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今週末の良かったこと

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via https://twitter.com/taizooo/status/716511972087365632


体調の話。
花粉症なのかと思っていたら風邪だったらしく、ひたすらおとなしくしていた。
まるまる二日もゴロゴロしているとそれなりに調子が戻って来る。そろそろ走りたい。


読書の話。
「モラルの起源」読んでいる。思ったとおり、今週末では読了にならなかった。来週に持ち越し。

アダム・スミスの「道徳感情論」からの流れで読んでいるけれど、この本は、倫理とか哲学についてのものではない。じゃあ、どういう本なのかというと、人間特有のものと考えられている「道徳」や「良心」が自然選択によって獲得されたという仮説をダーウィンと同じやり方で示す、というものだ。だから、とっても面白いんだけども誰にでもオススメ出来るわけじゃなくて、「種の起源」を読んでいなくてもその雰囲気を知っていたほうが良さそうだし、「利己的な遺伝子」も雰囲気わかってたほうが良さそうだし。とか言いつつ自分自身はもうあまり記憶に残っていなかったりするんだけども。

「モラルの起源」の中で、人類(ホモ・サピエンス)は更新世後期(12万6000年前~1万1700年前)に、生存(絶滅)に関わるような厳しい気候変化にさらされていてそこで「道徳」や「良心」が進化した、って言っていて思い浮かべたのが前に読んだことがある「フィンチの嘴」。

「ビーグル号航海記」で有名なダーウィンフィンチはその嘴(くちばし)の多様性でしられている。ダーウィンフィンチが生息するガラパゴス諸島は火山諸島でその土地は肥沃ではない。それから周囲を流れる寒流の影響で干ばつを何回も繰り返している。生存(絶滅)に関わるような厳しい気候条件にさらされてダーウィンフィンチの種分化は多様になった。今、現在も種分化を繰り返している。つまり厳しい環境変化が進化を生む、と。

「モラルの起源―道徳、良心、利他行動はどのように進化したのか」

「フィンチの嘴―ガラパゴスで起きている種の変貌」


サッカーの話。
tweet を振り返ると、サッカーについてしか呟いていなかった。そういう週末だった。

甲府 vs 岡山 アウェイ DAZN観戦。0-1 敗戦。
ルヴァンカップで躍動したヤングガンがスターティングメンバーに名を連ねた。ドラマだったらここで勝利を掴んで、エンドロールなんだろうけども、そうはいかなかった。これが現実。今の J2 は厳しい。かつてよりはるかにレベルが上がっている。これが現実。

阿部翔平がちょっと前に「若い選手は苦しい試合を勝ち切る経験の方が大事だ」って言っていた。勝ち切れなかったけども。こういう厳しい、苦々しい試合からしか、生存(絶滅)に関わるような厳しい戦いからしか、進化は生まれないのだろう。彼らにも、われわれにも。

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