日記の練習です。
ひょんな拍子に発見した、中公クラシックス版のヘーゲル『法の哲学』の訳者、藤野渉 氏による赤沢正敏 氏への追悼文を見て*1、
どうやらヘーゲル『法の哲学』は、マルクスにつながっているらしい。
哲学と教育 (18) - 国立国会図書館デジタルコレクション
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そのころ中央公論社で 『世界の名著』訳刊計画がはじまり、赤沢君はそのヘーゲルの『法の哲学』の翻訳をさせてもらいたいと願った。何しろ彼が最も打込んで長年取組んできた古典であり、彼の思想的出発点はこれと若きマルクスとの取組みにあったのだから、彼の念願は至極もっともであった。
https://dl.ndl.go.jp/pid/4416476/1/34
ロールズ『道徳哲学史講義』の最後は「ヘーゲル講義」で、これが政治哲学への橋渡しになっているらしくて、そしてロールズのもう一つの講義集、『政治哲学史講義』の一番最後は、なんと「マルクス講義」だったりするのだ。
完全にロールズの手のひらの上、な気がしてきた。
*1:赤沢正敏教授追悼号刊行にあたって (〔赤沢正敏教授追悼〕) | NDLサーチ | 国立国会図書館 https://ndlsearch.ndl.go.jp/books/R000000004-I437774