日記の練習です。
ベストが終わったので、あわてて図書館から借りっ放しの本を読んでいる。返却しなきゃいけないから。
https://copyanddestroy.hatenablog.com/entry/2024/12/03/135722
岩波書店『岩波講座 政治哲学 5 理性の両義性』の重田園江『公共性と倫理への問い (カントを読むフーコー)』を写経し終わったので、次はミシェル・フーコー『カントの人間学』を読む。
前のヤツは重田園江サンがカントを読んでいるフーコーについて書いていて、今度のヤツはフーコーがカントの『人間学』をフランス語に翻訳したものの解題として書いている。
フーコーは、ハイデガーを参照しつつそこから解脱しようとしているらしい。『カントの人間学』の鏡像をなしているのがマルティン・ハイデガー『カントと形而上学の問題』だと訳注に書いてあった。
訳注、あとがき、って本題よりもパンチラインに遭遇することが多い印象があって、この本の場合「フーコーがカントの『人間学』をフランス語に翻訳したものの解題として書いている」本を翻訳した王寺賢太サンを読んでいるみたいになる。入れ子構造となっている。多層的。
訳注のボリュームがすごいのと、巻末に「カント基本用語集」がついていて便利。猛烈に欲しくなっている。それとカントについて全然知らないから、絶妙に難しくて返却日までに全部読めるかわからない。欲しい理由ならいくらでもある。でも気をつけないと手に入れた途端に積読山脈。