったから次の日にも、もう一回走りに行った。落ち葉が絨毯のようシングルトラックに降り積もっていてザクッ、ザクッ、ザクッ、ザクッと一歩ずつ踏み締めながら走った(じつは滑るから、要注意だったりする)

写真はありません。心に焼き付けろ。

今週末の良かったこと(右脚スネ打撲、予定を変更してベストを書く、着地に成功)

金曜日の夜。

とある場所で右足のスネをしたたかにぶつけて大きなコブと出血、ヤバ、骨か?と思ったけど打撲だけだった。アイシングして腫れを引かせた。風呂に入れず。だがしかし今週末のプレイリストは作る。


土曜日、起床成功。

町内会の清掃奉仕。右脚のスネ、腫れはだいぶ引いたけど、まあ走らない方がイイよね、ということで予定を変更してベストを書く。とりあえずではあるものの着地に成功。曲がりなりにも始まりから終わりまで繋がる。なんとか試掘坑が貫通した、くらいの完成度。夜は留守番で、いつもの蕎麦屋に行こうと思ったら閉まってて、町中華は満員、もう完全に麺類の口になっていたので駅前まで行ってモリヤへ。新発売のスープパスタ(カレー味)をいただく。モリヤではいつもメニュー表じゃなくて黒板から選ぶようにしてる。寄り道してローソンでエッセルスーパーカップと無印良品のネックウォーマーとハンドウォーマーを買う。


日曜日、起床失敗。

やっぱり走らず。代わりにカメの水槽清掃と散歩。寺崎コーヒーは爆混みだったのでロッシュへ。ブレンドコーヒーを飲む。本屋は日曜日は休みだった。何も買わず街をウロウロして帰宅。夜は一族徒党を組んでさんぷくへ。今回は締めの杏仁豆腐までたどり着くことに成功。


ベストの話。

読んだり書いたりカットしたりコピーしたりペーストしたりし続けていて、もうすでに土曜日のものとは全然変わってしまっている。誰かが読んでこれが面白いのかどうかは全然わからないけど、こういう引用を心の拠り所にして書いている。

「これは意味がない文章かもしれない。ただ自分の矢印が残ってれば、誰かにとっては面白いんだろう」って

https://book.asahi.com/article/14618342


今週末も貼る画像がないので、「今週末のプレイリスト」を貼っておきます。今回もキース・ジャレット、チェンバロのゴルトベルク変奏曲。

gyazo.com

open.spotify.com

今週末の良かったこと(起床成功と失敗、2024AC2024 満員御礼とゴルトベルク変奏曲)

土曜日、起床成功。

2024AC2024 *1の全ての枠が埋まる。

夜、一族徒党を組んで、初めての洋食屋へ。メインディッシュがハンバーグ、ポークソテー、ビフテキ(フィレ)、鴨のコンフィのいずれか、とのことで、どうせだから食べたことがないものを頼もうと「鴨のコンフィ」を頼む。みんなビーフステーキを選んでてで少数派だった。アレ?「今しかできないことをする」「一刻も早く経験する」的には「鴨のコンフィ」では?と思ったものの誰にも伝わらないので止めておいた。


日曜日、起床失敗。

2024AC2024 で声を掛けたけど参加に至らなかった人たちに「満席」のお知らせをする。コピー・アンド・ペーストの文面だったので「埋まってしまいました」と書くべきところが全て「埋まっていました」になっていた。ギリギリ通じるレベルのミスで良かった。「い」のつくりの左側と「し」の形が似ているから目が泳ぐとわからなくなる。そして「し」と「ま」が多すぎる。大事なことがらでは音読が必須。

数年前からこうやって、お誘いしたけれど参加にならなかった人たちに、満員御礼後にも、そのお知らせをするようにしている。それは、チャンスがあれば来年は参加してもらいたい、というのもあるけれど、どちらかというと、気が向いたら今年のベスト・オブ・ザ・イヤーを読んでもらいたい、という下心があるからだったりする。インターネットの辺境、周縁の匿名アカウントなのでそうやって、今回参加した人たちの投稿する post が出来るだけ遠くまで届くようにしたい、というなりふり構わないスタイルである。


貼る画像がないので、「今週末のプレイリスト」を貼っておきます。

訳あって毎年、この時期(今週と来週)のプレイリストには J.S.バッハ のゴルトベルク変奏曲を入れることになっています。今週末はキース・ジャレット、チェンバロのゴルトベルク変奏曲です。

gyazo.com

open.spotify.com

*1:2024 Advent Calendar 2024 - Adventar https://adventar.org/calendars/10478

今週末の良かったこと(疲労困憊、一回休み)

金曜日までは完璧だったんだけど、土曜日、起床成功したものの頭が重くて、走り出すにはちょっと寒いな、ちょっと本でも読むか、と読み始めたら急に疲労感が出てきてそのままゴロゴロと一日過ごしてしまった。

日曜日は、起床失敗。昼過ぎに起きてきて、J2最終節でしかもホーム小瀬だったけども DAZN 観戦した。こんな形で今シーズンが終わってしまうとは。夜になってなんとか体調戻ってきて、月曜日からは通常体制に戻っている。


読書というか積読山脈、収拾がつかない感じになっているので、戦線を縮小、一時撤退みたいな気持ちになっている。そんな気持ちになっているのは体調がイマイチだったからかもしれない。調子が戻ったら「撤退は撤回」とか言っているかもしれない。


貼る画像がないので、「今週末のプレイリスト」を貼っておきます。

「今週末のプレイリスト」、いくつかルールがあるんだけど、今回は一つルールを破っていて、それは「同じアーティストの曲は1曲だけ」というルール。1曲目、1年前のプレイリストから J.S.バッハ を選んだんだけど、最近あんまりクラシカル・ミュージックを掘っていなかったので、続く曲を埋められなかった。だから1曲目の演奏をしているアーティストをリンクにして何曲か選んだってわけ。これまで意図的にルールを破ったことがなかった(気がつかずにルールを破っていたことは何回もあった)。今回、意図的にルールを破ってみてちょっと自由を感じたので、もしかしたらこれから変化していくかもしれない。

gyazo.com

open.spotify.com

今週末の良かったこと(初めてのゴール裏、「輝く夜空」失敗、そして『正義論』入れ替え)

初めてのゴール裏

日曜日 甲府 vs 秋田 ホーム小瀬 1-2 敗戦。

残りあと二試合、両方ともホーム。ということで急に思い立って初めてゴール裏に立った。

いつもはバックスタンド自由席*1なんだけど、持っているチケットの差額分を払って別のチケットと交換することが出来るサービスがある*2*3。これを使って初めてゴール裏に入った。甲府を応援するようになってもうだいぶ経つんだけど、本当に、正真正銘の、初めてのゴール裏だった。さすがにサポの中心ではなくて、どちらかというといつものバックスタンド寄りの、ギリギリ周りの人たちが立って応援しているエリア、つまり周辺・周縁に立った。

歌い慣れたチャントではあるんだけれど、応援の身振り手振りがわからなくて、最初は試合に集中できなかった。でもそんなことは途中からどうでも良くなった。バックスタンドでも選手を後押ししているつもりなんだけど、ゴール裏ではそのダイレクトさが凄かった。まさに一緒に戦っている感じ。これは効く。ゴールの瞬間は感情がすごいことになった。吠えた。

あわよくば勝利のあとの「輝く夜空」を歌いたい、なんて思っていたんだけれどそんなに甘くはなかった。でもまた機会があったらゴール裏で歌い跳ねたいと思います。さあ、今シーズンもあと一試合。

gyazo.com

gyazo.com

gyazo.com

gyazo.com

gyazo.com

『正義論』にブックマークをインストールする

土曜日『正義論』を春光堂に受け取りに行った*4*5

これで最初、国立国会図書館デジタルコレクションから始まった『正義論』は、図書館の『正義論』、そして自分の『正義論』になった。出世魚みたい。

gyazo.com

図書館から借りてきた方の『正義論』に貼ってあるポストイットを、買ってきた方の『正義論』に移植した。スマートフォンや PC の入れ替えみたいだと思った。図書館から借りてきた方の『正義論』は2週間の貸出期間を一回延長したので一ヶ月くらい預かっていたことになる。今週、返却する。

迫りくる返却日に追いかけられるように*6、序文にあるロールズ自身による親切な「飛ばし読みガイド」*7から 1mm も寄り道しないように、読み進めていたけれど、いつもなら真っ先に読む「訳者あとがき」を読んでいなかったことに、さっき気付いた*8。返却日から開放されて、寄り道するだけの心の余裕ができたけど、うっかりしすぎて積読山脈に後戻りしないように気をつけたい。


gyazo.com

gyazo.com

自分の本は、買ったらすぐにブックカバーを外してしまうんだけど、案の定、あっという間にインスタントコーヒーの染みがついてしまったことをお知らせしておきます*9

*1:シーズンパスポートを持っている

*2:グレード変更サービス | ヴァンフォーレ甲府 公式サイト https://www.ventforet.jp/ticket/grade_change.html

*3:バックスタンド自由席からゴール裏への変更は手数料のみの100円、紙のチケットが払い出される

*4:『正義論』注文した。Amazon ではなくて近所の本屋にした https://copyanddestroy.hatenablog.com/entry/2024/10/30/163533

*5:この写真は本を受け取ったその足で寺崎コーヒーに寄って一杯引っ掛けた様子です

*6:返却日に追いかけられているみたい。 https://copyanddestroy.hatenablog.com/entry/2024/10/24/175907

*7:「序文」で、ジョン・ロールズ自身が、この本は膨大なのでココとココを読むとイイ、と「手引き」を紹介している。とても親切 https://copyanddestroy.hatenablog.com/entry/2024/10/07/170328

*8:「訳者あとがき」でロールズの「手引き」のことを「読み飛ばしガイド」と呼んでいた。もっと早く読むべきだった

*9:ある意味、汚して自分だけの『正義論』にした、と言える

今週末の良かったこと(巻き戻る読書、世界の始まり)

巻き戻る読書(『正義論』その後)

ジョン・ロールズ『正義論』、よたよたと読み続けている。

『正義論』800ページ以上ある。膨大。「序文」で、ジョン・ロールズ自身が、この本は膨大なのでココとココを読むとイイ、と「手引き」を紹介している。とても親切。

https://copyanddestroy.hatenablog.com/entry/2024/10/07/170328

正義論についての基本的で直観的な考え方は、第一章の §1~4 に提示されている。ここから制度のための正義の二原理が論じられている第二章の §11~17 へ、そして原初状態 (original position) を説明している第三章全部へと読み進むことも一つの方法である。

本理論の最も基本的な部分 | 正義論 - taizooo

ロールズがおすすめする通りに第一章の4つ、第二章の7つ、そして第三章の全部を読んだ。ここまでで2週間じゃ足りなかった。続いては、

なお第一章の §8 「優先順位の問題」をよく知らない方は、 この節に目を通すことも必要であろう。
次に、第四章の §33~35 の平等な自由と §39~40 の自由の優先性の意味およびカント的解釈を読めば、第三部の 概要が得られる。
ここまででおよそ三分の一に当り、本理論の最も基本的な部分を構成している。

本理論の最も基本的な部分 | 正義論 - taizooo

とあるので、巻き戻って第一章の8節に戻った。さて、ここで第一章の見出しを見てみる。

第一部 理論
・第一章 公正としての正義
・1 正義の役割
・2 正義の主題
・3 正義の理論の中心理念
・4 原初状態と正当化
・5 古典的功利主義
・6 付随する複数の相違点
・7 直観主義
・8 優先順序の問題
・9 道徳理論に関するいくつかの所見

目次 | 正義論 - taizooo

結論から言います。8節はその前の5節から7節を読まないと全然意味が取れないのでした。

ピエール・バイヤールは「読まずに読め」と言いましたが、残念ながら僕は「読んで読まない」でした。まず最初に目次を熟読すべきだったのです。ロールズは「僕のこの理論を理解するには、ココとココを読めばイイ」と言っていたわけで、「このあとに続く節に書かれているのは、この本を読もうとする人にとっては当たり前の知識で蛇足だから飛ばしてもイイです」ということが文章からは省略されていたわけです。残念。読むけど。

説明します。第一章の冒頭の4節にてロールズはこの『正義論』の屋台骨を全て示します。そして続く節にて従来の理論についての説明と比較とこの理論への批評に立ち向かいます。たぶん(全部読んでいないので推定です)。

こういった本を読む初心者なので言葉の定義がわかりません。読書のほぼ八割方はそれぞれの言葉の位置関係やその言葉の意味するところを探るために右往左往する感じです。「社会契約」「功利主義」なんていうのがその最たるものです。インターネットとか全然別の場所で並行して探っていましたがなんのことはない、この本の冒頭にこの本における定義が必要な形でまさに書かれていたのでした。灯台下暗し。

もうここまで突っ込んでしまったからには、買うしかないよな。買うのか。

世界の始まり(社会契約論とは何か)

重田園江『社会契約論 —— ホッブズ、ヒューム、ルソー、ロールズ』
gyazo.com

右往左往しているときに見つけた本です。その冒頭の「はじめに」に知りたかったことがほぼ全て書かれていました。

第一に、社会契約論は、社会の起源を問う思想だ。ここで「社会」とは、さしあたり人々が集まり、共同で生活する場、というくらいの理解でよい。私たちが暮らすこの社会は、どこから来て、どんなふうに生まれたのか。社会契約論は、それを解き明かそうとする

だが、たとえば実際にあった歴史上の起源を、古文書をたどって発掘するのではない。理屈として、原理として考えたなら、社会というのはこんなふうに生まれたはずだと説明する。それを作り話と考えるなら、まあ一種の作り話だ。でも理屈の上で考えたとき、誰でも少し頭を働かせればたどっていけるやり方で社会の起源を語るというのは、出まかせの作り話にはない効果がある。

第二に、社会契約論は、社会が作られるために、そして維持されるために最低限必要なルールは何かを問う思想でもある。

こうした秩序やルールがどこから来るかを考えるにあたっては、大きく分けて二通りのやり方がある。一つは、秩序やルールは自然に、あるいは人間がわざわざ作らなくてもどこかからやってくるという考え方だ。

もう一つは、秩序やルールを「人工物」とみなす考え方で、社会契約論はこちらの代表だ。

ところがここに困った問題が出てくる。神様や自然や歴史が秩序を与えてくれるなら、ある秩序がただいいかどうかの最終判断に、生身の人間は直接責任を持たなくてもよい。ところが社会契約論は、秩序は人工物だと言う。そうすると、秩序の正しさにも、人間が責任をとらなければいけなくなる。言い換えると、神も自然も歴史の重みも、あるいは他の何の助けも借りないで、人間たちだけで社会を作り、運営していく仕組みを考案しなければならないのだ。そして秩序の正しさについても、私たちの頭で理解し判定できる範囲で、何らかの基準を設けなければならない。

三番目に、社会契約論は、人工物としての社会を誰がどうやって作り、その社会は何によって維持されるのかを問う思想だ。

誰がどうやって作れば、それなりに頑丈ですぐに息絶えてしまわないような、持続性と凝集力がある社会ができるのか。社会契約論はどういう答えを与えるだろうか。それを短いフレーズで表すと「約束だけが社会を作る」というものだ。

まず、社会が作られる以前の状態、つまり「自然状態」が出発点になる。ここには、自由で独立した人たち、つまり共通の社会を持たない人たちがたくさん出てくる。この人たちがお互いに約束を交わす。そうすると彼らは、ばらばらな状態(自然状態)から抜け出て、他の人との持続的な絆の下に置かれるようになる。この約束が社会契約で、それを通じて秩序が生まれる。人が生きる場面は、孤立した自然状態から、他者との継続的な絆が結ばれる社会状態へと移行する。

僕はここに原子論的な景色を見出しました。宇宙の始まりや生命の始まりを探求するのと同じものがここにある、そしてそれは僕にも理解できるはずという直感です。なぜならこの原理は、世界の始まりに立っている僕(自然状態に置かれている「僕」)が、その最初に取り結ぶ「約束」であるはずだから。

それから、

NHK 『星野源のおんがくこうろん』は Nujabes だった。番組でも紹介されていた"Reflection Eternal" 大好きだ。Nujabes はプレイリスト紀になってから発見した。いつでもなにかに間に合わない。

今週末のプレイリストの1曲目は1年前のプレイリストから Gard Nilssen's Supersonic Orchestra だった。ビッグバンド、最高。

サッカーはあった。到底受け入れられないような判定があった。最終的にピッチに立っている人数は9名だった。野球じゃない。小瀬で勝つ。以上。

今週末の良かったこと(祈りを捧げるようなものだ)

価値があるという感覚

「今しかできないことをする」「一刻も早く経験する」という活動についてです。「死ぬまでにやりたいことリスト」を書こうとしたらただの ToDo リストになってしまった*1わけですが、そのあといろいろ考えたらやりたいことはもっと些細なものでした。「一週間に一回、図書館へ行って、本屋へ行って、温泉へ行って、コーヒーを飲みに行きたい」*2。ここには「一週間に一度、裏山を走りたい」も追加したいと思います。

ここで話は変わります。 NHK の見逃し配信で『星野源のおんがくこうろん』のキース・ジャレットの回*3を見ました。キース・ジャレットはジャズの人と考えられていますがバッハやモーツアルトといったクラシカルミュージックも演奏しています。特にバッハではピアノではなくハープシコードを演奏していたりします*4*5。そして一番最初のソロアルバムは全然ジャズじゃなかったりします*6*7

話をウンと端折ります。僕が「やりたいこと」っていうのは死ぬまでに何処其処へ行きたいとか、あそこのアレを食べてみたいとか、そういったたぐいのものではなくて、

(キース・ジャレットと比べるなんていうのは大変おこがましいのですが、)なにかを知りたいとか、なにかに到達したいとか、そういったものなのだと思います。これは日常を積み上げた先にしかなさそうです。

練習ってやつは、祈りを捧げるようなものだ。一週間に一回とか一か月に一回というわけにはいかない。

https://taizooo.tumblr.com/post/721293612

なにかを極めたい、成し遂げたい、とかいうとちょっと大げさですが、これは誰もがもっているものではないでしょうか。

ジョン・ロールズ『正義論』、その始めの方に「すべての社会的な諸価値は平等に分配されるべきである」とあります*8。ここでいう社会的な諸価値とは「社会的基本財」と呼ばれます*9

社会的基本財を大別すると、権利、自由、機会、そして所得および富となる(きわめて重要な基本財として〈自分自身には価値があるという感覚〉があるけれども、論述を単純化するために、この基本財については、かなり後で取り上げる)。

〈自分自身には価値があるという感覚〉、それはそれは大きな希望でもありますが、それはそれは重い重い足枷でもありそうです。

近況

gyazo.com

寝室の読書環境の様子です。今週中に図書館から借りてきた本の返却日がやってきます。

図書館で本を借りるのが初めてなので、始め方はわかったけど終わり方がわからない。

https://copyanddestroy.hatenablog.com/entry/2024/10/20/214133

最初に借りた3冊のうち1冊は延長しようと思っていますが、延長するくらいだから手に入るのなら買うべきかな、とか思っています。後から借りた4冊のうちちょっと的を外してしまった1冊は返却しようと思います。10月末から一週間くらい環境整備で図書館が閉鎖されるらしいので貸出枠を全部使ってなにか借りてこようかと思っています。

サッカーはありました。記すべきことなし。いよいよ今シーズンもあとわずかです。

「日記の本番」は相変わらず書けていません。

*1:"Die with Zero" *2によると「死ぬまでにやりたいことリスト」(バケットリスト)を書くこと*3ってあったので、じゃあいっちょやってみるか、って感じにチェックリストを作ってみたら、ただの ToDo リストになってしまった https://copyanddestroy.hatenablog.com/entry/2024/10/18/164110

*2:一週間に一回、図書館へ行って、本屋へ行って、温泉へ行って、コーヒーを飲みに行って(願わくば色々なコーヒーショップの)、を実践したい。 https://copyanddestroy.hatenablog.com/entry/2024/10/18/003940

*3:キース・ジャレット - 星野源のおんがくこうろん - NHK https://www.nhk.jp/p/ongakukouron/ts/M7W7W1446Z/episode/te/RPKGLM96X7/

*4:J. S. Bach / Keith Jarrett - Goldberg Variations | Releases | Discogs https://www.discogs.com/ja/master/402826-J-S-Bach-Keith-Jarrett-Goldberg-Variations

*5:ジャズのヒーロー、キース・ジャレットはこのフランス組曲をチェンバロで演奏している。即興演奏の申し子は強弱の装飾のできないチェンバロで硬質なタイトな演奏をしている。グレン・グールドとフランチェスコ・トリスターノはモダンピアノで演奏した。まるで即興演奏のように。 https://copyanddestroy.hatenablog.com/entry/2024/07/09/142622

*6:Keith Jarrett - Restoration Ruin | Releases | Discogs https://www.discogs.com/ja/master/292854-Keith-Jarrett-Restoration-Ruin

*7:キース・ジャレットがなぜか歌ってるヤツ https://copyanddestroy.hatenablog.com/entry/2023/05/15/180632#%E4%BB%8A%E9%80%B1%E6%9C%AB%E3%81%AE%E3%83%97%E3%83%AC%E3%82%A4%E3%83%AA%E3%82%B9%E3%83%88

*8:ジョン・ロールズ『正義論』第2章「正義の諸原理」第11節 正義の二原理

*9:ジョン・ロールズ『正義論』第2章「正義の諸原理」第15節 予期の基礎としての社会的基本財

今週末の良かったこと(刹那通り過ぎるジョン・ロールズ、延々と螺旋を描いている話)

一瞬だけ通り過ぎたジョン・ロールズ

『正義論』をヨタヨタと読んでいる。結局、図書館で借りてきた。

読み始めた直接のきっかけは、朱喜哲『〈公正(フェアネス)〉を乗りこなす』を読んだからなんだけど、なぜこの驚異的に分厚いなにが書かれているのか全然わからない本に、こんなに執着しているのかというと、

春先から嵌まっていたイアン・ハッキング『言語はなぜ哲学の問題になるのか』、写経するように読んでいたパート A 「観念の全盛期」の中で一回だけジョン・ロールズが出てくるシーンがあった。

現代の経験主義的哲学は、く精神的言説と公共的言説の関係の理論を締め出し放り出したが、個人と国家の関係の理論についてはジョン・ロールズ『正義論』に見られるごとく、いまだにしっかりと保持しているのである

『言語はなぜ哲学の問題になるのか』第2章「トマス・ホッブズの精神的言説」

話をうんと端折る。(正確かどうかもわからないけども、)

現代では、「精神的な言説」などというものは存在しなくて、存在するのは「公共的な言説」(つまり「最初に言葉ありき」という意味で、世界に先立って「言葉」がある)である、と考えられている。

「観念の全盛期」では、誰もが「精神的な言説」によって各人の中に「観念」が存在していて、これこそが「世界」を表象すると考えられていた。「公共的な言説」なんていうものは「精神的な言説」にまとわりついている埃のようなものだった。

現代では「観念の全盛期」のこの考えを遥か彼方に放っぽりだしてしまった。

ところが現代においても、個人と国家の間の関係は、「観念の全盛期」から変わらずに、

個人は国家に先立って構成されており、国家は個人の必要と彼らが結ぶ契約ということによって、はじめて意味をもち、またその強制力を発揮する

『言語はなぜ哲学の問題になるのか』第2章「トマス・ホッブズの精神的言説」

と、考えられている。ジョン・ロールズどころか僕らも、トマス・ホッブズを継承している。個人が国家に先立っている。なんの違和感もない。

ここで「国家」とか「政治」というと、ちょっと身構えてしまうけども、『〈公正(フェアネス)〉を乗りこなす』によると、それはもっと足元の僕らの生活しているこの「場」、「社会」、もっというと「インターネット」の話だったりする。

gyazo.com

一瞬だけ見かけたジョン・ロールズ

このはてなブログで検索すると、2021年にトマ・ピケティ『21世紀の資本』を読了する寸前に、ジョン・ロールズを一瞬だけ見かけていたらしい*1

米国の独立宣言(1776年)は、万人が幸福の追求について平等な権利を持つと主張している。

今週末の良かったこと (人は自由に生まれ、自由のまま権利において平等な存在であり続ける)

フランス人権宣言(1789年)第1条もまた「人は自由に生まれ、自由のまま権利において平等な存在であり続ける」と宣言する。でもこの一節の直後には次の宣言がある。 「社会的差別は、共同の利益に基づくものでなければ、設けられない」。これは重要な追加だ。最初の文で絶対的な平等の原理を主張しているのに、この二番目の文はきわめて本物の格差の存在に言及している。

今週末の良かったこと (人は自由に生まれ、自由のまま権利において平等な存在であり続ける)

裕差が認められるのは、それが「共同の利益」に基づく場合のみ、というのだ。すると「共同の利益」を定義する作業が残る。人権宣言の起草者たちは主にアンシャン・レジーム期の階級や特権の廃止を念頭においていた。これは当時、恣意的で無益な不平等性をまさに体現するものと思われていた。つまりそれは「共同の利益」に貢献していないものと思われていた。

今週末の良かったこと (人は自由に生まれ、自由のまま権利において平等な存在であり続ける)

でもこの用語をもっと広く解釈することもできる。ひとつの解釈として考えられるのは、社会的不平等が容認できるのは、それが万人の利益になるとき、特に最も恵まれない社会集団の利益にかなうときだけ、というものだ。したがって基本的人権や物質的な利得は、最も権利や機会の少ない人の利益にかなうかぎり、できるだけ万人に拡大すべきだということになる。

今週末の良かったこと (人は自由に生まれ、自由のまま権利において平等な存在であり続ける)

米国の哲学者ジョン·ロールズが『正義論』で持ち出した「格差原理」も似たような意図を持つ。そしてインド人経済学者アマルティア·センお気に入りの「ケイパビリティ」アプローチもまた、基本的な論理の点ではそんなにちがうものではない。

今週末の良かったこと (人は自由に生まれ、自由のまま権利において平等な存在であり続ける)

憲法が気になっているのも、岩波ジュニア新書『幸せのための経済学』をすでにキンドルで落としてきていたのも、前にプラグマティズムに嵌まっていたのも、みんな繋がっていたみたい。似たようなルートを違うルートから辿っている。結局同じ場所にいるみたい。でも延々(永遠と)と螺旋を描いて来ているので、元いた場所とは全然違う場所にも見える。

さらっと一瞬現れる〈自分自身には価値があるという感覚〉という財

ロールズ『正義論』、政治の話だと思ってたけど、読んでみると「正義」の意味するところの一つは富の分配というかそういう平等、不平等の話なので(正義の第二原理)、ああそうか、これは経済の話でもあるんだな、という理解がありました(というか発見した。いま)

https://x.com/taizooo/status/1844641639807279471

ロールズ『正義論』、分配されるのは富*だけ*ではなくて、それは「社会的基本財」と呼ばれていて、「権利」「自由」「機会」そして「所得と富」(あと、きわめて重要な基本財として〈自分自身には価値があるという感覚〉)

https://x.com/taizooo/status/1845104143033352568

社会的基本財、つまり社会が成り立つための基本となる財産としての〈自分自身には価値があるという感覚〉。『正義論』だとずっと後のほうで取り扱われるらしいのでたどり着けるかわからないけど、これってすごい一文では?

*1:第13章「21世紀の社会国家」 現代の所得再分配——権利の論理

今週末の良かったこと(久しぶりの勝利とイチョウ並木はもう黄色、『正義論』を国立国会図書館デジタルコレクションで読む)

土曜日、小瀬へ

甲府 vs 岡山*1。勝った。やっと勝った。

天気予報は雨はギリギリ降ると予測していたけど、僕としてはギリギリ降らないのではという希望のもと小瀬へ。シーズンは終盤でいよいよ14時という早い時間でのキックオフになった。前半は天気はギリギリもって晴れ間も見えたりしたけども、後半になって本格的に振り出した。

天気と裏腹に試合は怒涛の展開になった。アダイウトンの素晴らしい先制点と追加点、流れの中から飯田の素晴らしい3点目。無失点だったらもっと良かったけど。

やっぱり勝ちはイイ。たとえ他会場の結果で、僕らのJ1昇格プレーオフの夢が消えてしまったとしても、そんなことでこの勝利が陰ってしまうなんてことはないのだ。

帰り道、気がつくと並木のイチョウは黄色く染まりつつあった。

gyazo.com

gyazo.com

gyazo.com

『正義論』を読む

国立国会図書館デジタルコレクションで『正義論』を読んでいる様子です。夜と昼の様子です。

gyazo.com

gyazo.com


朱喜哲『〈公正(フェアネス)〉を乗りこなす』の中でキーになっているのは一人はジョン・ロールズ、もう一人がリチャード・ローティ。そんなわけでなんとなくジョン・ロールズ『正義論』を読む流れになっている。

『正義論』いま手に入る改訂版は800ページ以上、そして以前の版は2段組で400ページ以上ある。膨大。ところで『正義論』では「序文」で、ジョン・ロールズ自身が、この本は膨大なのでココとココを読むとイイ、と「手引き」を紹介している。とても親切。この序文は、改訂版だとキンドルの試し読みでも読めるし、以前の版は国立国会図書館にアカウントを持っていれば国立国会図書館デジタルコレクションで序文どころか全文読める。その気さえあれば。

改訂版は、紙の本だと8,000円を超えるけども、キンドルだと半額になっている。キンドルでも良かったんだけど、ケチったわけではないけれど、ためしに国立国会図書館デジタルコレクションでまとまった量を読んでみたい、という好奇心からロールズのオススメの通りに読み始めた。

国立国会図書館デジタルコレクションの良いところはページ毎に URL があるのと、最近のアップデートで全文検索ができる書籍ではページ画像の該当箇所にマーカーが表示されるようになったこと。検索した結果のページにはページの URL に検索文字列が追加されている。便利。

全部は読み終わらない前提で読み始めたのでとても気持ちが楽なのと、場合によっては紙の本かキンドルを買うことになるかもしれないのと、全然読めなくて終わってしまう可能性もある。予定は未定です。

scrapbox.io

*1:【公式】甲府vs岡山の試合結果・データ(明治安田J2リーグ:2024年10月5日):Jリーグ公式サイト(J.LEAGUE.jp) https://www.jleague.jp/match/j2/2024/100512/live

今週末の良かったこと(敗戦と練乳マシマシ悪魔の白くま、読了と一瞬で空から降ってくる400ページ)

日記の練習です(この後に「今週末の良かったこと」に変更されています)。

土曜日、朝から「公」の対応で起床成功。その後、ドラッグストアへ行ってランニング用品の洗濯で使うオスバンと漂白剤と柔軟剤を購入、留守番で出遅れて甲府盆地を青色のママチャリ爆走でキックオフ10分前に小瀬へ。敗戦で打ちひしがれた気分のままママチャリでゆるゆると帰宅。だがしかしこれくらいで絶望するほどヤワじゃないんで、景気づけに知り合いの定食屋で焼肉定食ご飯ちょっとだけ大盛り。帰りがけコンビニに寄り道して練乳マシマシ悪魔の白くま*1。そして朱喜哲『〈公正(フェアネス)〉を乗りこなす』を読了。

日曜日、起床失敗。部屋の片付けを気負わずに適当に。ちょっとでも前進する気持ちで*2。昼過ぎからランニング。あんまり山に入りたい気分ではなかったので、というか裏山に入るだけの体力と気力がなかったので、川沿いのフラットと公園のアップダウンを繋いで。走り始めるとなんかそこそこ走れそうな気分になってきたのでそのまま「加速劣化試験」に突入*3。期待通りあんまりフィジカルが整っていなくて不合格。まず最初の強めループが3ループしかできなかった。そのあとゆるゆるなループも1ループで終了。合計4ループ。燃料は空っぽって感じではなかったけど気力の方がなかった。というわけでここまでで2時間30分くらい。最後付け足しで少し余計に歩いてやった感を出しました。合計3時間。つぎ、がんばりましょう。


ところで、最初に「日記の練習です」としてから書き始めましたが、読み返すと今週末の良かったことだったのでこれを「今週末の良かったこと」ということにします。


読書、復活の兆しです。

8月のサラ・ベイクウェル『実存主義者のカフェにて』でちょっと勢いが出かけたところで*4、9月ちょっとつまづきましたが、デイヴィッド・ストラウス『生ける憲法』、朱喜哲『<公正>を乗りこなす』を読了*5。『生ける憲法』の流れで阿川尚之『憲法で読むアメリカ史 (全)』をキンドルで購入しました*6。ちくま学芸文庫って書いてあったから、なるほど文庫ね、くらいのノリで本当に気軽に選んだんだけど、本文が400ページ全部で28章もある、というのは斜め読みで4章まで進んでから初めて気づきました。

紙の本は買うときには、その大きさ、厚さ、文字組み、目次、索引、参考文献などから、お、強敵じゃん、といったふうに相手の強さが明確にわかるのですが、キンドルはものの数秒で空から降って来てとても便利ですが、相手の強さや強靭さは全然伝わってきません。本当に危険です。落としてしまったからには読むんだけど。

gyazo.com
gyazo.com
gyazo.com

なぜいま憲法が気になっているかというと、「ルールというのは実践されて初めて意味が現れるのだ」というなんとなく理解しているようなことが、絶対的な存在、アンタッチャブルなルールに見える憲法においても同様に実践されているのだ、ということがわかったからです。法律の世界では「慣習」「コモン・ロー」と呼ばれます。つまり書かれている条文だけが意味を持っているのではなくて、その条文を背骨にどのような実践や理解や同意がなされてきたのか、なされていくのかという、過去から現在、そして未来につながる活動の全体が憲法の総体を意味している、ということです。

まったく言葉が足りませんね。理解が不十分だから。

*1:練乳マシマシ、悪魔の白くまです。 https://copyanddestroy.hatenablog.com/entry/2024/09/29/194349

*2:とりあえず、手をつけられるところから片付けとか掃除を始めます。 https://copyanddestroy.hatenablog.com/entry/2024/09/29/123728

*3:加速劣化試験 2023 - copy and destroy https://copyanddestroy.hatenablog.com/entry/2023/03/08/102207

*4:サラ・ベイクウェル『実存主義者のカフェにて』読了した。本文が全14章、467ページあった。 https://copyanddestroy.hatenablog.com/entry/2024/08/26/104809

*5:「いいから黙って読めよハゲ」の心 https://copyanddestroy.hatenablog.com/entry/2024/09/23/105935

*6:Amazon.co.jp: 憲法で読むアメリカ史(全) (ちくま学芸文庫) 電子書籍: 阿川尚之: Kindleストア https://www.amazon.co.jp/dp/B012M4DZBW

ボーっとしている暇があったら本でも読んでる方がまだマシ

日記の練習です(この後に「今週末の良かったこと」の断片に変更されています)。

本を読むことについてです。

一冊を写経するように読むときもあります。何冊も横に並べて取っ替え引っ替え読むときもあります。本で読み始めて読めなくて途中から電子書籍で読むときもあります。逆に電子書籍では読み進めなくて本を買って読み直すこともあります。買って来てすぐに読み始める本もあれば積んだまま8年ほどたってから読み始めた本もあります。

この週末は、一冊は読み切って同じ主題のものをキンドルで買いました。もう一冊は半分まで読み終わってて関連書籍をウィッシュリストに積み上げました。

ボーっとしている暇があったら本でも読んでる方がまだマシ、という感覚です。停滞してる本は放っておくことにしました。これまで十分読み込みました。ただ読了していないだけのことです。縁があればまた読み返すでしょう。また会いましょう、の心です。

三連休、三連続起床失敗

日記の練習です(この後に「今週末の良かったこと」の断片に変更されています)。

三連休、三連続起床失敗。ランニングなし。読書、復活するか否か

デイヴィッド・ストラウス『生ける憲法』
gyazo.com

朱喜哲『〈公正(フェアネス)〉を乗りこなす』
gyazo.com

「いいから黙って読めよハゲ」の心

週末を取り戻す試み その二

日記の練習です(この後に「今週末の良かったこと」の断片に変更されています)。

日曜日は、起床成功。朝から裏山に入って*1、オリエンテーリングの周回を走った。2時間。毎年この時期はクモの巣との戦い。トレイルに入る手前で手頃な小枝を拾って、一周目はゆっくり上りながらクモの巣を払っていく。わかってるのにクモの巣に掛かって一人、「アー」とか「クソー」とか叫びながら進む。本当にやっかい。

帰ってきて片付けして、地元の唯一のデパートへ預けてあった形見の時計を取りにいって、帰りにこれまた本当に久しぶりに寺崎コーヒーに寄ってドリップのアイスコーヒーと大好きなレモンケーキ*2を頼んでいつもの二階の席で食べた。繁盛してた。帰りに冷たいアメリカーノをテイクアウトした*3*4

久しぶりだったので寺崎サンにひとこと挨拶して、高尾のボアダムの話をちょっとだけした。余計な話だったかもしれないけど、別に人脈を誇りたかったんじゃなくて、自分の好きな人たちが繋がっている喜び、みたいな気持ちだった。人見知りなのでうまく話せないの心。

サッカーはあった。記すべきことなし。だがしかし、これくらいで絶望するほどヤワじゃないんで。


月曜日、敬老の日で休み。土曜日は夕方走って、12時間しか空けないで日曜日、裏山を走ったせいなのか、左の腰と膝に神経痛的な痛みが出た。一日ゴロゴロしていた。家人が三日間出かけていたので、誰からも文句いわれずにゴロゴロを満喫した。

*1:本当に久しぶりに裏山に入った

*2:アイスクリーム付き

*3:アメリカーノ、「ショットはシングルですか? ダブルですか?」って聞かれた。ダブルにした。カフェイン中毒だから

*4:アメリカーノとはつまりエスプレッソをお湯、または水で割ったもの。シングルとダブルの違いはエスプレッソの量のこと。ウイスキーの水割りでいうワンフィンガーとツーフィンガー

powered by hatena blog.
the nikki system for lifelogging junkies.

all posts © their original owners.
writing is reusable solely under the by creative commons license.