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読んでいない本について堂々と語る方法 の検索結果:

日記の本番 2024/04

…ール・バイヤール 『読んでいない本について堂々と語る方法』によると、人はどうせ読みながら片っ端から忘れていくし、読んでいない本についてだって語れるし、視界に入った瞬間からその本はすでに未知の本ではなくなるんだ、たとえその本についてなにも知らなくても、なんて言っていたけれど、いま掘っているこの辺りについては、少なくとも今のところは、一つずつ順番に、一ページずつ少しずつ、着実に確実に、先へ進んでいくことが求められていると思う。うーん、これはいったいなんなのか、なんのためにこんなこ…

…ine ここで話は『読んでいない本について堂々と語る方法』に戻ってくる。対話の話。対話とは相手が放つ記号を自分のルールにしたがってパースしてそれを投げ返すという生きるか死ぬかの戦い『読んでいない本について堂々と語る方法』にある対話の形式は「読者 vs 作者」と「読者 vs 読者」の2つが混ざっている。そして読者には読んでいない人も含まれる(読んでいる人は読んでいないし、読んでいない人は読んでいる)対話、点と点をつなぐ話だった本は読者と作者をつなぐ。「時間を超えて点と点をつない…

…エール・バイヤール『読んでいない本について堂々と語る方法』。今年の初めに結構、深く潜ったはずだけどもう全然覚えていないや空間の話でいうとその文章が置かれている場所というのは、それなりに意味がある。上の文章が置かれている場所は、こんな場所 第Ⅲ部 『心がまえ』 本について語るということの「本」とはなんなのか、という話 Ⅲ-3 「本をでっち上げる」 そして、空間の話でいうとその文章が置かれている場所に書かれていた周りの文章にも、それなりに意味がある。自分のメモにはこうあった 書物…

今週末の良かったこと(降る雨をやる、心と電子の積読山脈、3連戦、買い物ブギ)

…エール・バイヤール『読んでいない本について堂々と語る方法』に巻き戻って、ポール・ヴァレリーの章(Ⅰ-2)とウンベルト・エーコの章(Ⅰ-3)を拾い読みして Scrapbox を弄っていたら終わってしまった。 電子的に積まれる積読山脈 gyazo.comいままでは Kindle だったら一瞬で空から降ってくるので読みもしないのに積読する必要ないよな、と思っていた。『若い読者のための文学史』というイェール大学出版局リトルヒストリーというシリーズの本を Kindle で買ってあって、…

積読山脈においても物理的に存在する以外に概念的に積まれているものが存在する

…ール・バイヤールは『読んでいない本について堂々と語る方法』でこのように言っていた。『読んでいない本について堂々と語る方法』読解 - taizooo 一冊の本は、われわれの視界に入ってきた瞬間から未知の本ではなくなる。その本に関して何も知らなくても、それについて夢想することも、議論することもできる それを受けて自分はこう言っていた。延長された積読山脈 - taizooo 同様に、積読山脈においても物理的に存在する以外に概念的に積まれているものが存在する。未入手であることと積読で…

意識と無意識

…エール・バイヤール『読んでいない本について堂々と語る方法』に、ジークムント・フロイトの「遮蔽幕の記憶」が出てきたので発作的に2冊、買っている。どちらも『フロイト入門』というタイトルだったりする。中山元と妙木浩之。gyazo.com gyazo.com「遮蔽幕の記憶」については、それぞれに「遮蔽想起」「隠蔽記憶」という名前で記載がある。でもなにを言っているのかわからない。中山元『フロイト入門』の第2章 2項 「忘却と遮蔽想起」に、こんな図が出てくる。 図1は神経症の発生のメカニ…

今週末の良かったこと(一回休み、読解、引用、断片、虹色のチェックマーク)

…午睡を愉しんだ。 『読んでいない本について堂々と語る方法』読解 gyazo.comhttps://copyanddestroy.hatenablog.com/entry/2023/04/09/221721 延々と終わらない。 ということで、ピエール・バイヤール 『読んでいない本について堂々と語る方法』を読み進めていた。読み方も、キーワード(例えば〈遮蔽幕の書物〉とか)をダーっと絨毯爆撃に探していく、みたいな飛ばし読みで、奥付けまでたどり着くまえに違うキーワード(例えば「脱ー読…

そして、自分のものと他人のものとを区別することもできなくなって、ついには書物と出会うたびに自分自身の狂気と対面する羽目になる

…ール・バイヤール 『読んでいない本について堂々と語る方法』、ちょっと摘んで、ちょっと飛ばして、行ったり、戻ったりしつつ、読み進めている。体調がイマイチだったので、今日は本の耳を折ったページを片っ端から引用していた。第Ⅲ部だけ読んでチャッチャッとおしまい、と思っていたけど、泥沼に嵌って、第Ⅰ部に巻き戻っておしまいにはならず、一番軽んじてた第Ⅱ部まで拾って戻って来た。こういう読み方だと延々と終わらない。もうこの本は、前までとは違う本になってしまった。書き換わってしまった。変わった…

読書はこの世の全てを読む行為だ

…hatenablog.com本を読んだことのないティヴ族と、文化人の最たる人類学者が、それぞれの〈内なる書物〉を用いて、全く対等に対話出来るのだ。であるならば、読書とは、形ある書物に限定される行為ではなくて、森羅万象つまりこの世の全てに対する行為だと言える。つまり、『読んでいない本について堂々と語る方法』において「読む」ことと「読まない」ことの境界が溶けて無くなってしまうように、本の表紙、背表紙、裏表紙は世界全体にまで延長されて、書物とこの宇宙の境界は溶けて無くなってしまう。

ローラ・ボハナン『シェイクスピア・イン・ザ・ブッシュ』

『読んでいない本について堂々と語る方法』、めっちゃ深掘りしてて、文庫本をこんなにしつこく読み倒したことないかもしれない。 第Ⅱ部 「どんな状況でコメントするのか」の Ⅱ-2 「教師の面前で」で人類学者のローラ・ボハナンが西アフリカのティヴ族にシェイクスピア『ハムレット』を説明するシーンがあって、面白い。ここだけ文学じゃなくて人類学の話になってる。文学と人類学が接続した。 シェイクスピア・イン・ザ・ブッシュwww.naturalhistorymag.com An America…

『読んでいない本について堂々と語る方法』コメント集成

scrapbox.io ざっと読み返してみると、第Ⅰ部で、本を「読んでいる」「読んでいない」といってもその境界はあやしいよね、と言っていて、第Ⅱ部で、本について語るっていうのも色々あるよね、と言っていて、その二つをふまえて、核心に迫るのが第Ⅲ部、ということらしい。にも関わらず、読んだ形跡がなかった。そこまでたどり着けなかったみたい。 その核心の第Ⅲ部は「本について語ること」と言いつつ、人と人の関係だったり知識とはなんなのかという話だったりその照準、射程がだいぶ引き伸ばされてい…

今週末の良かったこと(一日遅れ、桜の小瀬、富士山ダービー、走っていったら走って帰る)

…yazo.com 『読んでいない本について堂々と語る方法』の第Ⅲ部「心がまえ」の話 これは、また改めて書く。 深草園地まで Out & Back 日曜日、深草園地まで Out & Back した。3時間。次はちゃんとコンビニで羊羹を買って来ようと思った。途中で空腹を感じて、ちょっとヤバかった(ハンガーノック)。次は要害山まで上りたい。とうとう塩飴が尽きたので買うこと。あと、溜まったモンベルのポイントを使ってグローブを買った。ゴアテックスが作っている簡易版ゴアテックス。早速使っ…

「今週末の良かったこと」、本日の投稿、失敗です。記すべきことはあり。しかし書く時間なし。ということで、書かれたかもしれない事柄を列挙しておきます。 甲府 vs 清水戦、走って行ったから走って帰ってきた話 『読んでいない本について堂々と語る方法』の第Ⅲ部「心がまえ」の本についての話と、言葉についての話の共通点 愛宕山、大笠山、樹木見本園から先へ、深草園地まで Out & Back 今週末のプレイリスト

そもそも読んだのかどうかも怪しくなってきた

ピエール・バイヤール『読んでいない本について堂々と語る方法』読み返すぞ、ということでパラパラめくっているけど、驚いたことに第Ⅲ部「心がまえ」から先は読んでいなかった。たぶん。いや、おそらく。そもそも読んだのかどうかも怪しくなってきた。copyanddestroy.hatenablog.com

『読んでいない本について堂々と語る方法』、再読(予定は未定)

login.hatenablog.comということで、さも、えらそうに『読んでいない本について堂々と語る方法』から引用したけど、読んだことなどすっかり忘れてしまっていて「読んでいない『読んでいない本について堂々と語る方法』について堂々と引用する人」になってしまった。カッコ悪い。カッコ悪いので、ちょっと欠片を拾いに行ってくる。gyazo.com

読んだ先から、書いた先から、どんどん忘れていく

…エール・バイヤール「読んでいない本について堂々と語る方法」によると、「読んでいない本」には「読んだことはあるが忘れてしまった本」が含まれるそうだ。正直な話、たった今、読んでいる本であっても読んだ先からどんどん忘れていっているに違いない https://taizooo.tumblr.com/post/168982204080 なにか書いて、気持ちとかそういうよくわからないものもそこに封じ込めて、そして忘れて、先に進む。 書くっていうのには、そういう効果があると思う。おそらく日記…

いつかは書いてみたいぜ、読んでいない本について堂々と語る読書ブログ

…ール・バイヤールの『読んでいない本について堂々と語る方法』(ちくま学芸文庫、2016年)はそれを提供してくれる。 「本を読んでいる状態」と「本を読んでいない状態」の間に多くの中間状態がある。流し読む、ページを飛ばしながら読む、前書きと後書きだけを読む、中の一章だけを読む、ページを千切りとりながらその断片を組み合わせて読むなどとほとんど無限のグラデーションがある。 それでも私たちは本について語れるし、まともな意見を述べることができる。本を規定するのはその内容ではなく、それが身を…

今週末の良かったこと

…エール・バイヤール「読んでいない本について堂々と語る方法」によると、「読んでいない本」には「読んだことはあるが忘れてしまった本」が含まれるそうだ。正直な話、たった今、読んでいる本であっても読んだ先からどんどん忘れていっているに違いない。この「今週末の良かったこと」を書いた先からどんどん忘れていっているように。https://taizooo.tumblr.com/post/168982204080 なにか書いて、気持ちとかそういうよくわからないものもそこに封じ込めて、そして忘れ…

今週末の良かったこと

…エール・バイヤール「読んでいない本について堂々と語る方法」を真似できないかと思ったから。そんなに上手くいくわけはなくって、なんとなくこれは読まねばならないのだ、読む運命だったのだ、みたいな感じになりつつある。ヤバイ。そもそもジェイムズ・ジョイス「ユリシーズ」が「オデュッセイア」を下書きにしているらしい、というただそれだけの理由で気まぐれにコピー・アンド・ペーストしてみただけのことなのだ。キンドルのライブラリを漁るとイタロ・カルヴィーノの「なぜ古典を読むのか」を見つけた。たしか…

2021年を探す

…エール・バイヤール「読んでいない本について堂々と語る方法」を買って帰ってきた。寝込んだら本でも読もうと思っていた。寝込まなかった。2021年8月、それまでと比べようもないほどの感染拡大が広がっていた。2回目の接種、史上最高の体温を記録して2日ほど寝込んだ。本なんて一行だって読めなかった。ベッドの足元には空のペットボトルが何本も並んでいた。 2.0 2021年1月、何冊か本を買った。世界を揺さぶる感染症との戦いなんて知ったことかという1ヶ月に渡る祝祭が終わって、とにかくなにかが…

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