copy and destroy

catch and eat

( ChatGPT / GPT-4 で騒がしいインターネットの片隅で、過去の記事を切り貼りして、いまの気分を書き残しておくものである)

2007年が自分にとってのインターネットの始まりなんだけど、そのときに思ったモチーフがある。

https://taizooo.tumblr.com/post/11270200

ハワイのジョーズで世界一速いスーパービッグウェーブを乗りこなすために、ジェットスキーとストラップで足を固定するイカレたシェイプのサーフボードの組み合わせが発明されたのと、

Tumblrのすげぇークールなdashboardを乗りこなすために、FirefoxとAutoPagerizeとLDRiseとminibufferと未だ見ぬ何かの組み合わせが発明された話をいつか書く.

そのモチーフが、トゥーイン・サーフィンなんだけど。うんと端折ると、ハワイ・ジョーズに真冬に立つような、パドルアウトではテイクオフできない、ドデカくてバカっ速い波に乗るために、細くシェイプされた専用のサーフボードにストラップで足をくくりつけて、ジェットバイクやヘリ(!)に引っ張ってもらってテイクオフしてサーフィンする、っていうヤツ。

https://en.wikipedia.org/wiki/Tow-in_surfing
gyazo.com

2007年当時の Firefox と AutoPagerize と LDRize と Minibuffer と ReblogCommand と tombloo といった七色に輝くツールで武装して Tumblr の Dashboard に潜る感じをそれになぞらえていた。新しいテクノロジーが新しい価値観を生み出した瞬間だった。それは世界が変わることも意味する。

https://taizooo.tumblr.com/post/31360675

ゴツイ4WDであるFirefoxにAutopagerizeやLDRizeやTomblooやらでビッグフットにして根こそぎWebを焼け野原にできるくらいに武装してあるのに、お出かけはいっつもソコの角のコンビニまで。 コンビニの名は"tumblr.“。24時間営業。どんな時間に寄ってもなんか変な人ばっかしたむろってる。

そんな夢のような生活もいつか終わる。いつでも穴だらけだったインターネットはちょっとずつ大人になって付け入る隙はだんだんと狭まっていく。いつか夢見た未来は、過去の物語になっていった。

2017年を探す - copy and destroy

とうとう tombfix は空から降ってこなくなった。

そして、トゥーイン・サーフィンも時代遅れになっていた。 こちらではテクノロジーが切り開いたスペースを、人間がさらに切り広げていた。

2017年を探す - copy and destroy

テクノロジー(動力、ジェットスキーやエンジン付きゴムボートとストラップ付きの特殊なシェイプのサーフボード)は、生身の人間(パドリングとドルフィンスルーで大波をくぐり抜けて、動力に頼らずに自力で波にテイクオフすること)に置き換えられていた、

テクノロジーが人間の能力を置き換えてハイ、お終い、ではなく、テクノロジーが切り開いたスペースをそのあと、人間の能力が埋めていった、

これが進化の方向だ。

トップガン(レイアード・ハミルトン)がジェットスキーに引っ張ってもらってジョーズの波に乗っていた様子
http://03633610.tumblr.com/post/35391679239/soulsurfer3-laird-hamilton-at-jaws
gyazo.com

鈴なりのサーファーがパドリングでテイクオフしてジョーズの波にのっている様子
https://www.redbull.com/nz-en/a-day-at-jaws-in-january
gyazo.com

このときに切り刻んで引用したイヴォン・シュイナードの言葉をまるまる貼っておく。

ダートバッグのドン:イヴォン・シュイナードのインタビュー - Patagonia Stories

私が真に信じていることのひとつはシンプリシティだ。人生はつねに複雑な方向ではなく、よりシンプルな方向へと向かうべきだということ。だから誰かがフィンのないサーフボードで99%のサーファーよりも上手に波に乗っているのを見たりすると、「素晴らしい。まさにこれだ」と思う。トウインサーフィンからはじまり、いまは同じ波へパドリングするようになった。それこそ私たちが向かうべき方向だ。テクノロジーにではなく。

エル・キャピタンとヨセミテでは6本くらいのルートをやったが、そのうちいくつかは10日もかけてやった。いまはジム・ショーツを履いた男がフリーソロで登り、昼飯前に下山したりする。最高に素晴らしいことだと思う。私の子供でなくてよかったけどね。それこそが私たちが向かうべき方向だ。

私たちは皆、ズルをしたい。クライミングでズルをする方法はたくさんある。50回も登られたルートをやるのだったら、チョークマークをたどり、手足をどこに置けばいいかが分かる。私はそんなルートは耐えられない。人に指図されるのが我慢できないから。自分で判断して行きたい。エベレストを登る人を見るとき、オーストラリアから毎日天気を報告して、ゴーかどうかを指図し、何百もの梯子と何千フィートもの固定ロープを使って、シェルパが前でロープを引き、背後ではもう1人のシェルパが押してくれる。

サーフィンではズルをする方法は少ない。トウインはそのひとつだが、いまは時代遅れになっている。だからそれは最も純粋なスポーツだと思う。サーフィンよりもむずかしいスポーツを私は知らない。

テクノロジーによって世界が変わる。それは有史以来、いやそれ以前から、人類が繰り返し経験してきたことでもある。最高到達点はそれによって引き上げられたりする。ある人は誰かを出し抜いて一番最初にその場所に国旗を立てようとするだろう。またある人は絶望してそんなことにはこれっぽっちも興味がないふりをするだろう。

だれもがトゥーインなしでジョーズの大波を乗りこなせるようになるわけじゃないけども、自分は、トゥーインなしでドデカくてバカっ速い波に挑んで撃沈するような人でいたい、と思っている。Web サーフィンじゃそう簡単には死なないしね。

( ChatGPT / GPT-4 で騒がしいインターネットの片隅で、過去の記事を切り貼りして、いまの気分を書き残しておくものである)


https://copyanddestroy.hatenablog.com/entry/2023/01/23/223003

ChatGPT これがなんなのか全くわかってないけど、イメージしてるのはトゥーイン・サーフィンのジェットバイク。ヤツは間違った方向だろうとなんだろうととにかくオレを凄いスピードで引っ張るだけで、正しい方向にテイクオフ出来るかどうかは、ただたんにオレ自身の問題

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