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今週末の良かったこと

スプーンとフォーク

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家で一番古くからある、スプーンとフォーク。ただの平たいステンレスをチャッチャと整形しただけみたいな簡素なヤツなんだけど、これが一番気に入っている。

愛と力の話

もうほぼ内容は忘れてしまっているけども、以前、アダム・カヘン「敵とのコラボレーション」を読んだ。まずタイトルの「敵とのコラボレーション」というのが凄いんだけど、ここで言う「敵」というのはそれぞれ違う思惑を持った人たちのことで、そこでのコラボレーションであるならば、かなり普遍的な状況になる。たとえ仲間であっても、同じ職場の同僚であっても、親兄弟であっても、家族であっても、夫婦であっても、恋人であっても、なんであっても、他人である限り、それぞれに違う思惑がある。思惑が交差している。その利害の一致の幅が大きいか小さいかだけの話だったりする。場合によっては一人の人間の中にも相反する気持ちがあったりする。

で、この本の中に「愛と力」の話が載っている。本の内容はもうかなり忘れてしまっているんだけど、この「愛と力」というモチーフだけは何回も何回も頭のなかでオートリバースしているので、これはアダム・カヘンではなくて自分の考えたものみたいになっている。「愛と力」は衝動である。

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ここでいう「愛」というのは、「一体になる、一緒になる、仲間になる」みたいなことを指している。人は一人ぼっちではいられない。この「愛」は関わる行為として現れる。そして「愛」の衝動はみんな平等(共有化、均質化)とか、整った感じ(統合化、標準化)という作用を生む。

一方、ここでいう「力」というのは、「したいことをしたい、なりたいものになりたい、それを実現したい」みたいなことを指している。この「力」は主張として現れる。そして「力」の衝動は、誰かとは違うことをしたい(差別化)、自分のやりたいようにやりたい(個別化)という作用を生む。

集団というのはこういう「愛と力」という衝動のバランスで成り立っている、と。


で、だから、人というのは寄り集まると、ある瞬間にはまるで敵同士みたいな立場だった二人が、徒党を組んで悪巧みを始めたりする(イヤ、悪くないこともあるけど)。外からみると(というか当事者からすると)、「オイオイ、ヤツら敵と味方の区別もついていねーじゃねーか、味方からマシンガンで撃ち抜かれかねん」みたいな状況に遭遇したり、いや、実際には巻き込まれてたりする。よくある(イヤ、よくあっては困るのだが)。

人間関係というのは動的で、微妙なバランスに依っていいるなー、と思うのと、そんな呑気なこと言ってられないなー、というのと、あと、人の悪意を回避するためには自分が悪を身に着けないといけないなー(悪というかここでいう「力」のこと)、とか、面倒なヤツとは関わりたくないなー、という気持ちがあったりする。


人は必ずこの「愛」と「力」のどちらかを行使していて、人によってはどちらかに偏っているらしい。これは陰陽、バランスの問題なので、「力」を発揮すべきときには「力」を、「悪」を示すべきときには「悪」を、「愛」を満たすべきときには「愛」を、「善」を成すべきときには「善」を、行使できるように日々、鍛錬が必要というわけ。そんな日々です。そういうものだ。

各自、健闘を祈る。

それから、

DAZN の料金プランが改定されて価格がアップした。いままではいつでも解約出来るように月額プランだったんだけど、この際なのでサポートしているサッカークラブから年間視聴パスを購入することにした。

www.ventforet.jp

それから、それから、

今週末のプレイリスト。1曲目は1年前のプレイリストから マイケル・ゴードン "Natural History" 。24分40秒。コーラス、声がする楽曲と、ピアノ、フォー・テット "Parallel 10" と エマホイ・ツェゲ=マリアム・ゴブルー "Homesickness" な感じ。

今週のヤツは、金曜日の夜にかけっ放しで寝られたことをお伝えしておきます。

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