Cosmonaut Roger — Alfred Hitchcock, Cannes, 1963
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2025/06/16 月曜日 ~ 2025/06/22 日曜日
- 土曜日、川沿いフラット、愛宕山こどもの国、大笠山を巻いて(避けて)、愛宕山スカイラインから茶道峠、樹木見本園 2時間
- 日曜日、裏山、オリエンテーリングコースから大笠山、樹木見本園まで1往復(2時間)、小瀬往復、自転車、めちゃくちゃスローに(1時間) 3時間
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- 月曜日、オフ
- 火曜日、ステーショナリーバイク 1時間
- 水曜日、舞鶴城公園、ゆるやかなアップダウンをひたすらスローに 1時間30分
- 木曜日、舞鶴城公園、いろいろなアップダウンをややスローに 1時間30分
- 金曜日、オフ
- 土曜日、裏山、大笠山まで1往復 スローに 1時間30分
- 日曜日、裏山、オリエンテーリングコースから大笠山、樹木見本園まで1往復 やや強めに 2時間
5日
7時間30分(平日 4時間、週末 3時間30分)
暑熱順化
というわけで、暑熱順化の一週間。気をつけたのは暑さを避けない、水分をとるペースを2倍に(1時間でボトル1本 500ml だったのを30分に)、塩タブレットも2倍のペースで(30分で1粒だったのを15分に)。
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先週末日曜日に撃沈した裏山の気象条件が、甲府気象台のデータでは、気温27.2~28.8℃ 湿度83~72% *1、そして今週末日曜日の気象条件が、気温 32.7~31.6℃、湿度 53~57% *2、気温は今週末の方が高いけど、湿度は先週末の方が高かった。自然相手なので(外的環境はまったく同じになることはないので)、相対的に比較することはできませんが*3*4、
主観的(体感的)にはかなり動けるようになりました。十分適応した。すごい!人体の神秘!そして「温熱快不快感度」という単語を知った。オーバーヒートは頭、たぶん脳、それと首周り、たぶん頸動脈に感じることができます。
いつもより疲労度が大きいので、運動時間については注意が必要そうです。完全に適応するには10日から14日くらいかかるようですから、もうちょっと適応するかもしれません。
競技者のための暑熱対策ガイドブック
暑熱順化について、国立スポーツ科学センター『競技者のための暑熱対策ガイドブック』*5*6*7によると以下の通りです。
- 暑熱順化を行うためには、熱放散反応を刺激する必要がある。具体的には60〜100分前後の中強度運動(50~60% VO2max)を行い、深部体温を1℃以上上昇させることが必要となる。順化期間は7〜10日程度必要である。
- 暑熱順化を行うことで体温調節が効率的に働くようになる。
- 暑熱順化の主な効果には、血漿量の増加、発汗量の増加、同一運動強度での心拍数の低下などがある。
- 暑熱順化で得られた効果は、短期間で失われるものではない。
- 暑熱順化で得られた効果は、暑熱環境のみならず、通常環境でもその効果が発揮される。
上の文書で参照されていた論文では、以下のようにありました
Adaptations and mechanisms of human heat acclimation: Applications for competitive athletes and sports
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Fig. 5. Time course of induction in human adaptations to heat stress. Within this first week of exercise heat acclimation, plasma volume expands and heart rate decreases during exercise at a given work rate. Perceptually, the rating of thermal comfort improves.
From a thermoregulatory perspective, core and skin temperature are reduced during exercise at a given work rate, whereas sweat rate increases. Consequently, aerobic exercise capacity is increased. Of note, the magnitude of these adaptations is dependent on the initial level of acclimation, the environmental conditions (i.e., dry or humid), exercise intensity, and acclimation regimen.
図5。熱ストレスへの人間の適応における誘導の時間経過。運動熱順化のこの最初の1週間以内に、血漿の体積が拡大し、特定の作業速度での運動中に心拍数が低下します。知覚的には、熱快適性の評価が向上します。
体温調節の観点からは、特定の作業速度で運動中にコアと肌の温度が低下しますが、発汗速度は増加します。その結果、有酸素運動能力が向上します。注目すべきことに、これらの適応の大きさは、順応の初期レベル、環境条件(つまり、乾燥または湿気)、運動強度、および順化レジメンに依存しています。
*1:2022/06/15 甲府 気象庁|過去の気象データ検索 https://www.data.jma.go.jp/stats/etrn/view/hourly_s1.php?prec_no=49&block_no=47638&year=2025&month=06&day=15&view=p1
*2:2022/06/22 甲府 気象庁|過去の気象データ検索 https://www.data.jma.go.jp/stats/etrn/view/hourly_s1.php?prec_no=49&block_no=47638&year=2025&month=06&day=22&view=p1
*3:暑さ指数 WBGT で比較することができるかもしれない / 環境省熱中症予防情報サイト 過去データ-データリスト 甲府(山梨) https://www.wbgt.env.go.jp/record_data.php?region=04&prefecture=49&point=49142
*4:Kofu_202506 https://docs.google.com/spreadsheets/d/10uzlPIwgRGjcDQpSGuWN8cFCCr-TSMILeeNch6yIELs/edit?gid=722783552#gid=722783552
*5:学術誌・ガイドブック https://www.jpnsport.go.jp/hpsc/study/tabid/1766/Default.aspx
*6:競技者のための暑熱対策ガイドブックダウンロード(p.2~p.23) https://www.jpnsport.go.jp/hpsc/Portals/0/resources/jiss/jigyou/pdf/shonetsu_2-23pp.pdf
*7:競技者のための暑熱対策ガイドブックダウンロード(p.24~p.43) https://www.jpnsport.go.jp/hpsc/Portals/0/resources/jiss/jigyou/pdf/shonetsu-24-43pp.pdf