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命からがら読了する本の方が良い読書なのかもしれない

ティム・インゴルド「ラインズ」、2022年の正月に2日間で読んでる。信じられない。一番たくさん読んでいて一番パワーがあったときだった。今は全然体力がない。本を読むのってフィジカルな行為だと思う。鍛えないと衰える。

そのかわり、読書期間が2日間だと、あまりに速すぎて記録も記憶も全然残っていない。

意外なことに読書イマイチで全然進まなかった本の方がインターネットに痕跡が残っている。ただまあそういう読書の場合、書かれた場所があっちこっちに散らばっていて、こんなところに「最寄りのテキストエリア」の問題が現れる。本人はもう惰性で慣性の法則でズルズルで「一本、筋を通して記録を残そう」なんていう意志は全く残っていないので、行き当たりばったりにいろんな場所にちょっとずつ何かを書き残したりする。

まあもしかしたらそんな命からがら読了する本の方が良い読書なのかもしれない。

ということで、ちょっとずつ「ラインズ」を読んでいる。当初の目的(「おくのほそ道」を読む)はすでにどこかに飛び去りつつある。いや、読む気はあるけど。

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