雪にはならなかった。ラッキーだった。街の子どもたちは、街中が真っ白になって、学校が休校になって、公園に真っ黒な雪だるまを積み上げることを望んでいたんだろうけど、残念でした。子供たちと大人たちの意見の相違はこういうところにある。暖冬、南岸低気圧。本当にラッキーだったと思う。この雨の量だと気温がもうちょっと低かったら絶望的な積雪になっていた。怖い。
アルマン・マリー・ルロワ『アリストテレス 生物学の創造』読了した*1。もう結構前に、あと残り一章までたどり着いていたからいつだって読了できる感じだったんだけど、延々とアウトロがループする Dub や Mix tape みたいに終わりを先送りしていた*2。なんかもったいなくて。この本については書こうと思えば尽きることなくいろんな話が書けそうだけど*3、うまいことまとめるような事は先送りしておこうと思う。何回でも巻き戻して読み返すことになると思う*4。
積読山脈の話。こうなると次になにを読むのか、って話なんだけど、いま、とっかえひっかえ並行して言語哲学、科学哲学、アレ、コレというように、非常に(非情に)とっ散らかっている。そのうえ20日でクレジットカードが締まったので積読山脈に積み増す気持ちマンマンで Amazon のカートに本を入れたり出したり、入れたり出したりしている。まだ「レジに進む」は火を吹いていない*5。
インフルエンザから回復して一週間。先週からは想像がつかないくらい復活してきた。土曜日は雨だったからステーショナリー・バイクを60分漕いだ。本当は90分くらい漕ぎたかったけどちょっと無理だった。日曜日は午後、雨が上がったタイミングで大急ぎで準備して走った。川沿いフラットと公園のアップダウンで100分*6。来週は全然ダメでもイイのでとにかく裏山へ上がりたい。一週間、ちゃんと身体を動かして準備する。こういうところだけは勤勉だと思う。
「今週末のプレイリスト」、そろそろディグする先を決めたい。いまは掘りどころが定まっていない。去年はサン・ラのデューク・エリントンからビッグバンド、ラージアンサンブルっていう流れがあった。思い返すとそのときの興味の重心はビッグバンド、ラージアンサンブルの方じゃなくて、サン・ラが古典(と書いてカノンと読む)を演っていた、という方だった。それは寺田寅彦のルクレティウスだったり、アルマン・マリー・ルロワのアリストテレスと同じ話だった*7。温故知新っていう四文字にするとちょっと安っぽいけけど、「カノンを攪乱する」っていう話*8
*1:https://twitter.com/taizooo/status/1748910849002295490
*2:https://copyanddestroy.hatenablog.com/entry/2024/01/03/234446
*3:https://copyanddestroy.hatenablog.com/entry/2024/01/02/214117
*4:そのためにキンドル版も購入した。キーワードで検索できるところが良い。ただ上下巻に分冊されているのがイマイチ。キンドル版は上下巻は合冊するか、もしくは上下巻で串刺しに検索出来てほしい
*5:https://copyanddestroy.hatenablog.com/entry/2024/01/20/222355
*6:https://copyanddestroy.hatenablog.com/entry/2024/01/21/231532
*7:https://copyanddestroy.hatenablog.com/entry/2024/01/18/133701
*8:カノンを攪乱するために――青空文庫に本を持ち寄ること https://www.aozora.gr.jp/soramoyou/soramoyouindex.html