戦争が始まった
2022/2/24 戦争が始まった。
安全保障理事会の緊急会合のさなか、ロシアがウクライナに侵攻を開始したという劇的な展開だった。
ヘリコプターが空を飛ぶ。戦車が街を走る。倒れた兵士が雪に埋もれている。ミサイルが白く尾を引いてビルに突き刺さる。それがソーシャルネットワークを流れ続ける。これが戦争か。これがインターネットか。これが21世紀か。
https://twitter.com/taizooo/status/1497221841022173185
トロイア戦争の原因もひどいけど、プーチンの戦争はもっとひどい
トロイア戦争全史
松田治 「トロイア戦争全史」 を ホメーロス 「イーリアス」を読むためのガイドブックとして読み始めた。キンドル。トロイア戦争はうんと端折ると絶世の美女である妻を略奪されたスパルタ王がギリシャ中の勇者を募って奪われた妻を奪還するべくトロイアに攻め込むというお話。オデュッセイアの主人公、ゼウスの末裔にしてラエルテスが一子、知略縦横のオデュッセウスは、イヤイヤながら駆り出されて、トロイア戦争の並ぶ者のない英雄で、しかし20年間も祖国には帰ることが出来ないのであった。
戦争なんていうのは、いつの時代も、その最初から、その最後まで、とてつもなく、くだらないのだ。
裏山
土曜日、裏山へ入った。予想最高気温14℃。冬の格好のまま走り出してその斜面の取り付きでちょっと後悔した。でも裏山まで入るとヒヤっとして、日陰には、ちょっと前に降った雪がまだ残っていてジープ道を凍らせていた。取り付きの(トレイルヘッドの)公園のトイレは工事が終わっていた。水攻めは終わった( https://copyanddestroy.hatenablog.com/entry/2022/02/07/184451 参照)。鼻がつまって何回か手鼻を切った。手袋が血まみれになった。ビビった。花粉症の季節だった。
本当は2月、毎週くらいの勢いで裏山に入ろうと思っていたけど、先々週が雪、先週が大雨で、結局走れなかった。
やっぱり裏山はイイ。だがしかし、このあと新型コロナウイルスワクチン接種3回目が控えている。前回の通りだと体調が戻るのに1ヶ月かかる。しばらくお預けになりそう。
2月の読書
ホメーロス「オデュッセイア」から始まって、いろいろガチャガチャと拾い読みして「翻訳」という言葉と「文学的な読み」という言葉を発見した。
「オデュッセイア」を読了したので返す刀でホメーロス「イーリアス」を買ったけども、このタイミングでスピードスケート男子 10,000m 金メダリスト ニルス・ファンデルプールの "How to skate a 10K" という60ページにわたるトレーニング・マニフェストを発見して真剣に寄り道した。
そして松田治 「トロイア戦争全史」を読み始めた。 「トロイア戦争全史」はギリシャ神話のなかに散らばってバラバラにされた断片を一つずつつなぎ合わせてトロイア戦争の全体の姿を編んでいる。
このインターネットも2007年から10年以上が過ぎ去って、それぞれの言葉は原典をなくしてバラバラに漂っている。それぞれの人たちが思い思い好き勝手に選び取って、それを縫い合わせ物語を作っている。みんなもそうだし、自分自身もそうだ。
https://taizooo.tumblr.com/post/700344225
真実かどうかなんて別にどうでもいい。そんなのはオレが決める。
それから、
J2 第2戦 甲府 vs 大分 ホーム 小瀬 1対1 ドロー。わけあって DAZN 観戦。1点リードして迎えたロスタイムもほぼ終わる寸前、セットプレーから失点。引き分け。
結果は残酷で心が折れる寸前だったけど、冷静に考えればこの瞬間まではゲームを動かしていたのはわれわれの方だった。ここでくじけてしまうとなんの意味もなくなってしまう。現地で見た人たちがそう言っているんだからオレは信じる。一つの勝ち負け引き分けにガタガタしない。最後に笑うのはオレたちだ。
https://twitter.com/taizooo/status/1497833251725262850
県知事がクソでも、covid-19 の感染拡大にさいなまれてても、ロスタイム痛恨の同点弾でも、ここではミサイルも飛んでないしヘリも飛んでないし
はやくスタジアムでサッカーが観たい。手を叩きたい。勝たせたい。
それから、それから、
今週末のプレイリスト。1曲目は1年前のプレイリストからタイニーパンクス、いとうせいこう "東京ブロンクス" 。なんとなく時節にあわせて。将来、この曲を聴くとこの週末というか2022年2月末にこの世界に起きた出来事を思い出すだろう、という呪いを掛けた。自分自身に。
