copy and destroy

catch and eat

今週末の良かったこと

始まりの話

この読書の旅、どういうふうに始まったのか、どういうふうにここまでたどり着いたのかちょっと追いかけていた。

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分厚過ぎて読み切れる気がしない

今も続いているこの読書の旅はリンクを辿る旅で、その始まりはこの "CODE" の序文から始まったのだった

一番は「インターネットとはなんなのか」から始まっている。それがいつの間にか「世界とはなんなのか」「人間とはなんなのか」という方向に進んで、気がついたらいまここにいる、みたいな感じ。

何のために CODE とか読んでるかと言えば reblog commons 設立のために決まってるじゃないですか

リンクをつなげる、リンクをたどる

「なぜインターネットはアメリカで始まったのか」を考えるために、「なぜ産業革命はイギリスで起こったのか」を調べていたら、「なぜアメリカ大陸はヨーロッパに支配されることになったのか」が疑問になって、「なぜルネサンスはイタリアで起こったのか」にたどり着いたら、なぜかルクレティウス「物の本質について」を掴んでレジに立っていたという。

インターネットの手前あたりにレッシグ「CODE」が挟まってて、インターネットと産業革命の間あたりにウェーゲナー「大陸と海洋の起源」が挟まってて、産業革命とアメリカの間あたりにダーウィン「種の起源」が挟まってて、産業革命とルネサンスの間あたりたぶんよくわからないいろいろが挟まってて、ルネサンスとゼロのあたりにたぶん新約聖書が挟まってる。 書籍も歴史も多層的、重層的に積み重なっている。

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ヴィクトリア朝時代のインターネット

最初の大西洋海底ケーブルが施設されたのが1858年、ダーウィンの「種の起源」の発表が1859年

マックスウェル「電磁場理論」、1864年

理論より先に大西洋にケーブルを通しちゃう訳ね

ロンドン世界初の地下鉄、1863年

地下鉄より海底ケーブルの方が先

何だ、人間って昔からオンライン大好きだったんじゃないか!

魅惑の19世紀

19世紀って今よりもっと科学技術的にエキサイティングだったみたい

で、世界史見てきて思っているのは、技術革新の一番エキサイティングだった時代は19世紀だったんじゃないか、っていうの。今よりずっと凄かった。たぶん

18世紀末から19世紀中頃まで、アメリカ独立やらフランス革命とナポレオンやらウィーン体制やらマルクスと共産党宣言やら、最高にエネルギッシュな感じ

20世紀の音楽

20世紀の音楽を掘りたくなった

20世紀の音楽を追いかけるには、19世紀の音楽を知らないといけなくて、19世紀の音楽を知るためには19世紀の世界を知らないとならない。音楽も政治も社会も科学も産業も経済も全部つながっている。たぶん20世紀の音楽を知るということは21世紀の音楽を知ることでもある。音楽も多層的、重層的に積み重なっている。

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