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百代の過客、ドナルド・キーンの序文がとてもイイ

百代の過客、ドナルド・キーンの序文がとてもイイ。たかだか20ページくらいのそれのためにこの本を買ってもイイ。全体は600ページくらいある。

  • 文学的日記と非文学的日記について。松尾芭蕉と河合曾良を引いて、日記に書かれる本当と嘘の話。そこから繫がる『最も典型的な日本の近代文学「私小説」』
  • 漢文と仮名。外面的伝記的な中国文学と内面的自伝的な日本文学。それは境界の外側に向かうのか、境界の内側に向かうのかという違いとなった
  • 構造と時間の話。時の推移そのものが主題になっている

とかとか。

そして最後に第二次世界大戦に日本兵が書き残した、名も無き人々が残した、全く文学的ではない、しかし心を打つ日記の話。

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