つかれる靴で笑いながら歩く - by youkoseki - #たよりない話
良いものを買ったなと思っていたのだが、そのあと例によって色々とネットで調べてみたら、世の中には逆にまったくクッションのない、ベアフットシューズというのがあると知った。裸足のような感覚で歩けるので、足本来の歩き方が身につき(?)、結果的に足が鍛えられる(?)という。
https://merrell.jp/products/mens_vapor-glove-6?variant=40661344321579
gyazo.com
ベアフットについての自分の考えは、こうです。
日常生活で、可能な限り裸足で過ごす
そういう意味では、すぐに脱げるクツがもっともベアフットなシューズということになる。ということで、会社に着いたらデスクで靴下を脱いでヴァンズのスリッポンを履いている。夏も冬も季節を問わず、いつでも裸足でいるようにしている。
マフェトンの本を読んでいた時期があって、ベアフットについて書かれている章があった。箇条書きに順番に書かれていて、「まずクツを脱ぎましょう」から始まって、「部屋の中」から、「芝生の上」へとだんだん慣らしていって、いよいよロードを全力で走れ、ってなるのかなーと思ったら、「毎晩、足裏をマッサージしましょう」とリストの最後に書かれていた。
だいたいにおいて、本当に大事なことはとてもシンプルだったりする。
それを読んでから、インターネットでいろいろ魅力的なベアフットのアイデアやグッズに誘惑されても、全然心が惑わされなくなった。
それから何年かたって、 25.5cm だった足のサイズは 27.5cm になった。十分、オッサンなのに。
https://taizooo.hatenadiary.org/entry/20100716/1279240893
どうもマーケティングという化け物は、新しい何かを買わせるための方便として利用しようとしているみたい。 それを履けば何かが変わる、ガラスの靴がそこにある。みたいな。
「いかにクツを脱ぐか」というステップを踏むことだと思うんだけど、どうも世間は、「何を履くのか」という方向にいっているように見える。