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電話するアメリカ の検索結果:

日記の本番 2023/12

…ード・フィッシャー『電話するアメリカ』を引っ張り出して読み始めた*2*3。積読山脈の中でもとりわけ昔からずっとそこにあった本で、しかも買った当時、すでにそれは十分、古い本だった。「そういえば読む本は分厚いければ分厚いほど精神が安定するような気がするな」という単純な印象、ただその物理的な分厚さから、という理由で読み始めた。そんな『電話するアメリカ』がやっと最終章までたどり着いた8月始め、さらに猛烈に押し寄せてくる「公」に抗って、アルマン・マリー・ルロワ『アリストテレス 生物学の…

…りそう留守番気味で『電話するアメリカ』を読みながら適当になにか食べて、ちょっともの足りなくて袋ラーメンを煮て食べて、まだ足りなくて冷凍してたご飯を温めて食べた墓参り。昨年も12日だった*2ここまでかなり切羽詰まってた「公」も残り2ヶ月切ってきて、まだまだやらなきゃいけないことたくさんなんだけど、 ToDo ちぎっては投げちぎっては投げし続けてきて、この盆休みはつかの間の休息になってる。 LINE もメールも凪いでいる「点と点を繋ぐこと」の話、ここでまた改めてティム・インゴルド…

今週末の良かったこと(社交性の発見、背中ごしのブーイング、痛みとはなにか)

読書(『電話するアメリカ』『アリストテレス 生物学の創造』) 土曜日は読書した。ここ最近では珍しい。『電話するアメリカ』。20世紀初頭のAT&Tは一生懸命電話を売り込んでいたけど、その対象は事業主や医師やビジネスマンとかだった。電話というのは商売や事業で使われるものだと思いこんでいた。そして使っている人たちはそんなことにおかまいなく、使いたいように使っていた。AT&T は友達と無駄話したり家族と近況を確認し合ったりするなんてこれっぽっちも考えていなかった。そして社交性は発見さ…

…すっかり忘れた*3『電話するアメリカ』ちょっとずつ読み進めている。3章「大衆を教育する」の "社交性の発見" *4が出色でインターネットのみんなに読んでもらいたい*5 そしてまた、電話業界がなぜ、いかにして社交性を発見したのかという物語は、テクノロジーの普及とはいかなることなのかについてのいくつかの教訓を与えてくれる。 それは要するに利用法というものは、テクノロジーの消費者によって発見され、推進されるものだということを教えてくれているのだ。 これも「パンチラインは読み手によっ…

…の大変さよ点と点 『電話するアメリカ』、面白いところは、電話と自動車を「空間を超えて点と点をつないでいくテクノロジー」というふうに定義して、同列のものとして扱っているところ。鉄道、自動車、電話。インターネットもここに並ぶことになる https://copyanddestroy.hatenablog.com/entry/2023/07/15/004254 「時間を超えて点と点をつないでいくテクノロジー」それが日記 https://copyanddestroy.hatenablo…

今週末の良かったこと(近代(モダン)、近代化(モダニゼーション)、近代性(モダニティ))

…gyazo.com『電話するアメリカ』はちょっとずつ読んでいる。怒涛の読書期到来! って感じではないけど、ダメならダメなりに超低空でもギリギリ飛び続けたい。『電話するアメリカ』のクロード・フィッシャーは、この本ではなにを取り扱うのか、言葉の定義はなにか、ということを最初の最初に示していて、この本の結論はこうである、なんてことまで書いている。そう、すでに結論を読んでしまっているのだ。真っ当に最初から読んでいるのに!「社会学、歴史学、人文科学の文献の大半は近代(モダン)、近代化(…

…を並べるのかが大事『電話するアメリカ』読む。いまのところ、週末しか読んでない『電話するアメリカ』、面白いところは、電話と自動車を「空間を超えて点と点をつないでいくテクノロジー」というふうに定義して、同列のものとして扱っているところ。鉄道、自動車、電話。インターネットもここに並ぶことになるインターネットって郵便、電信、電話の系譜に連なっていて情報史と人の移動の歴史(帆船、汽船、鉄道、モータリゼーション、ジェットセット!)をかえり見ると残念ながらインターネットの次は人の移動や集中…

今週末の良かったこと(積読山脈最下層から本を発掘)

gyazo.com 電話するアメリカ クロード・フィッシャー『電話するアメリカ』。そういえば読む本は分厚いければ分厚いほど精神が安定するような気がするな、ということで唐突に積読山脈の最下層から一冊引っ張り出した。買ったのはたぶん10年くらい前ですでに十分古い本だった。原著は1992年に出版されていて、調査されたのが1980年代。で、日本語版が出たのが2000年。まだインターネットさえその全貌が定まっていなかった頃に出版されている。もう誰も振り返ったりしないたぐいの本だろう。ち…

クロード・フィッシャー『電話するアメリカ』

…ード・フィッシャー『電話するアメリカ』、積読山脈の最下層を構成する一冊で「なんか読むかー」と思ったときにたまたま目に入った。これは前に電信とか通信の歴史を追っかけてたときに買ったのだと思う。たぶんトム・スタンデージ『ヴィクトリア朝時代のインターネット』を読んでいた頃*1 モダニティ(近代化)、テクノロジー(技術)、コミュニティ(組織・機構) 「組織・機構(通常、ゲゼルシャフトは「コミュニティ」、ゲマインシャフトは「ソサエティ」と定義される)」 「20世紀初頭のアメリカ社会学の…

…と)が書けるのか?『電話するアメリカ』 https://www.nttpub.co.jp/search/books/detail/100001075.html青色のママチャリで本屋に行ってきた。何ヶ月ぶりかわからない。偵察だけしてなにも買わずに帰って来た本は読むのも買うのも練習が必要で、これはフィジカルな行為なのだと改めて思った。数ページしか読めなかったし、手ぶらで帰って来たし。読書にまつわるこの事象のことを「積読山脈」って呼んでるけど大きなエネルギーが必要っていう意味ではあ…

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