注目したいのは、スポーツの世界においても「現実がフィクションを凌駕するという現象が近年ますます顕著になって来ている」ということだ。
大谷翔平は野球漫画の主人公を超えるくらいの活躍を見せているし、将棋界でも藤井聡太というフィクションの世界でも無理がありそうな記録を更新し続ける棋士が出てきている。
この、人間界の事象が人間の思考による想定を超え続けるという事態がエスカレートしている現実が意味することについて、さまざまな側面から(半ば妄想めいた)考察を加えてみたいと思いながらひとまず今日の優勝の余韻に浸る。
テクノロジー(動力、ジェットスキーやエンジン付きゴムボートとストラップ付きの特殊なシェイプのサーフボード)は、生身の人間(パドリングとドルフィンスルーで大波をくぐり抜けて、動力に頼らずに自力で波にテイクオフすること)に置き換えられていた、
テクノロジーが人間の能力を置き換えてハイ、お終い、ではなく、テクノロジーが切り開いたスペースをそのあと、人間の能力が埋めていった、
これが進化の方向だ。
これらの話はつながっているかも、いないかも。テクノロジーやサイエンスと人間の関係。関係?