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走ることについて語るときに、

1月最初の3連休に風邪をひいて、1日余計に休んで4連休になった。1日はさんで木曜日と金曜日の夜、10cm くらいの低い踏み台を30分くらい踏むというささやかな短い準備期間で、この週末いきなり走り始めた。10月末に covid-19 に感染して復帰したのにそのあと、11月の末に体調を大幅に崩してずっと不調だったのでなんと2ヶ月ぶりくらいか。

土曜日は川沿いのフラットを30分、お城の公園のアップダウンをファルトレクに30分、クールダウンにまた川沿いを30分。フラットは5分走って1分歩いてのウォークブレイクで。ファルトレクっていうとカッコイイけどなんということはなくて、自分が好きなところだけ強く走って、それ以外はダラダラ走るっていうヤツ。緩急。上り下りは飛ばして、フラットなところと疲れたところはダラダラと流して。

これはもう最初から日曜日には裏山に入ろうと決めていて、いきなり山はヤバそうなので、身体を慣らすというか「明日は山を走りますよ」と身体に伝えるみたいな意味合いでやった。まあ普通に考えると、前の日に強く走ったら、次の日は疲労が出る。疲労が出れば脚が張るんだけど、身体あんまり動かしていなくて全く筋肉痛がないときより、身体動かしてちょっと脚が重いくらいのほうが身体が動く、という経験がある。だからそれに掛けた。

土曜日の夜、ちゃんとメンテナンスして、さて日曜日の朝、まあ想像の範囲内の脚の張りだった。もうダメというほどではなくてまあまあ普通に身体が動いた。

ということで日曜日、予定通り、いつもの裏山に入った。やっぱり山はイイ。昼過ぎてから上がったのと天気が悪かったので林の中はちょっと怖い感じに暗かった。行って1.5時間、折り返して1.5時間の Out & Back 。行きは思いの外、身体が動いて思ったより強度が出た。折り返してからはどんどん脚が重くなってきて、それでも生きて帰らないといけないからちょっとペースを落として最後の大笠山への上り返し。ヘロヘロで30分以上掛かった。

まあ、普通は、体調不良で2ヶ月くらいなんにもしてなくて、再開して2日、3日で山には入らないし、3時間走るとか狂気の沙汰だろう。この体調不良の間に考えていたのは、自分は結構頭でっかちで理論とか常識とかに囚われやすいのと、べつに競技者志向ではないとか言いながら自分の能力が向上することに執着しすぎているところがある、ということだった。だから、いきなり山とか行くもんではないとか、そういう常識みたいなものに囚われたくない気分で、せっかく走り直すんだったら、手っ取り早く、一刻も早く、いつもの裏山へ上りたいと思った。

そんなわけだから、左手にはカシオをはめるだけ。心拍数もカウントしない。ラップも測らない。マイルも数えない。もうしばらくはそんな感じでいく。

そして週が明けて月曜日の朝、想像よりちょっとだけ太腿はパンパンで、階段の上り下りにたいそう難儀した。走ってみて思ったのは、やっぱり走るのが好きだということと、それだけじゃなくって、走り終わってからの片付けだったり洗濯だったり洗濯している隙になんか適当に袋ラーメンとか袋ヤキソバとかを作って食べることだったり洗濯物を干した後に部屋に転がってウトウトすることだったり、そういう空気感も好きだったんだな、ということだった。

月曜日の夜から、痛む脚にへこたれないで、おじいさんみたいに 10cm くらいの低い踏み台を30分くらい踏むというささやかなリカバリーでこの水曜日、やっと普通な感じに戻った。帰ってきたな、とか感じている。

走るのは楽しい。上り下りはワクワクする。行って帰ってくるのが好き。

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