呪いを解く話。
毎年12月は、習慣になっていることが止まる。止まる理由はいろいろあるんだけど、まあ、そのうちの一つにはアレとかが含まれる。
で、習慣になっていることが止まることが悪いことなのかというと、必ずしもそうとも言えなくて、これを自分は「呪いを解く」と呼んでいる。「呪い」はノロイと読んでもいいしマジナイと読んでもいい。
今年は読書が止まった。リブログも止まった。ランニングは止まらなかった。音楽も止まらなかった。
ここ数年は、ケ(気)の11ヶ月(1~11月)と、ケガレ(気枯れ)の1ヶ月(12月)みたいな感じになっている。12月まるまる一ヶ月で中身が空っぽになって、そしてハレの日(新しい年)を迎える。そんな感じ。
口寄せの話。
アレを行うようになってからこのかた毎年12月は、誰かの一年間をとおして自分の一年間を振り返るような感じになっている。なんとなく誰かの体験を自分の体験として写し取っている感じ。これについてはうまくいえないけど、莫大なエネルギーをかけていると思う。
インプットとアウトプットみたいなそんな軽々しい話ではなくて、こう、自分の中を何かが通り抜けていく感じ。通り抜けていくというよりは、無理やり、押し込んでいるというか。なにもかもがスーっと通り抜けていくわけじゃなくて、ものによっては、ガッタンゴットンいいながら、つっかえつっかえ、通り抜けていく。
フレッシュさの話。
ベスト・オブ・ザ・イヤーとか言って今年を振り返るみたいなことやって思うのは、これくらいのフレッシュさを右手に掲げて、毎月、毎週、毎日、立ち向かうべきなんだろうな、みたいなこと。
こういう、フレッシュさを意識するようになったのが、ここ数年の一番大きな変化だと思う。新年を迎えるフレッシュさを持って毎日と向かい合うということ。難しいけど
「平成最後の」という言葉が安っぽく垂れ流されているけど、自分に立ち返って、はたして、
新年を迎えるのと同じフレッシュさで、2018年の年末を迎えることが出来たか?