日記の練習です。
今日は、借りてた本を全部*1、返却しようと心に決めて図書館に行きました*2。手ぶらで返ってくる予定でしたが、どういうわけかまた4冊借りて来てしまいました。
それではここで、本日、積み増された積読山脈をご覧頂きます。
書庫シールがある本は、蔵書検索の PC からレシートみたいな紙を出力して、司書の方にカウンターで出してもらいます。4冊中、3冊。書庫に保管されてる本は、書棚から立ち読みできないので、勘で選んでひたすら持って来てもらうしかありません。トライ & エラー。
- 福間聡 『ロールズのカント的構成主義』
- 岩波書店『岩波講座 政治哲学 第5巻 理性の両義性』
- ミシェル・フーコー『カントの人間学』
- 重田園江『ミシェル・フーコー : 近代を裏から読む』
ジョン・ロールズの『正義論』からカントを介してミシェル・フーコーに接続した。イマヌエル・カントのこと全然知らないんだけど。
ロールズの『道徳哲学史講義』(みすず書房の『哲学史講義』)がほとんどカントについてだったのと、『正義論』の中でも注釈に何回もカントが出てきたので、カントが重要だということはわかった。
重田園江サン*3の『社会契約論』を『正義論』のガイドブックにしようとしていて*4、その重田サンが岩波講座の政治哲学5で「カントを読むフーコー」というテーマで書いていた*5。そこからフーコーが亡くなってから出版された、フーコーが一番最初に書いた論稿である『カントの人間学』に繋がったというわけ。フーコー、書いてる本の題名、テーマがあっちこっちに飛びまくっているんだけど、その基底にはカントがあった、みたいな話らしい。
図書館に行って本を読まずに、本と本、著者と著者の繋がりをひたすら読んでいた*6。借りてきたけど、繋がりはすでに読んでしまっているので、ほぼ目的は達成されてしまっている。このまま積んでおいても全然構わない感じ。虎の威を借る、大富豪的、積読山脈*7
*1:貸し出し上限の8冊
*2:まだ返却日まで1週間ありましたが、なぜ返そうと思ったのかというと、積読山脈にかまけて『正義論』を放っておいてしまったからなのと、『政治哲学史講義』と『道徳哲学史講義』はいずれ買おうと心に決めたからです。ところが、
*3:重田と書いて「おもだ」と読む
*4:というわけで、図書館で借りたあと本屋で買った
*5:フーコー―公共性と倫理への問い(カントを読むフーコー) https://www.kinokuniya.co.jp/f/dsg-01-9784000113557
*6:だからイマヌエル・カントのことを全然知らないんだけど、政治とか倫理とか哲学とかでどのような位置を占めるのかなんとなく分かってきた
*7:小市民にも可能です。そう、公立図書館にアカウントがあるならね