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日記の練習です。

ロールズ『道徳哲学史講義』、「あと1年くらい遠回りして、カントを読んでもいいかな、」なんてことを言っていましたが*1

「カント講義」を終わりにして「ヘーゲル講義」へ移ってサーっと眺めると、どうもロールズはこのほとんどカントについての『道徳哲学史講義』の最後に、カントの哲学へのカウンターというかポスト・モダンというかオルタナティブとしてヘーゲルの哲学を挙げているらしくて、それは「道徳哲学」から「政治哲学」への橋渡し的な意味合いがあるっぽいのです(理解が不十分なので説明ができない)。

そうだとすると、ここでカントに立ち止まっている場合ではなくて、このあとはロールズの『政治哲学史講義』に進むことになるんじゃなかろうか、なんて舌の根も乾かぬうちに、前言を撤回することになるような雰囲気を感じつつあります。

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ヘーゲル『法の哲学』は翻訳版が何冊か出ていて*2、手に入れやすいものは、一つは中公クラシックスのもの(藤野渉*3、赤沢正敏*4*5 訳 2001年)で、もともとは中央公論新社『世界の名著シリーズ』から(1967年)。もう一つは岩波文庫のもの(上妻精*6、佐藤康邦*7*8、山田忠彰*9 訳 2021年)で、こちらは岩波書店『ヘーゲル全集』から(2000~2001年)。

『道徳哲学史講義』では、『法の哲学』からの引用は「中公クラシックス」の版を参照しているけれど、重要なキーワードの訳語の扱いが違うので両方手に入れた。重要なキーワード、たとえば「合理的」と「理性的」という語があったりする。ロールズはその箇所で「理性的」と理解するべき、と言っている。


重要なキーワードの扱い、普通に通読するには、専門用語ではなくてスッと頭に入ってくる引っ掛かりのない語を使っている方がありがたいけれど、今やっているような参考図書として参照する場合にはその界隈的に共通な語としての専門用語を用いていてくれないと、参照するべき場所が見つけられないし、意味もとれない。

その語が一般的な意味として使われているのか、それとも専門用語なのか、それはどんな意味を持っているか、という理解ができないと先に進めないから、全然スッと入ってこなくて片っ端から引っ掛かるけれど、ガマンして飲み込まないとならない。そのうちスッと飲み込めるようになるとか思いたいけど、全然そうはならない。

*1:もうちょっとで終わるので(とは言ってもまだしばらくかかる)、その後、さらに1年くらい遠回りして、カントを読んでもいいかな、なんて https://copyanddestroy.hatenablog.com/entry/2025/10/16/000457

*2:法の哲学 - Wikipedia https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B3%95%E3%81%AE%E5%93%B2%E5%AD%A6#%E6%97%A5%E6%9C%AC%E8%AA%9E%E8%A8%B3

*3:藤野渉 - Wikipedia https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%97%A4%E9%87%8E%E6%B8%89

*4:赤沢正敏教授追悼号刊行にあたって (〔赤沢正敏教授追悼〕) | NDLサーチ | 国立国会図書館 https://ndlsearch.ndl.go.jp/books/R000000004-I437774

*5:藤野渉さんの追悼文 / 哲学と教育 (18) - 国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/4416476/1/34

*6:上妻精 - Wikipedia https://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%8A%E5%A6%BB%E7%B2%BE

*7:佐藤康邦 - Wikipedia https://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BD%90%E8%97%A4%E5%BA%B7%E9%82%A6

*8:岩波版『法の哲学』の翻訳を終えて https://www.jstage.jst.go.jp/article/studienzuhegel1995/2004/10/2004_10_70/_article/-char/ja/

*9:山田 忠彰 (Tadaaki YAMADA) - マイポータル - researchmap https://researchmap.jp/read0029373

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