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今週末の良かったこと

21世紀の資本、読了

https://twitter.com/taizooo/status/1434319824335765508

衝撃の事実:「21世紀の資本」読了

タイムラインを漁ると一番最初に「21世紀の資本」に触れていたのは6年前のこのときだった。

https://twitter.com/taizooo/status/573123487788756993

21世紀の資本、suyhnc が読んで面白かったって言ったら読む。

で、直接のきっかけになったのは2ヶ月前の「暴力と不平等の人類史」だった。

https://twitter.com/taizooo/status/1406603805634928646

ウォルター・シャイデル「暴力と不平等の人類史」ここまで読んできて、どうやらトマ・ピケティ「21世紀の資本」と関係あるのがわかってきて俄然ヤル気が出て来た

ちゃんと向かい合ったのは週末だけだったけど、1ヶ月で読んだ。自分としては爆速である。これは、「暴力と不平等の人類史」「大不平等」「21世紀の資本」というふうに新しい方から古い方へ読み進めたというのがまずひとつ。5月の終わりに「暴力と不平等の人類史」に手をつけてからずーっと「不平等」や「格差」について考えていたというのが一つ。それから、一番最初にたくさんの時間を突っ込んだ(「暴力と不平等の人類史」には2ヶ月、掛かった)というのがもう一つ。

人は自由に生まれ、自由のまま権利において平等な存在であり続ける


米国の独立宣言(1776年)は、万人が幸福の追求について平等な権利を持つと主張している。ある意味で、教育と保健医療への基本権に関する現代的な信念は、この主張につながっていると言える。ただしそこに到達するまでにはずいぶん時間がかかったのではあるが。

フランス人権宣言(1789年)第1条もまた「人は自由に生まれ、自由のまま権利において平等な存在であり続ける」と宣言する。でもこの一節の直後には次の宣言がある。 「社会的差別は、共同の利益に基づくものでなければ、設けられない」。これは重要な追加だ。最初の文で絶対的な平等の原理を主張しているのに、この二番目の文はきわめて本物の格 差の存在に言及している。


裕差が認められるのは、それが「共同の利益」に基づく場合のみ、というのだ。すると「共同の利益」を定義する作業が残る。人権宣言の起草者たちは主にアンシャン·レジーム期の階級や特権の廃止を念頭においていた。これは当時、恋意的で無益な不平等性をまさに体現するものと思われていた。つまりそれは「共同の利益」に貢献していないものと思われていた。

でもこの用語をもっと広く解釈することもできる。ひとつの解釈として考えられるのは、社会的不平等が容認できるのは、それが万人の利益になるとき、特に最も恵まれない社会集団の利益にかなうときだけ、というものだ。したがって基本的人権や物質的な利得は、最も権利や機会の少ない人の利益にかなうかぎり、できるだけ万人に拡大すべきだということになる。

米国の哲学者ジョン·ロールズが『正義論』で持ち出した「格差原理」も似たような意図を持つ。そしてインド人経済学者アマルティア·センお気に入りの「ケイパビリティ」アプローチもまた、基本的な論理の点ではそんなにちがうものではない。

ドロップされたニュー・シット

https://twitter.com/taizooo/status/1433963627439034368

それではここで、本日、ドロップされたニュー・シットをご覧いただきます

柄にもなく、パタゴニアを買った。キャプリーンのTシャツとバギーショーツ。買って早々、バギーショーツのインナーパンツを切り離して、ビローンと長いラベルを切った。もう返品出来ない。初めて買うのでサイズ感を知りたかった。Mサイズを買った。Sサイズでもいけそう。週末のランニングで試した。

https://copyanddestroy.hatenablog.com/entry/2018/05/21/190449

"日常生活と走ることの境目を薄くする"

というのが目的で、「日常生活との境目を薄くする」というのは自分とって大事なテーマになっている。それはアレックス・オノルドのポケットでスマートフォンを鳴らしっぱなしにする話だったり、グラント・ピータセンの "No ride too short" の話だったり、ザック・ミラーのカシオの話だったり、「今週末のプレイリスト」の話だったり「積読山脈」の話だったり「洗濯物を畳む」話だったりする。

ヤングガンども


https://www.jleague.jp/match/j2/2021/090404/live/

甲府 vs 京都 ホーム 小瀬 3-0 勝利

見に行けなかった。DAZN 観戦。宮崎純真が1ゴール1アシスト1スルーパスの全ゴールに絡む大活躍。前節、COVID-19ワクチン接種によるコンディション不良があったとはいえ、町田に0-3という大敗で、この試合を落とすと残ったほんのわずかな希望も消え去ってしまうんじゃないかという瀬戸際で、ヤングガンどもが躍動して、ガッツポーズが特徴的だったあの監督がいうところの「リバウンド・メンタリティ」を発揮、首位、京都から勝点3をもぎ取った。

最後のヒーローインタビューで宮崎純真は言った。「ヴァンフォーレ甲府、まだ死んでいなんで」。ダミ声が特徴的だったあの監督は言っていた。「勝っても負けても、次の試合が一番大事」「最後の最後に、右肩上がりで」。反攻の9月が始まった。

今週末のプレイリスト

一曲目はローリング・ストーンズ。そして二曲目がストラヴィンスキー。記念すべき52個目。つまり1周年。

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