copy and destroy

catch and eat

日記の練習です。

デイヴィッド・ストラウス『生ける憲法』を読み終わって、俄然、アメリカ合衆国憲法に興味が出てきた。阿川尚之『憲法で読むアメリカ史』をキンドルで落とした。一瞬で空から降ってくる。便利。昨晩ちょっと読みかけたところに『ザ・フェデラリスト』が出てきた。やっと取りまとめられたアメリカ合衆国憲法を成立させるためには全13州のうち9州以上の批准が必要で、そのなかでも重要な州だったニューヨーク州は共和派の反対世論の方が強かった。それに対して憲法草案に関わった3人が批准のための投票までの1年弱、新聞に投稿し続けた論文集が『ザ・フェデラリスト』。フェデラリストとは連邦派を意味する。抄訳版が岩波文庫、全訳版が福村出版から出ているのがわかった。福村出版のものは欠品でもとの値段が15,000円もしたので中古価格は5万円くらいになっている。ふざけんな。というわけで国立国会図書館サーチで探すと国立国会図書館デジタルコレクションに上がっていた。1編の論文の分量も結構なもので、しかも内容も難解。こんな文章が新聞に載っているというのもちょっと凄いな、と思った。

ということで、今朝は*1『ザ・フェデラリスト』の第10編「派閥の弊害とその匡正策」を読んだ。「匡正」はキョウセイと読む。正しく直すことを意味する。匡は「ただす」とも読む。

文章の中に、「公正」「正義」「善」と出てきて、朱喜哲『<公正>を乗りこなす』と繋がった感じになっている。ここで話をうんと端折る。いまソーシャルネットワーク、ソーシャルメディア、いやもっと足元に寄せると僕らの生活しているインターネットで、僕らが晒されているこの問題は*2、実は政治の話だったのだ、という気付きがあった。政治っていうと国際問題とか戦争とかの話だと考えてしまうけど、もっと足元に転がっているようなものに見える。見えるようになったらそうとしか見られない。トンカチを握っていると全てがクギに見える。ドライバーを握っていると全てのネジを外してみたくなる。

という、話でした。

ザ・フェデラリスト | NDLサーチ | 国立国会図書館
ザ・フェデラリスト - 国立国会図書館デジタルコレクション
gyazo.com

*1:ちょっと仕事をサボって

*2:問題が起きているとするならば

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