copy and destroy

catch and eat

日記の練習です。

今日書いた2個の「日記の練習」、これ、ここ、つまり「はてなブログ」だから書ける形であって、同じことが他の場所でも書けるのかというと、ちょっと難しいと思う。難しいというか同じスタート地点から書き始めても全然違うものになっていたと思う。

このことについては、いまはちょっと上手く説明ができないけど、考えていきたい。

「とりかえしがつかないということは、書いたのはシャープペンシルでもえんぴつでもないか、または消しゴムを持っていない、ということだ。

日記の練習です。

これは論理の練習です。そしてこれが、日常から論理(ロンリ)が離陸する*1様子です。

命題(0):

((シャープペンシル または えんぴつ) 、かつ、消しゴム)、ならば、とりかえしがつく。

https://copyanddestroy.hatenablog.com/entry/2024/04/12/092015

対偶 (0'):

((シャープペンシル または えんぴつ) 、かつ、消しゴム)、ならば、とりかえしがつく。

対偶

(とりかえしがつく) ではない、ならば、((シャープペンシル または えんぴつ) 、かつ、消しゴム) ではない

ド・モルガンの法則(1):

((シャープペンシル または えんぴつ) 、かつ、消しゴム) ではない

ド・モルガンの法則 (連言の否定 ⇔ 否定の選言)

(シャープペンシル または えんぴつ) ではない、または、消しゴム ではない

ド・モルガンの法則(2):

(シャープペンシル または えんぴつ) ではない

ド・モルガンの法則 (選言の否定 ⇔ 否定の連言)

シャープペンシル ではない、かつ、えんぴつ ではない

(1) と (2) の結果から:

((シャープペンシル または えんぴつ) 、かつ、消しゴム) ではない



((シャープペンシル ではない、かつ、えんぴつ ではない)、または、消しゴム ではない

対偶(0') を書き換える:

(とりかえしがつく) ではない、ならば、((シャープペンシル または えんぴつ) 、かつ、消しゴム) ではない

書き換え

(とりかえしがつく) ではない、ならば、(シャープペンシル ではない、かつ、えんぴつ ではない)、または、消しゴム ではない



とりかえしがつかないということは、書いたのはシャープペンシルでもえんぴつでもないか、または消しゴムを持っていない、ということだ。


野矢茂樹『入門!論理学』 p.127
gyazo.com

*1:今週末の良かったこと(日常から論理が離陸する。僕とサッカーとランニングの離陸にはまだ助走が必要そう) - copy and destroy https://copyanddestroy.hatenablog.com/entry/2024/04/08/155504

とりかえしのつくペン、とりかえしのつかないペン

日記の練習です。

そしてこれは前回の「今週末の良かったこと」です。

ノートとシャープペンシルと消しゴムを買った*1

https://copyanddestroy.hatenablog.com/entry/2024/04/08/155504

野矢茂樹『入門!論理学』をトボトボと読み繋いでいて、こういう推論を読み解くために、とりかえしのつくペンが欲しくなった。

上海亭はおやじのきげんが悪いと店を開けない。上海亭がやっていないと、太郎は昼食にコンビニの弁当かカップ麺を食べる。だから、太郎が昼食にカップ麺をすすっているならば、上海亭のおやじはきげんが悪いということだ。*2

駅ビルの本屋まで行って4本セットで売られているマークシート用のえんぴつ(ボディにロゴ無し。キャップ付き)と自動で芯が回っていつまでも同じ細さ(太さ)で書ける!と謳われているキッチュな色味のシャープペンシルで迷ってけっきょくシャープペンシルを買った。消しゴムは MONO 一択です。

シャープペンシルを買いにいく道すがら思い出したのは、プロの「日記の本番」の話でした。

ページを開いたまま歌集を伏せてペン立てを漁る。ボールペン、水性ペン、油性ペン、ボールペン、ボールペン、筆ペン、ボールペン……(取り返しのつかないペンしかないじゃん)

https://nhkbook-hiraku.com/n/nbb2901ee573c

7回繰り返される、とりかえしのつかないペンの話です。2つの背景が「日記の練習」に残されています。

7月28日

たまらない短歌がたくさん入っている歌集を読み始め、えんぴつで良い歌に丸をしておこうと思ったのだけれど、えんぴつが見当たらない。そうだ前に断捨離した時に文房具も随分減らしてしまった。えんぴつとシャープペンシルを探しながら(取り返しのつくペン……)と思った。わたしはえんぴつとシャープペンシルを取り返しのつくペンと思っているのか。家の中をうろうろ二周したけれど我が家には取り返しのつかないペンしかなかった。

https://nhkbook-hiraku.com/n/na0e4d968ce9c

7月26日

手続き、手続き、手続き、ソフトクリーム、手続き、トムヤムクンフォー、手続き、帰宅。

https://nhkbook-hiraku.com/n/na0e4d968ce9c

とりかえしのつかないペンの話と、7回繰り返される手続きとソフトクリームとフォーの話です。そして今朝、公開された3月の「日記の練習」にこうありました。

3月30日

とりかえしのつくペンがほしい。ローソンの中の無印良品で2Bの鉛筆と鉛筆削りを買った。

https://nhkbook-hiraku.com/n/n94bd1678188c

シャープペンシル または えんぴつ、かつ、消しゴム、ならば、とりかえしがつく。

モノ消しゴム | 株式会社トンボ鉛筆
gyazo.com

*1:2024/04/06 土曜日

*2:野矢茂樹『入門!論理学』中公新書 p133 より

日記の練習です。

「日記の本番」で、バークレーマラソンについて書いたけど、僕はまったく競技志向もないし、実際にレースにも出たことがないけども、とても共感を感じているのはなんだろう?と思う。

チャレンジすることに対する共感とか憧れとかなのかな。自分でもよくわからない。

日記の練習です。

ごくごく個人的な事情というか雰囲気で、ちょっと滞りがちだったので、無理繰り「日記の本番」を書いた。全然、本番じゃなかった。先週末の良かったことも、本当は小瀬の桜の写真があるんだけど、なんとなくアップするのを忘れてしまった。書いた勢いでいろいろリカバリーしていきたい。

日記の練習です。

どうやら「僕たちはまた ACL に出たいんです!やる気ならあります!」だけでは全然足りないらしいです。スタッフや選手は勝利を(勝て、勝て、ホームやぞ!)、クラブは経営のさらなる健全さを(メイクマニー!)、僕らはもっと強いスタジアムを(清水にジャックされなくても1万人を超えるくらいの)、

https://twitter.com/taizooo/status/1776963413891272968

心構えは技能の代用にはならない

ハッカーになるには、上記の心構えをある程度身につけなければなりません。しかしスポーツのチャンピオンやロックのスターになろうとしたら、心構えだけではどうしようもないでしょう。同じように、心構えだけでハッカーになれるわけではありません。ハッカーになるには知性、実行力、献身、そして大きな努力が必要です。

How To Become A Hacker: Japanese

日記の練習です。

忘れていましたが、月が変わったので、3月の日記の本番を書かなければなりません。ノープランです。予定は未定です。

日記の練習です。

予感がする!

https://twitter.com/taizooo/status/1775341081057718504

こういうタイミング、こういう試合で、なにかを起こす、なにかが起きるのが甲府。予感がする!

https://twitter.com/taizooo/status/1775342021953442083

先週末、われらがヴァンフォーレ甲府は3連戦の初戦、ホーム小瀬、レノファ山口FC戦を0-2で落とし、僕は花粉症の影響をもろに受けて嘔吐と下痢の嵐に苦しめられた。ここまで甲府はあの ACL の余韻が消えつつあった。ホーム小瀬ではいまだ勝ちなし。なんとも上手くいっていない、そんな雰囲気に包まれていた。

そして迎える週の真ん中、水曜日、われらが甲府は遠く鹿児島の空の下、鹿児島ユナイテッドFC戦を迎えた。連戦が続くなか、今回はフレッシュな選手がスターティングメンバーに名を連ねることが明らかになった、それに対するコメントが、冒頭のものでした。ディフェンスラインにはこの春、甲府に戻ってきた井上樹、そして左サイドバックにはキャプテンマークを巻いた小林岩魚、ベンチメンバーには我らが希望、内藤大和と山内康太。ユース出身者が4名も名を連ねた。

鹿児島は今年 J2 に上がってきたばかりとはいえないくらい固いチームで、またしてもゴールサイドは風下、案の定、試合は膠着した。それが動いたのは後半早々、岩魚の持ち上がりから、宮崎純真の目の覚めるようなカットイン、そしてペナルティエリアの入口から振り抜きゴールキーパーの狭い狭いのニアを切り裂くシュートで先制。そこからは鹿児島が圧力を高めてきてひたすら耐える試合になった。

前半最後にマンシャが負傷して山本英臣と交代。ディフェンスラインにはオミとミキが並ぶという、たまたま、偶然、アクシデントとはいえ、まさに甲府の歴史に残るゲームとなった。そんな試合だったからこそなんとしても勝たなければいけない試合だった。

鹿児島、マジで強かった。栃木も強かった。いわきも強かった。山口も強かった。どこも強い。本当にヤバイ。

今週末は、ホーム小瀬の名誉と今シーズン初勝利、それから山梨側から見た富士山がとにかく一番であることを賭けた、まさに雌雄を決する一戦です。清水エスパルス戦。勝っても負けても引き分けても、次の試合が一番大事。次の試合は富士山ダービー。

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日記の練習です。

飯田隆『言語哲学大全Ⅰ:論理と言語』。フレーゲとラッセルです。

毎日書見台にくくりつけて数ページしかない序論を10日くらいずっと眺めていたけど、いよいよ意を決して先に進み始めた。予定は未定です。

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日記の練習です。

読書、本を買う時もあるし、Kindle を落としてくる時もあるし、読み方がとりとめがないんだけど*1、例えばどちらかで読んでいて停滞したときには、もう一方を買って進捗を取り戻すときがある。そうじゃなくてもすごく良かったときには両方買ったりする。キンドルは検索でガーっと一覧が出て来て便利*2。本はスピードが速い*3

思いついてすぐに読みたい時があって、そういうときは躊躇しないで Kindle で落とすようにしている。思い悩む時間がもったいない。これは前に hitode909 サンが言っていたやり方*4

そうは言っても Twitter で見かけた良さそうな本を、それを発見するたびに買っているとカード破産してしまうので、見かけたらすぐに Wishlist に保存している*5。なんで保存したか忘れちゃうので「コメント」にリンクや引用を貼っている。

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Kindle は思いついたときにすぐ手に入れられるのがメリットなので「まとめ買いでポイント倍増!」ってのがよく飛んでくるけどそういうのには惑わされないようにしている。積読山脈の真髄はすぐに登れることにある。物質としての本は物質として積む。ビットな本は Wishlist に積む。

*1:いまはどちらかというと「本」で読みたいフェーズになっている

*2:ここには105回の死がある(スローターハウス5) - copy and destroy https://copyanddestroy.hatenablog.com/entry/2017/01/06/091500

*3:ページをあっちこっちに移動するスピード。目次→索引→序文→あとがき→本文→注釈、みたいな彷徨うスピード

*4:調べ物をするときにKindleで本をポチポチ買って目に入れていく - hitode909の日記 https://blog.sushi.money/entry/2020/07/08/092912

*5:wishlist も積読山脈 - taizooo https://scrapbox.io/taizooo/wishlist_%E3%82%82%E7%A9%8D%E8%AA%AD%E5%B1%B1%E8%84%88

日記の練習です。

おはよう SLIM !!!

日記の練習です。

twitter はやっぱり面白いなー*1

twitter はクソだけど、自分にとってのクソさはプラットフォームに関するものであって、twitter のタイムラインというかフォローイングというかつまりヒト、人間、ツイートについてはそんなに悪い印象を持っているわけではない。

それは自分のタイムラインが他所より公序良俗に優れているということじゃなくて、クソなものはたしかにかつてからあったし、優れたものはやっぱりいまでもある、という意味で。それは観測範囲に関わる話*2でもあるだろうし、自分の認知や認識に関わる話*3でもあるだろうし、僕の持っているモラルの程度の話*4でもあるだろう。

ニュースピーク*5に抗う司法チャレンジの話でしょ、バークレーマラソン完走3回(2年連続)の今回の総括でしょ、夜景についてでしょ、 infobox の話でしょ、 SLIM の2度目の越夜からの起動を待ちわびる話でしょ*6、内藤大和のチャレンジの話でしょ*7、庭から出てきたロートの小瓶、音楽、そして本の話。

僕のタイムラインはそんな感じです*8


日記の練習です。

1月の始め頃に、右往左往してて*1買った*2野矢茂樹『入門!論理学』*3が、今頃になって一番役に立つ読み物になっている。そんな感じ。

論理とか命題とか証明って、高校数学の範囲な気もするけど、わかってた気になっていたけど、全然覚えていなかった。

だって、哲学と論理学が近しい関係だなんて、思ってもみなかったもの。

日記の練習です。

ミキサーは毎度ものすごい音がした。力強く回転を続けるものだから、回転部分からは摩擦で焦げたようなプラスチックのにおいがした。チーズケーキを作り、コーンスープを作り、バナナミルクを作ったミキサーはまだ現役だ。ミキサーは食材を大まかに切ってぶちこんでもものすごい音を立てながら必ず粉々にした。

「日記の本番」2月 くどうれいん|本がひらく

今回のくどうれいんサンの「日記の本番」は2月の「日記の練習」にはまったく書かれていなかったことが書かれていてとても良かった。日記にはこういうところがあると思っていて、

つまりどういうことかと言うと、日々の記録の中からはこぼれ落ちてしまう事柄ってものがあって、それらは一日という区切りの中では解像度というか密度が満たされなくて、日記という符号化が行われるときにノイズとして取り除かれてしまうんだと思う。

これを一ヶ月とか一年とかもっと奥行きを取った視点から眺めたときに、もうちょっとちゃんとした形で姿を現す事柄がある。その奥行きを生むのはおそらく、それが起きてから経過する時間であったり、自分とその事柄との距離感の変化であったりする。

「日記の練習」と「日記の本番」にはそういう機能があると思う*1

ちなみに2月の「日記の練習」で一番好きだったところは、こちらです。

隣の席におじいさんがひとり来て「ここのいちばん普通でいちばん美味しい定食」と注文するので、(なにが出て来るんだ……)とはらはら見守っていたが、レギュラーバーグディッシュ(150g)が出てきたので(いちばん普通のいちばんおいしいやつだ!)と興奮した。「そうか、味噌汁はついてこないのか、味噌汁もおいしいから飲みたい」とおじいさんは追加注文した。

「日記の練習」2月 くどうれいん|本がひらく

*1:「20**を探す」(/20¥d{2}を探す)にもそういう機能があると思う

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