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アリストテレス, 生物学の創造 の検索結果:

今週末の良かったこと(恋い焦がれ待ち焦がれたホーム初勝利、花粉症でダウン、「すべて」と「存在する」に絡め取られる)

…ン・マリー・ルロワ『アリストテレス 生物学の創造』の「自然に切れ目を入れる」だったり、野矢茂樹『語りえぬものを語る』の「分節化されている世界」だったり*12、ゲオルク・ジンメルの「同調化」と「差異化」という2つのベクトルの話*13*14だったりもする。 *1:https://twitter.com/Bee_Yaah/status/1781616474865725509 *2:河田晃兵選手の負傷について | ヴァンフォーレ甲府 公式サイト https://www.ventfor…

今週末の良かったこと(ホーム開幕戦、やっぱり小瀬は最高という話と、新しいのものと古いのものを一緒に並べなきゃいけない話)

…ン・マリー・ルロワ『アリストテレス 生物学の創造』の「自然に切れ目を入れる」という言葉と、この『語りえぬものを語る』の「分節化されている世界」という言葉が繋がったことが、ことの発端だった https://copyanddestroy.hatenablog.com/entry/2023/12/18/174446 *6:ルートヴィヒ・ウィトゲンシュタイン『論理哲学論考』、一番最後の断章、「語りえぬものについては、沈黙せねばならない」から来ている *7:https://copyan…

日記の本番 2024/02

…ン・マリー・ルロワ『アリストテレス 生物学の創造』*8。その次が、全然違う用事で東京に出かけたのになぜか握りしめて帰ってきた、ルートヴィヒ・ウィトゲンシュタイン『論理哲学論考』*9。ここには、これまで自分がこだわってきた「もの」*10に関わる「ぶっとい何か」*11が埋まっているような気がする、という感覚と、まだ全然理解が追いついていないんだけど、これまで自分が追ってきた歴史の流れがなぜかこの辺りに流れ込んでいることだったり*12、ここからの連なりが数学や統計や文学や言葉やそれ…

日記の本番 2024/01

…ン・マリー・ルロワ『アリストテレス 生物学の創造』読了した。とっくの昔に読み終わる感じだったけど、ループして延々と終わらないテリー・ライリー "You'er Nogood" みたいに*11読了を先送りしていた*12。アルマン・マリー・ルロワがこの本を書くきっかけになったのはダーシー・トンプソンが翻訳したアリストテレス『動物誌』(1910)だった*13。そして寺田寅彦がルクレティウス『物の本質』を読むきっかけになったのもダーシー・トンプソンの書評(1928)だった*14。そして…

今週末の良かったこと(読了、医療費控除と裏山と右足首、そして「買ったからには読むんだろうな」)

金曜日、アリストテレス『動物誌』の上下巻が届いた。岩波文庫版。現在廃番につき在庫なし、ということで中古で買った*1。文庫になっていると知らなかったので『アリストテレス全集』に手を出すところだった。危なかった。gyazo.com岩波文庫版『動物誌』、文章の上の方にベッカー番号*2の記載があった。このベッカー番号でアルマン・マリー・ルロワ『アリストテレス 生物学の創造』訳注に書かれている内容とリンク出来る。買ったからには読むんだろうな。 見つけたからには掘るんだろうな 2016年…

…ン・マリー・ルロワ『アリストテレス 生物学の創造』を読了した話しか残していなかった。本を積むことについてはかなり積極的に書くけど、本を読むことについては書かないというか書きたくないみたいな不思議な力が働いている。それはたぶん自分の読書体験が、読みかけでそのまま投げ捨ててしまうことが多いというのと、「一年の誓いを立てる」とか「目指せ、目的・目標」とかそういう「有言実行だ!」「モチベーションだ!」みたいマッチョな姿勢を全くない信用していないというのと繋がっているのだと思う。自分自…

今週末の良かったこと(次々とやって来る南岸低気圧の危機、延々とアウトロがループする読了からの積読山脈)

…ン・マリー・ルロワ『アリストテレス 生物学の創造』読了した*1。もう結構前に、あと残り一章までたどり着いていたからいつだって読了できる感じだったんだけど、延々とアウトロがループする Dub や Mix tape みたいに終わりを先送りしていた*2。なんかもったいなくて。この本については書こうと思えば尽きることなくいろんな話が書けそうだけど*3、うまいことまとめるような事は先送りしておこうと思う。何回でも巻き戻して読み返すことになると思う*4。積読山脈の話。こうなると次になにを…

…ン・マリー・ルロワ『アリストテレス 生物学の創造』*2も、寺田寅彦『ルクレチウスと科学』*3も、古典を現代の視点から捉え直すという意味で、クラシカル・ミュージックの古楽復興(ピリオド奏法の探求)*4と近しいんじゃないか、って気がする。これは、過去と未来に向かう矢印の話だ*5*6。 *1:初出: https://twitter.com/taizooo/status/1747599192665854007 *2:アリストテレス 生物学の創造 - taizooo *3:寺田寅彦 ル…

日記の本番 2023/12

…ン・マリー・ルロワ『アリストテレス 生物学の創造』を買った。上下巻で700ページ、8,000円。思いつきで買うにはちょっとしたサイズと金額だった。酔っ払ったその勢いだった*4。書き出しにやられてしまった。『電話するアメリカ』は止まった。やっとたどり着いたのに*5。そんなふうにして読み始めた『アリストテレス 生物学の創造』なのにあっという間に脱線が始まって、レスボス島、アリストテレスの生物学が始まったその場所、を調べ始めてアテンションは散逸した。せっかく読み始めたのに。メチャ面…

…昼寝して終了です。『アリストテレス 生物学の創造』は、解像度の高い章と、なにが書いてあるのかサッパリわからない章の差が激しくて、冬休みが終わるまでに下巻を読了するぞと決意していたけど、このままだと突っかかるべきところを、スラーっと通り過ぎてしまいそうで、ちょっとアクセルを緩めた。もう少しスローに行くべきだった。半分くらい巻き戻して読み直しても良い。そういうスタンスに切り替えた。その隙に、ほかの本を探すのもまた一興。この休みは身体を動かすこと、走ることは全然ダメだった。気力が戻…

…ン・マリー・ルロワ『アリストテレス 生物学の創造』、これ、なにかと似てるとずっと思ってたんだけどやっと思い出して、それは寺田寅彦『ルクレチウスと科学』だった。『ルクレチウスと科学』は青空文庫でも読める*1。キンドルを漁ったらそれの電子書籍版がすでにあったので改めて開いてみた。そしたらちょっとビックリする発見があった。gyazo.com寺田寅彦がルクレチウス(ルクレティウス)の "On the Nature of Things" 『物の本質』*2*3に科学を見出したきっかけは、…

…ン・マリー・ルロワ『アリストテレス 生物学の創造』上巻、とりあえず読み終わった。それぞれの節が "LXVIII" みたいにローマ数字で書かれていて読めない。アリストテレス『動物誌』がモチーフだからだろうけど。そういう情緒はノーサンキューだよ。 《ローマ数字》68◆(50+10)+(5+1+1+1)=(L+X)+(V+I+I+I)=LXVIII https://eow.alc.co.jp/search?q=lxviii gyazo.com gyazo.com「分類」に関わる章『…

…ン・マリー・ルロワ『アリストテレス 生物学の創造』をキンドルでも買った。上下巻で8,000円。本を買って、あとからキンドルで買うの、時々やる。キンドル、キーワードで全体を串刺しに検索出来るのがイイ。特にその分野について掘るべきキーワードが全然わかっていないときは。本、いつも買ったあとにすぐ、カバーを外してしまうので気がつかなかったんだけど、装丁の絵は伊藤若冲だった。みすず書房はなにかと豪華。原書よりも豪華だったりする。それから原題は "The Lagoon: How Aris…

今週末の良かったこと(2023年末、特別編)

…ン・マリー・ルロワ『アリストテレス 生物学の創造』がきっかけ。一章ごとになにかが提示されて、そのたびに全然違う方向にすっ飛ばされている。まったく先に進まない。全然読んでいない。でも読んでいる。それをきっかけにしてなにかが始まったような気がしている。気がしているだけでなにが始まったのかはわからない。この一月ちょっとの間に、二度、大きな曲がり角に差し掛かったけれど、二度、曲がったので結局元の場所に戻ってきた感じになっている。進むべき方向よりも進みたい方向に進みたい。『今週末の良か…

…、読書が出来ていて『アリストテレス 生物学の創造』をトボトボと読んでいる。自分はすごい遅読で、平気で二週間くらいまったく目を通さなかったりするんだけど、そんなふうに、まだらに、ポツポツと、しかし、諦めず、飽きもせず、読み続けることが出来る。というのが、自分の才能なんだな、という気づきがあった。読んでないけど、読んでいない間もずっと読んでいる、みたいな*1 *2。 *1:今年は読書は全然ダメだったと思っていたけど、振り返ってみると、思っていたより全然、積読山脈は高く高く積み上が…

…ン・マリー・ルロワ『アリストテレス 生物学の創造』「イルカのいびき」より、「自然の切り取り方には多くの方法がある。そして切り取られたものはそれぞれが異なった相を見せている。」「アリストテレスはどこに切れ目を入れたのだろう? どのような科学を作り出したのだろう?」 https://twitter.com/taizooo/status/1736214765415137684 *3:野矢茂樹『語りえぬものを語る』より、「なによりもまず、世界が分節化されていなければならない。」 「わ…

…ン・マリー・ルロワ『アリストテレス 生物学の創造』*1 *2 *3 *4 。10ページくらいか、そんなもんで止まった。ベスト・オブ・ザ・イヤーの記事*5で、アリストテレスの話は、残念ながらボツだった。すごくインターネットっぽいフレーズだったけど。 「Aである/Aではない」。世界を分けることは人間の認識の根幹に関わる。分けることは「分類」と呼ばれる。アリストテレスは生物を540種に分けた。 アリストテレスは自然を、無生物から人間へと切れ目なく連続につながる階段であるとみなした。…

今週末の良かったこと(社交性の発見、背中ごしのブーイング、痛みとはなにか)

…読み始めてしまう。『アリストテレス 生物学の創造』。その書き出しがもう破壊的に面白くってガーっと行きかけた。アルマン・マリー・ルロワ、進化生物学者らしいけど、文書がメッチャ面白い。アリストテレスが最も力を入れていたのは生物学(自然哲学)で、それ以外のあれやこれはこの生物学のためにあったと言っても過言ではない(そうだ)。そしてそれはエーゲ海に浮かんでいるレスボス島で育まれた。見るからに火山性の島だ。カルデラになっている。読み進める前に Google Map でどんな島か調べた。…

…ン・マリー・ルロワ『アリストテレス 生物学の創造』*7、あっちを読みかけのままちょっと読み始めてしまって、その破壊的な書き出しにやられまくっている。アルマン・マリー・ルロワ、進化生物学が専門らしいけど、ちょっとすごいな。そそる。そそりすぎる。そそるにすぎる*8 *1:https://open.spotify.com/playlist/0BtIeJHSsHwE5cLF2k10mJ?si=9lilXxPdQsWZkcaz9YZZ0w *2:https://ja.wikipedia…

今週末の良かったこと(プレリリース版、もとい、これも練習です)

…ン・マリー・ルロワ『アリストテレス 生物学の創造』上下巻 日曜日の夜、甲州牛のちょっとイイ焼き肉で酔っ払った勢いでお買い上げとなりました しかしそういえば、酔っ払って買った本でハズレを引いた記憶がないな。酔拳みたいなもんかもしれん *1gyazo.com gyazo.com 今週末のプレイリスト、1曲目は1年前のプレイリストから木村カエラ "Level42"。ちゃんと金曜日の夜にプレイリストを作れるだけで、なんか生活が安定している気分になる open.spotify.com …

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