本は厚いほうがイイ、積むのなら高いほうがイイ、カロリーが高いほうがイイ
昔々、インターネットの彼方で、あるひとに「キミはわたしの文章のカロリーの高いところばかり引用していくね」といわれたことがあります。彼(彼女)がいうところのカロリーの高いところばかり引用し続けた結果、その「弱いつながり」(弱い紐帯の強さ)はあっという間に消えてなくなってしまいました。
via https://twitter.com/taizooo/status/1344481349562892288
さて、2021年も1ヶ月が過ぎて、インターネット世紀(2007年~現在)で何回目かの読書期がやってきました。本は厚いほうがイイ、積むのなら高いほうがイイ、という積読主義者ではありますが、買ってきてそのまま積読山脈に積み増すのも芸がないのでカロリーが高いところを選って読み捨てたりします。
プラグマティズム古典集成
via https://copyanddestroy.hatenablog.com/entry/2021/02/08/183206
- 宇野重規「西洋政治思想史」は、最初の「はじめに 政治思想史とは何か」と最後の「結章 20世紀の政治思想」と参考文献リスト
- 伊藤邦彦「哲学の歴史 第8巻(18ー20世紀) 社会の哲学」は、最初の「総論 進歩・進化・プラグマティズム 」
- 植木豊 (編)(訳)「プラグマティズム古典集成」は、編者自身による最初の「本書の構成」と最後の「解題:プラグマティズムの百年後」と「掲載論文の出典および先行翻訳一覧」と参考文献リスト
もうこのまま積読山脈の地層と化しても後悔しない程度にはガーっと読んでから積みます。
パース「探求の方法」
ところで、「プラグマティズム古典集成」に先行する形で、上山春平(編)「世界の名著〈第48〉パース・ジェイムズ・デューイ」が同じ中央公論社から1968年に出版されています。 https://copyanddestroy.hatenablog.com/entry/2021/02/01/182222 に書いたように、プラグマティズムに一番最初に近づいたのは、筑波大学 陸上競技研究室 の記事 でした。(2020/3月)。ここにパース「探求の方法」についての言及がありました。
https://twitter.com/taizooo/status/1358249506941247491
「プラグマティズム古典集成」には、「世界の名著〈第48〉パース・ジェイムズ・デューイ」の再録、新訳が掲載されてる。パース「信念の確定の仕方 (旧訳 探求の方法)」が載ってた。ラッキー。まぐれ当たり
インターネットを探してもなんの文献が載っているのかわからなかったりする。本当にラッキーだった。ラッキーだったけどいつ読み終わるかはわからない。
(つづく)