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日記の練習です。

ちょっとだけ覚悟を決めて*1*2、寄り道を始めた*3。イアン・ハッキング『言語はなぜ哲学の問題になるのか』*4

gyazo.com

原著は1975年、日本語版は1989年の出版。この日本語版ではハッキングによって序文「言語観の転換はいつ生じたのか」が新たに書き下ろされていて、末尾にはドナルド・デイヴィッドソン『真理と解釈』(Inquiries into Truth and Interpretation 1984) についての書評が追加されている。

この序文が結構、濃くって*5、当時ハッキングはケンブリッジ大学が拠点だったんだけど、ケンブリッジ大学はラッセルとウィトゲンシュタインのかつての母校でもあり、まさに言語哲学、分析哲学の本丸みたいな場所なんだけど、この頃、ケンブリッジ大学ではまさに自分自身を特徴づけていたこの伝統(言語論的伝統)に対してアンチな雰囲気が強まっていたのだそうな。そしてここでハッキングはミシェル・フーコー*6と接続していて、僕はこの序文を読んで考古学*7と接続した。歴史じゃん。

*1:https://copyanddestroy.hatenablog.com/entry/2024/05/01/174201

*2:https://copyanddestroy.hatenablog.com/entry/2024/05/07/175620#54-%E3%81%BF%E3%81%A9%E3%82%8A%E3%81%AE%E6%97%A5

*3:当然、論理学をやることは諦めていない。毎日ちょっとずつやる予定。予定は未定だけど

*4:言語はなぜ哲学の問題になるのか - taizooo https://scrapbox.io/taizooo/%E8%A8%80%E8%AA%9E%E3%81%AF%E3%81%AA%E3%81%9C%E5%93%B2%E5%AD%A6%E3%81%AE%E5%95%8F%E9%A1%8C%E3%81%AB%E3%81%AA%E3%82%8B%E3%81%AE%E3%81%8B

*5:たかだか20ページ弱の序文で、いま、まさに3回目のリピートに入っている

*6:ミシェル・フーコー - Wikipedia https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9F%E3%82%B7%E3%82%A7%E3%83%AB%E3%83%BB%E3%83%95%E3%83%BC%E3%82%B3%E3%83%BC

*7:知の考古学

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