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今週末の良かったこと

低く唸る声

土曜日は小瀬まで走って行って、サッカーを応援して、走って帰ってきた。

日曜日はいつもの裏山へ入った。今回は出来るだけ走れるようなルート、斜度がほどほどのところ、を取って走った。走り出したのが13時で日向はポカポカした陽気だったけども、山に入った途端、日陰はかなり冷えて、木々の中は薄暗かった。


via https://www.yamareco.com/modules/yamareco/showroute_rec2_mobile.php

武田の杜遊歩道をゆるゆると上って大きなカーブを曲がると少しだけ視界が開けて、振り返ると盆地の方向が見える。また暗がりに入っていくと、斜面の上の木々の中から枯れ葉が鳴って低く唸る声が上がった。そのままその場に止まってゆっくり後ずさりして静かに来た道を戻った。

思いの外、冷静だったけど、なにが起きてもおかしくなかった。山に入るのは怖い。怖いけど楽しい。楽しいけど怖い。

しかしまぁ、大事なのは今後である

甲府 vs 長崎 ホーム 小瀬 2対1 勝利。

試合開始からほんの数分で1点ビハインドという、予想し得るなかで最悪の展開で始まった。そこから逆転で勝利。得点のシーンはどちらも素晴らしい展開で、いつの頃か、守備専業、攻撃は外国人まかせ、カウンター一発、みたいなにいわれていた頃が思い出せないようなスタイルを築きつつある。どのシーンも野津田から始まってた。野津田、能力だけじゃなくてそのキャラクターも含めて愛すべき男。

他所の試合結果が気になるシーズン終盤だけど、あえて勝点差を読まない。残り7試合。とにかくいつだって次の試合が一番大事。

https://www.summit2011.net/artists/punpee/

しかしまぁ、大事なのは今後である。

https://twitter.com/taizooo/status/1451831074003116038

元気に走って帰って来たよねー(勝ったから)

本は読む人の中に流れている

アレックス・ロス「20世紀を語る音楽」、第二次世界大戦後の世界に移って来て、その最初に現れた人たちがだんだんいなくなっていく。シュトラウス、ショスタコーヴィチ。アメリカへ逃れた人たちもヨーロッパに留まった人たちも冷戦の時代には政治に経済に縛り付けられていた。いまもそんなに変わりがない。

「20世紀を語る音楽」、二人だけは一つの章が当てられていてその二人とはジャン・シベリウスとベンジャミン・ブリテン。どちらも本流から離れたところにいる者と見なされてきた。保守本流からは先鋭的だと、前衛音楽からは古臭い音楽だと。そして自身も、意図的に、政治的に、自らのために。傍流、辺境、周縁。

そしていよいよ、オリヴィエ・メシアンとジェルジ・リゲティがやって来た。

「20世紀を語る音楽」読み始めてから1ヶ月を過ぎた。いつものことだけど読むのが遅くて、しかもすぐに寄り道しちゃうので、もう本の最初の方は全然覚えてない。

本は読む人の中に流れている|ちくま文庫|柴崎 友香|webちくま(1/2)

「ぼくにとっては本はつねに流れの中にあり、すべての本はこの机に一時滞在するにすぎず、何らかの痕跡を残して、必ず去ってゆく」

この本の痕跡は、わたしの中にあり、別の本の中で見つけることもあり、次第に他のたくさんの痕跡と重なり合っていく。

それから、

今週末のプレイリスト。

1年前のプレイリストからオウテカの "gr4" 。パトリシア・コパチンスカヤのヴァイオリンにパンクを感じるのと、あと、ララージのピアノ、びっくりするぐらい良い。一番気に入っているのはジュリアス・イーストマンの "Stay On It" 。

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