日記の練習です。
この選ぶ過程が結構アハ体験だった、こんなにも濃密な音楽体験はなかなか、味わったことがなかった。
1年前の「今週末のプレイリストの1曲目」10選 2024 | yuta25 - 💽
説明が大変だから話を端折る。
ある曲を知っている、ある曲を聴いたことがある、ある曲をプレイリストに選んだことがある。ある曲をそのプレイリストの中のベストとして選んだことがある。ある曲をプレイリスト全体のベスト・オブ・ベストとして選んだことがある。
ここにはその「ある曲」との関係の濃密さが、ダーっとグラデーションにあって、みんなにとっての(普遍としての)「ある曲」と、僕にとっての(個別としての、特別な、具体な)「ある曲」というのが存在している。この二つの「ある曲」は 1bit たりとも違わずまったく同じ楽曲なんだけど、でもこの二つは全く違うものだ。
イアン・ハッキング『言語はなぜ哲学の問題になるのか』の「観念の全盛期」、いわゆる啓蒙( Enlightenment )の時代には、この目、この眼で見ることの意味が今とは全く異なっていた。ってあって、つまり「伝え聞くこと」と「実際に目の当たりにすること」の間には雲泥の差があったってことなんだけど、
そういう感覚は、現代を生きる僕たちにはもうあまり感じることが出来ないもので、僕らはこの薄っぺらな液晶モニターに映るビットの並びを、疑いなく真実だと感じているし、それを見ることは、まさに体験だと思っている。僕らは低解像度の世紀を生きている。
というか低解像度であることにこそリアルを見出している。
変形型月面ロボット(Lunar Excursion Vehicle 2(LEV-2)、愛称「SORA-Q」)が撮影した小型月着陸実証機(SLIM)の画像がグリッチ(ビット落ち)してて、そこにリアルさを感じた。
https://copyanddestroy.hatenablog.com/entry/2024/01/27/164522
(オチなし)