copy and destroy

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今週末の良かったこと

走ることと空っぽさ

今週末は走った。土曜日は昼間、公園のアップダウンと川沿いのフラットを繋いだコースで3時間、それと夜、ステーショナリーバイクをゆるゆるクールダウン代わりに1時間。日曜日は町内会の奉仕活動が終わってから、川沿いのフラットをイージーに1時間。これくらい走ると他になにもする気にならない。読書もほぼ停止。それ以外も全部先送りした。その代わりに昼寝、土曜日2時間、日曜日1時間。

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走ることの良いところは、頭が空っぽになるところだと思う。こんなになにも考えないなんてことが出来るのか、と思うくらい空っぽになる。人によるのかな、とは思うけども、自分の場合はそうだ。空っぽ。

とにかく空っぽになりたいので、ハートレートモニターとかアクティブトラッカーみたいなものはつけない。本当は時計もしたくないけど、長い時間走るときは、逆に時間を気にしないでいいようにカシオをつける。もとの場所、もとの世界に帰って来るためのアンカーとしてのカシオ。命綱。

読んだ先からどんどん忘れていくこと

読書はほとんど進まなかった。数ミリ。読もうとしていたのはイタロ・カルヴィーノの「なぜ古典を読むのか」と「アメリカ講義」の2冊。キンドルなので「冊」と呼ぶのはちょっと躊躇する。どちらも読み散らかして放っておいたものなので以前読んだときのハイライトが残っていた。とても邪魔だった。もうそれは最初に読んだときの自分といまの自分は他人なのでハイライトはノイズにしかならなかった。泣きながらポチポチと全部のハイライトを消した。ハイライトは消えたけど気力も消えてしまった。はたしてこの後、読むことになるのだろうか?

「なぜ古典を読むのか」の第1章は、自分にとって大事なモチーフになっている「窓の外のノイズ」の話が載っている。ここは何回も頭の中でオートリバースしているのでカルヴィーノが書いたんじゃなくって自分が書いた体になっている。その他のページは全然記憶に残っていなかった。読了したのかさえ定かではない。

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「アメリカ講義」はどのページも全然記憶に残っていなかった。 Amazon のウィッシュリストに残骸が残っていて、載っている文献がピックアップされていた。それによると第1章「軽さ」第2章「速さ」だけ読んだらしい。読了は間違いなくしていない。

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書いた先からどんどん忘れていくことと、走った先からどんどん忘れていくこと

ピエール・バイヤール「読んでいない本について堂々と語る方法」によると、「読んでいない本」には「読んだことはあるが忘れてしまった本」が含まれるそうだ。正直な話、たった今、読んでいる本であっても読んだ先からどんどん忘れていっているに違いない。この「今週末の良かったこと」を書いた先からどんどん忘れていっているように。

https://taizooo.tumblr.com/post/168982204080

なにか書いて、気持ちとかそういうよくわからないものもそこに封じ込めて、そして忘れて、先に進む。
書くっていうのには、そういう効果があると思う。

なにか読んで、そして忘れて、先に進む。なにかを書いて、そして忘れて、先に進む。走って、そして忘れて、先に進む。

それから、

トンガの噴火、8000km、音速、8時間、全国(全世界)の気圧上昇(+2hPa)、太平洋岸全域の潮位変動、津波警報・注意報

https://www.jma.go.jp/bosai/tidelevel/#area_type=class20s&area_code=1342100&point_code=124434&class30s=13004000&filter=0
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それから、それから、

今週末のプレイリスト。1曲目は1年前のプレイリストからフォー・テット "Parallel 6" 。今回のプレイリストは前半、ずっと緊張感が続いていて、いつもは金曜日の夜、鳴らしっぱなしで寝るんだけど、ちょっと無理だった。「こんなんで、寝られるか!」って感じ。だからといって悪いわけではない。イイ。ルイ・アンドリーセン " Workers Union" とてもイイ。でもパリンパリンに緊張させる。ヤバイ。


ヴァンフォーレ甲府は、1次キャンプが始まって、吉田達磨監督がいよいよ合流した。2022年は始まりつつある。

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