テクい道をパワフルに通るのが好き
帰れ!大鶴谷帰宅倶楽部 1巻 第2話*1
gyazo.com
裏山、ひさしぶりに上がったんだけど、山を走るのは、このラインをストレートに登れるようになったとか、このラインをスムーズに下れたとか、そういう強度とかスキルとかが、フラットランニングと違って、明らかなので楽しい
— twwp™ (@taizooo) 2025年6月7日
フラットだと、結局、フォームとかタイムとかになっちゃうでしょ
— twwp™ (@taizooo) 2025年6月7日
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— twwp™ (@taizooo) 2025年6月7日
イーサネットはなぜ「エーテル」なのか
ちょっとした tweet を見かけて、そこからネットワーキングの歴史を追いかけていた。まとめようと思っていたけど途中で飽きて*2、開いていたタブを全部閉じてしまった。もったいなかったかもしれない。
走り書き。
Apple Talk *3は Macintosh にビルトインだった Mini DIN8-pin のシリアルポート( RS422 )を使っていた。RS422 は送受信2チャンネルの全2重化なので高等で高価。これをデイジーチェーンに繋いでネットワークを構成した*4*5。送受信を接続されたマシン同士がバケツリレーしていた。IBM PC のローカルネットワークは Token Ring *6だった。トークンをグルグル回して発信権のあるマシンだけが送信ができた*7。実物を見たことがない。イーサネットの元になったのは ALOHAnet *8でブロードキャスト・チャンネルとランダムアクセス・チャンネルに2波を使用した無線ネットワークだった。これを有線にしたものがイーサネットの始まり*9。だから「エーテル」*10。 ALOHAnet は同じ周波数を使ってたくさんのマシンが通信するので衝突が問題だった。衝突を検知したらしばらく黙った。そのために乱数を使った*11。
いまではすべてが IP の上で行われているけども、1970 ~ 1980 年代を振り返ると全てが混沌としていて、それが必然だったとは到底思えない。もしかしたらこの世界は、全然違う世界だったかもしれない。
*1:田中カタパルト『帰れ!大鶴谷帰宅倶楽』、今週の別冊少年マガジンで完結となった。突然の最終回、前話が一部のページがネームのままの掲出、といった波乱の幕引きとなったけども2巻は出るらしい
*2:途中でイラっとくることがあって
*3:AppleTalk - Wikipedia https://en.wikipedia.org/wiki/AppleTalk
*4:旧MacOSの情報12 http://www.marushin-web.com/oldmac_12.html
*5:AppleTalkが支えた初代Macintoshの先進性 そしてコンピュータ業界に与えた大きなインパクトとは | Mac Fan Portal https://macfan.book.mynavi.jp/article/6298/
*6:Token Ring - Wikipedia https://en.wikipedia.org/wiki/Token_Ring
*7:トークンリングLAN上のステーションは、論理的にリングトポロジーに構成され、データはリング内を循環する制御トークンによってアクセス制御されながら、あるリングステーションから次のリングステーションへと順次送信されます。 https://en.wikipedia.org/wiki/Token_Ring#Access_control
*8:ALOHAnet - Wikipedia https://en.wikipedia.org/wiki/ALOHAnet
*9:Xerox Network Systems - Wikipedia https://en.wikipedia.org/wiki/Xerox_Network_Systems#Origins_in_Ethernet_and_PUP
*10:このアイデアは、メトカーフが1973年5月22日に書いたメモに初めて記載され、そこで彼はかつて「電磁波を伝播するための遍在する完全に受動的な媒体」として存在すると仮定されていた光伝導性エーテルにちなんで名付けられました https://en.wikipedia.org/wiki/Ethernet#History
*11:このメカニズムは、確認応答がない場合には直ちにパケットを送信し、確認応答が受信されない場合はランダムな待機時間後に送信を繰り返すことで、デバイスの送信衝突を解決した https://en.wikipedia.org/wiki/ALOHAnet#History