今週末の良かったこと(スーパーカップと光と直線と断片と希望の話) - copy and destroy
光は直線的に進む。進歩は同様に直線的に進むと考えられている。それはゴールが存在すること、進むべき正しい方向があること、そして自分はそれを進むのだ、という強い意志を意味する。
こうなるとやたらと直線が気になり始める。
山梨は盆地で山が迫っていて、ここは空が狭いなんてよく揶揄される。視界の中にはいつでも山のフォルムがあって、地面と空の境目は上ったり下ったりする曲がりくねったラインだ。そんな風景のなかで、道路や橋や家や電柱や人が作ったモノは全て直線から成り立っている。
進歩が直線的に進むのは、過去から未来へ流れる時間の流れに依るとするならば、これらのモノが描く直線は、空から地へ鉛直方向に貫く重力のベクトルに依るのかな、なんて考えたりした。