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今週末の良かったこと(恋い焦がれ待ち焦がれたホーム初勝利、花粉症でダウン、「すべて」と「存在する」に絡め取られる)

土曜日、甲府 vs 群馬 ホーム 小瀬 4-1 勝利。

恋い焦がれ、待ち焦がれたホーム小瀬での勝利。ゴール裏は青赤の帯と「闘え、ここは俺たちの夢叶う小瀬」の幕一枚*1。コロナ禍、天皇杯、ACLと来て、本当に甲府のゴール裏はすごいと思う。なにより「引き」「抜き」がカッコイイ。ドラムを抜いて手拍子だけとか、手拍子抜いて声だけとか、ちょっとカッコ良すぎる。シビレル。「粋」だと思う。「引く」「抜く」っていうのはとても勇気がいる。選手がピッチで勇気とかそういうものを示しているように、スタンドもそういうものを示してると思う。

甲府は、河田*2*3、渋谷*4、神谷*5、井上樹*6をケガで欠いていて、この試合では、ベンチメンバーにはユースの宮下*7が、そして左サイドバックには関口が入っていて、荒木翔と小林岩魚*8はベンチメンバーにも入っていなかった。どう考えてもスクランブルだった。なにがなんでも勝つしかない、そういう試合だった。

午前中、休日出勤で、急いで帰って来て、ママチャリで爆走して小瀬にギリギリ到着した。ちょっとだけ自宅で DAZN 観戦なんて気持ちもなくはなかったけど、そんなのぶっ飛ばして駆けつけて良かった。帰りは気分良くユルユル帰って来た。勝った試合の帰り道は最高。

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日曜日、花粉症でダウン。今年はヒノキ花粉の症状が重くて、3月の終わりからずっと週末ダウンしている。平日は大丈夫なのに、休日にダウンする、ということはやっぱり心構え的な、メンタルの影響はあるのかな?と思う。

今朝、そんなことと全然関係なく「差異」というキーワードで、自分のアーカイブを漁っていたら、先見日記の赤瀬川原平サンの引用を発見した*9

心理的といった方がいいのか。 電話だ、と思い、まず心理的に身構えるわけだが、同時に呼吸や発声の器官も急きょ用意をはじめるらしい。その微妙な変化で咳や鼻づまりも働きはじめる。アレルギーはその微妙な差異のところに潜んでいるらしい。

先見日記 Insight Diaries

で、「差異」の話。『入門!論理学』もいよいよ終盤に入ってきて、「すべて」と「存在する」の推論、の章に入っている。「すべて」と「存在する」は、「全称」と「存在」のことで、「全称記号」は "universal quantifier" 、「存在記号」は "existential quantifier" と呼ばれている。

これは哲学の「ある」と「である」の話*10でもあり、「普遍」と「個別」の話でもあり、「無限」の話*11でもある。

またこれは、昨年末から読んでいた、アルマン・マリー・ルロワ『アリストテレス 生物学の創造』の「自然に切れ目を入れる」だったり、野矢茂樹『語りえぬものを語る』の「分節化されている世界」だったり*12、ゲオルク・ジンメルの「同調化」と「差異化」という2つのベクトルの話*13*14だったりもする。

*1:https://twitter.com/Bee_Yaah/status/1781616474865725509

*2:河田晃兵選手の負傷について | ヴァンフォーレ甲府 公式サイト https://www.ventforet.jp/news/team/523844

*3:河田晃兵選手の負傷について | ヴァンフォーレ甲府 公式サイト https://www.ventforet.jp/news/team/523769

*4:渋谷飛翔選手の手術について | ヴァンフォーレ甲府 公式サイト https://www.ventforet.jp/news/team/523846

*5:神谷凱士選手の負傷について | ヴァンフォーレ甲府 公式サイト https://www.ventforet.jp/news/team/523834

*6:井上樹選手の負傷について | ヴァンフォーレ甲府 公式サイト https://www.ventforet.jp/news/team/523823

*7:[ヴァンフォーレ甲府U-18所属]宮下翔選手、トップチーム2種選手登録のお知らせ | ヴァンフォーレ甲府 公式サイト https://www.ventforet.jp/news/team/523837

*8:小林岩魚選手の負傷について | ヴァンフォーレ甲府 公式サイト https://www.ventforet.jp/news/team/523845

*9:https://copyanddestroy.hatenablog.com/entry/2015/07/21/175257

*10:命題論理と述語論理、存在と全称、"A is ~" と "~ is B" - copy and destroy https://copyanddestroy.hatenablog.com/entry/2024/04/17/085414

*11:野矢茂樹『「論理哲学論考」を読む』、第7章「要素命題の相互独立性」、第8章「論理はア・プリオリである」、第9章「命題の構成可能性と無限」をずっと行ったり来たりしている。 https://copyanddestroy.hatenablog.com/entry/2024/03/22/180412

*12:「自然に切れ目を入れる」という言葉*2と「分節化されている世界」という言葉*3が繋がってしまって、 https://copyanddestroy.hatenablog.com/entry/2023/12/18/174446

*13:スカートの丈。ネクタイピン。紋付袴の柄。ちょっとした違いの中にこそ私の姿がある - copy and destroy https://copyanddestroy.hatenablog.com/entry/2023/10/27/181032

*14:今週末の良かったこと(読書復活なるか、ゲオルク・ジンメル、ギリギリでプレーオフ圏内に滑り込む) - copy and destroy https://copyanddestroy.hatenablog.com/entry/2023/10/30/172931#%E5%8D%8A%E8%A2%96%E9%95%B7%E3%82%BA%E3%83%9C%E3%83%B3%E3%81%8B%E3%82%89%E3%82%B2%E3%82%AA%E3%83%AB%E3%82%AF%E3%82%B8%E3%83%B3%E3%83%A1%E3%83%AB%E3%81%B8%E3%81%9D%E3%81%AE%E5%BE%8C

今週末の良かったこと(片や、書見台とテーブルに釘付け、片や、山は笑い膝も笑う)

書見台に『入門!論理学』をくくりつけて、ノートと「とりかえしがつくシャープペンシル」*1で命題論理を解いていた。

( A ではない) ではない) かつ B

とか、

B ではない、 A ならば B ⇒ A ではない
(否定式)

とか、

A または B 、 A ならば C 、 B ならば C ⇒ C
(「いずれにせよ論法」:正式な推論規則としての名前は知らない)

をノートに書いて証明していた。せっかく「とりかえしがつくペン」を使っているのにいつものクセで「あ、間違った」とか思うより先に文字の上からガーっと塗りつぶしてしまう。ハッと気がついて慌てて消しゴムで消したりする。二度手間。ということでたかだか250ページくらいの新書なのに全然先へ進まない。終わらないのに待ちきれずに「おわりに」に書いてある「このあと読むべき本」を買ってしまった。

金子洋之『記号論理入門』。

「大学の教科書として半期で履修が終わるように全体の分量はコンパクト、(1) 命題論理と述語論理を区別せず、最初から述語論理を視野に入れて叙述を行う。(2) 自然演繹法を中心に据える。(3) 真理関数は扱わない。」と書かれているけども、僕にとっては全然コンパクトじゃないだろうな、と思う。産業図書の本なんて、まじで教科書だよ。読めるのか、読めないのか。そもそもその前に『入門!論理学』を終わらせられるのか。予定は未定です。読むとか読まないとかそんな些細なこと気にしていたら積読山脈には近づけないのだ。行くしかない。「でもやるんだよ」。

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ということで、片や、テーブルに釘付けになってノートを取りながら、片や、今週末は走った。土曜日は川沿いフラットと公園のアップダウン、そして日曜日は裏山へ。

裏山は本当に久しぶりで、桜はすっかり終わっていて、木々はすっかり緑色に包まれていた。まさに「山笑う」という感じ。この季節の風景が好きだ。どんどん山は姿を変えていく。いつでも後になってから写真くらい撮っておけばよかった、と思うけど、そのときにはそんな余裕が全然ないのだった。

大笠山から樹木見本園まで行くと見本園の水道は使えるようになっていた。春到来。しかし今週末は甲府で28℃を記録する暑さでそのせいなのか、それとも単純に土曜日に調子づいて走りすぎたのか、2往復目のチャレンジの途中で完全に膝が笑って大笠山の山頂でドロップアウト、トボトボと帰って来た。

帰ってきて、DAZN で甲府 vs 熊本戦を流しながら片付け、洗濯、食事をしていたんだけど、ちょっと気軽に、ながら見できるような試合ではなかった。詳細は記さず。さあ、スクランブルだ。総力戦だ。ここが踏ん張りどころだぞ。ということで、いつだって次の試合が一番大事。

*1:とりかえしのつくペン、とりかえしのつかないペン - copy and destroy https://copyanddestroy.hatenablog.com/entry/2024/04/12/092015

今週末の良かったこと(日常から論理が離陸する。僕とサッカーとランニングの離陸にはまだ助走が必要そう)

野矢茂樹『入門!論理学』を読んでいる。ノートとシャープペンシルと消しゴムを買った。ノートに書いて読み下している。こんなことするの何百年ぶりかわからない。

入門!論理学 読解 - taizooo
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https://copyanddestroy.hatenablog.com/entry/2024/03/28/183759

論理学の本なのに縦書きで、しかも数式を横に倒すなんてことは絶対しない感じなので、全てが文章で表現されている

この本ではごく普通に日常的に使われている文章から論理を立ち上げていく。たとえばこんな感じ。

二郎か三郎が花子のプレゼントをもらうならば、太郎は花子のプレゼントをもらえない。花子からプレゼントをもらえないと、太郎は見るもあわれに意気消沈する。だから、太郎が見るもあわれに意気消沈しているのでないならば、二郎は花子からプレゼントをもらえなかったということだ。

この文章(推論)が正しい演繹か、ド・モルガンの法則と対偶を使って確認(証明?)していきます。というわけでノートとシャープペンシルと消しゴムが必要になったというわけ。この本の中では最後の最後に一言書かれているだけなんだけど、この演繹の仕方は「自然演繹」と呼ばれるものらしい。

それで、このことについてなにか書こうと思っていたんだけど、インターネットを漁っていたら、まんま、まさにスイートスポットにピタリとハマるレビューを発見した。

日常言語から論理学が離陸する瞬間

「〜でない」「かつ」「または」「ならば」というたった4つの接続詞から、命題論理学がいかに生まれるか、その “離陸の瞬間” が丁寧に鮮やかに解説される。

自然演繹法を、日常言語から論理学を立ち上げる平易な説明として用いたことにある。4つの接続詞の意味を考えるために、我々はどういう場合にその接続詞を使いたくなるか(=導入則)、そして、我々はどういう主張をその接続詞からさらに導くのか(=除去則)、という二点のみから考察する。

通常の論理学の教科書では、4つの接続詞の意味を「真理表」によって定義する。つまり、その接続詞で繋がれた各命題の真偽に応じて、全体の真偽がどうなるかを示し、その真偽の対応表が “その接続詞の意味なのだ” と説明される。しかし、我々はそのようにして「〜でない」「かつ」「または」「ならば」の意味を学んだのではないから、日常言語と論理学の分岐点が分からなくなる。

そうではなく、離陸の地点を示すことで、逆に地上に積み残したものも分かる。その接点が排中律*1である。

なんとかして自分の言葉で表現しようと思っていたけれど、今の時点ではこのレビュー以上のものがない。これ以上のものがないのでコピー・アンド・ペーストした。レビュー主を漁ったら勁草書房に自著があるような哲学者だった。和辻哲郎文化賞受賞。植村恒一郎*2*3*4

これ以外のレビューも目を通したけど、ほとんどがスイートスポットを外している*5。もう一つあったのは論理学の初学者だった。ということで見るべきレビューは習熟度の正規曲線でいうと右端の裾野にあたる人と左端の裾野にあたる人のレビューだった。方や、その世界にどっぷり浸かっているコアなギークな人だからこそ書けるレビューと、方や、ファーストインプレッションで核心を掴んでしまう知のナチュラルボーンキラーな人の書くレビュー。


日常言語について、ルートヴィヒ・ウィトゲンシュタイン『論理哲学論考』ではこう書いてあった。

4.001
命題の総体が言語である。

4.002
日常言語は、人間という有機体の一部であり、他の部分に劣らず複雑である。
日常言語から言語の論理を直接に読みとることは人間には不可能である。

5.5563
われわれの日常言語のすべての命題は、実際、そのあるがままで、論理的に完全に秩序づけられている。
(われわれの問題は抽象的なものではない。むしろ、あらゆる問題の中でも、もっとも具体的な問題であろう。)

この読書の旅は、1月の野矢茂樹『言語哲学がはじまる』から始まっていて、そこからルートヴィヒ・ウィトゲンシュタイン『論理哲学論考』とその解説書『「論理哲学論考」を読む』、そしてこの『入門!論理学』と進んできて、やっと意味がつかめるようになってきた。ここには一本の太い矢印*6が貫かれている*7。日常から論理が離陸する。

周回遅れで理解が追いついてきた感じ。やっと滑走体制に入ってきた。僕の離陸にはまだ少し助走が必要そう。

我が愛するサッカークラブの離陸にもまだ少し助走が必要そう。だがしかし、いつだって次の試合が一番大事。そしてランニングは2週間ぶりに走った。挽回していく。

*1:「全ての事象は、ある属性を持つか持たないかのどちらかである」 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%8E%92%E4%B8%AD%E5%BE%8B#%E3%83%90%E3%83%BC%E3%83%88%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%83%89%E3%83%BB%E3%83%A9%E3%83%83%E3%82%BB%E3%83%AB%E3%81%A8%E3%80%8E%E6%95%B0%E5%AD%A6%E5%8E%9F%E7%90%86%E3%80%8F

*2:植村 恒一郎 (Tsuneitirou Uemura) - マイポータル - researchmap https://researchmap.jp/read0187913

*3:群馬県立女子大学学術機関リポジトリ https://gpwu.repo.nii.ac.jp/search?page=1&size=20&sort=controlnumber&q=&creator=%E6%A4%8D%E6%9D%91,%20%E6%81%92%E4%B8%80%E9%83%8E

*4:インターネットのオールドスクーラーでもあるっぽい / charisの美学日誌 https://charis.hatenadiary.com/

*5:「論理記号を使ったほうガー」とか「真理値表で書いたほうガー」とか「ベン図で示せバー」とか、そういう感想は全部的外れだ

*6:「ならば」、論理学では条件法と呼ばれる

*7:野矢茂樹サンのまんま、「思うツボ」だろう

今週末の良かったこと(ヒノキ花粉で一回休み、「ハイ、ここまで」、「違う、コガクじゃない」)

ここへ来て花粉症がひどくて一回休み。暖冬の影響だと思うけども、いつもの年より早くヒノキ花粉が始まっている。

スギ花粉とヒノキ花粉の両方で症状が出るんだけど、今年は1月中旬からすでになんとなく花粉症が始まっていてうっすらとした頭痛と胃腸の不調と背中や脚の神経痛が出た。2月の始めから花粉症の薬(ピラノア)とステロイドの点鼻薬を投与し始めた。

毎年ヒノキ花粉の方が症状がひどいんだけど、いよいよ今週末から頭痛と眼ヤニと腰の神経痛が出ている。結構やる気満々で裏山に入るつもりだったんだけども、そんなわけで今週末はお休み。全く身体を動かさなかった。


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その代わりに書見台に、野矢茂樹『「論理哲学論考」を読む』をくくりつけて読んでいた。第7章「要素命題の相互独立性」、第8章「論理はア・プリオリである」、第9章「命題の構成可能性と無限」をずっと行ったり来たりしていた*1けども、満を持して残りの章を全部読んだ。正直なところわからないことだらけなので、「ハイ、ここまで」と切りをつけるキッカケが欲しかっただけで、「今週末は走らないんだからせめてこの本は読み終わろう」というだけのことだった。

次になにを読むか。原典原理主義からしたら次は、ウィトゲンシュタイン『哲学探究』とか思うけども、それではあまりにもウィトゲンシュタインに執着し過ぎなので、たぶん積読山脈に積んであるうちから選ぶことになると思う。


なぜか思い立って、5月の始めにある柴田俊幸*2*3とアンソニー・ロマニウク*4のデュオ・リサイタル*5を申し込んだ。イープラスに登録してクレジットカードのセキュア対応がよくわからなくて右往左往した。

一晩で450年分の音楽を3つの鍵盤楽器と3つの笛で一筆書き
2年前の春祭*6の後「違う、コガクじゃない」と言われたあのプログラム*7

https://twitter.com/ToshiShibataBE/status/1766946286995927486

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サッカーはあった。甲府 vs 長崎 アウェイ 1-1 ドロー*8。なんかあんまり上手くいっていない流れのなかカウンター一発で先制。かなり長い時間押し込まれ続けて同点、最後はゴール前で身体を張ってなんとかドローという感じだった。

先制の場面は自陣コーナーキックの守備から。渋谷が左サイドをなぜか駆け上がっていた関口にスローイングしたところから始まってそれをみて猛烈なダッシュをみせたアダイウトンがスルーパスに相手ディフェンスに一歩先んじて先制。少ないタッチ、スピード、数センチの勝負という甲府の真骨頂。

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あんまり上手くいっていなかった感じだけど*9*10、オレたちの希望、内藤大和の交代出場とあとちょっとというシュートシーン。まあとにかく次の試合が一番大事。

*1:https://copyanddestroy.hatenablog.com/entry/2024/03/22/180412

*2:柴田俊幸
古楽と現代の間を行き来する芸術家でありたい【前編】│Freude https://freudemedia.com/interview/toshiyukishibataone

*3:柴田俊幸
古楽と現代の間を行き来する芸術家でありたい【後編】│Freude https://freudemedia.com/interview/toshiyukishibatatwo

*4:【インタビュー&レビュー】“自由”あるいは“私”の音楽であるために。アンソニー・ロマニウク〈Perpetuum ~無窮動〉 | インプロ・りぶる – IMPRO LIBRE https://free-impro.jp/interview-anthonyromaniuk/

*5:柴田俊幸&アンソニー・ロマニウク デュオ・リサイタルのチケット情報 - イープラス https://eplus.jp/sf/detail/4055720001

*6:柴田俊幸(フラウト・トラヴェルソ)&アンソニー・ロマニウク(チェンバロ/フォルテピアノ) | 東京・春・音楽祭 https://www.tokyo-harusai.com/program_info/2022_toshiyuki_shibata_anthony_romaniuk/

*7:柴田俊幸&アンソニー・ロマニウク/Toshiyuki Shibata & Anthony Romaniuk - YouTube https://www.youtube.com/watch?v=6sL1Fc618Rk

*8:【公式】長崎vs甲府の試合結果・データ(明治安田J2リーグ:2024年3月24日):Jリーグ公式サイト(J.LEAGUE.jp) https://www.jleague.jp/match/j2/2024/032408/live#recap

*9:甲府vs長崎、当事者じゃなければ面白い試合だったんだろう。どこかのチームに肩入れするということは、目が濁るということでもあるし、隣の芝は青いということでもある https://twitter.com/taizooo/status/1772234536228704286

*10:と、今日のエルゴラを見て思いましたー https://twitter.com/taizooo/status/1772234653509767211

今週末の良かったこと(誇りを取り戻す、裏山倒木を避けて両脚が攣る、これらはすべて同時に起きる)

甲府 vs 山形 アウェイ 1-0 勝利

https://www.jleague.jp/match/j2/2024/031609/live
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林田のボール奪取から飯島陸の糸を引くようなスルーパス、そしてわれらがキング、ピーター・ウタカの驚くべきスプリントとディフェンダーとゴールキーパーを軽やかに置き去りにするフットワークと冷静なあまりにも冷静なゴールへ流し込むシュート。

この一点を守りきって、今シーズン初めての無失点での勝利となった。これははただ一つの勝ち負けではなくて、僕たちの誇りを取り戻す勝利だった。だがしかし、勝っても負けても引き分けても、次の試合が一番大事。次の試合は週の真ん中水曜日、中3日、ホーム小瀬でいわきFCとの戦いです。


先週、まったく走らなかったので今週末は走った。土曜日はいつもの川沿いと公園をつないだフラットを90分。日曜日は裏山へ。土曜日、調子づいてちょっと強めに走ってしまったせいか、裏山、いつものピストンの2本め最後の下り、倒木を避けるところで両足ふくらはぎがつった。よくあることです。無事に戻ってこられたのは、成田山不動堂のご加護。ということで予定をオーバーして180分。今日はふくらはぎがバンバンです。歩けない。


これくらい走ると全然、本は読めない。ひとつだけ。野矢茂樹『「論理哲学論考」を読む』 第6章 「単純と複合」p138

対象は単純である。

対象が世界の実体を形づくる。

単純なものだけが実体なのである。存在する対象の範囲が定まっていれば、その可能な配列としての事態も定まる。そうすれば、あとは機械的に可能な状況が定まり、論理空間が確定する。そしてまた、それに平行して、名が定まり、要素命題が定まる。これらはすべて同時である。


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『論理哲学論考』にはこういうところがある。なにか一つが定まるとそれが世界全体に一気に伝播して全てが定まり、それがまた一気に自分に戻ってくるような。そういうところが人を魅了しているんだろう。


『論理哲学論考』より、

2 事実とは、諸事態の成立である

2.01 事態とは諸対象の結合である。

2.02 対象は単純である。

2.021 対象が世界の実体を形づくる。

今週末の良かったこと(ホーム開幕戦、やっぱり小瀬は最高という話と、新しいのものと古いのものを一緒に並べなきゃいけない話)

土曜日、ホーム開幕戦。待ちに待った小瀬である*1

いつも通りのバックスタンド。正面のメインスタンドの向こう側に連なる南アルプス、空、ピッチの緑。スタンドを埋める、あんな人、こんな人、そんな人、人、ひと、ヒト。鳴らす手拍子、響くチャント、躍動する選手たち。国立競技場も最高だったけど、やっぱり小瀬が一番だ*2

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甲府 vs 栃木 1-2 敗戦。

このなんとも言えない気分も含めてサッカーが帰って来た。いつも通り負け試合ではスタンドから即撤退するお気軽なバクスタ住人なのだが、まああれだ、勝っても負けても引き分けても、いつだって次の試合が一番大事。来週末はアウェイ山形戦、昨シーズンのリベンジを果たさないとなりません。がんばりましょう、がんばります。


今週末は、いろいろと事情があり走れなかった。当然、裏山もなし。残念。そういうときもある。


読書はちょっと進展があった。停滞していた読みかけを放っておいて*3野矢茂樹『「論理哲学論考」を読む』を読み始めた*4。この本は簡単に言えばガイドブックだ。


ことの発端は、野矢茂樹『語りえぬものを語る』を本屋で立ち読みしたことだったのだ*5。この本は野矢サンが「語りえぬもの」*6について縦横無尽に思いを巡らしているものでビギナーでワナビーな自分には、そこに知りたいことがありそうなこと、そしてそれがとても面白そうなことがわかっても、内容については全然ついて行けなかった。


ということで、野矢サンが書いているもう一冊の新書『言語哲学がはじまる』を読み始めたのが1月*7。この本は20世紀に哲学で起こった「言語論的転回」という現象を、「ミケは猫だ」「ミケが寝ている」「猫が寝ている」「猫が富士山に登った」といった「ふつうの文」を中心に据えて、ゴットロープ・フレーゲ、バートランド・ラッセル、ルートヴィヒ・ウィトゲンシュタインへと順番に繋いでいく。

こちら*8もその軸足はウィトゲンシュタイン『論理哲学論考』の上に置かれているんだけど、あちら*9が猛烈なスピードであっちこっちに移動し続けているのと比べると、こちら*10は一つ一つトントントンと飛び移っていくような感じで少しは歯が立ちそうな気がした。


わかったようなわからなかったような読了のあと*11、つぎ読むならやっぱ原典だろ、ということで『論理哲学論考』を読み始めた*12。予想通りやっぱり歯が立たない*13。そんな流れで『「論理哲学論考」を読む』に手を出したというわけ*14。我ながらあまりにも執着し過ぎではないか、ウィトゲンシュタインを追いかけているというよりも、野矢茂樹という人の考え方を追いかけているんではないか、なんてちょっと躊躇したのは正直なところだ。まあしょうがない、ここまで来たら、行けるところまで行ってみよう、というのが今の状況です。


次の二つの引用、これ厳密には今週末じゃなくて今日、月曜日に見つけた文章なんだけど、これは今日書いたこの文章に繋がる気がするのでここに記しておく。

新しいのものと古いのものを一緒の演奏会で並べなきゃいけないんです。

https://freudemedia.com/interview/musashibabaone

それは、古い音楽の聴衆からしてみたら自分たちの理解を超えるもので、一番新しいものを聴きたいと思っている人たちにとっては古いものです

https://freudemedia.com/interview/musashibabatwo

この話は「音楽」なんだけど、まさに自分がいま追いかけているこの「哲学」の話も同じ視点の中にあって。この「言語哲学」とか「分析哲学」と呼ばれるものは、長い長い哲学史のなかでは「現代」なんだけど、21世紀に生きている僕たちにとっては「100年前」の出来事でまさに、一方から見るととても「新しいもの」で、もう一方から見るとすごく「古いもの」だったりする。長いこと20世紀に執着しているんだけど、ずっとこういう視点のなかでウロウロしているような気がする。

*1:めちゃめちゃ北西の風で半端なく寒かった

*2:最高 of 最高

*3:https://copyanddestroy.hatenablog.com/entry/2024/03/08/153558

*4:https://copyanddestroy.hatenablog.com/entry/2024/03/09/101950

*5:アルマン・マリー・ルロワ『アリストテレス 生物学の創造』の「自然に切れ目を入れる」という言葉と、この『語りえぬものを語る』の「分節化されている世界」という言葉が繋がったことが、ことの発端だった https://copyanddestroy.hatenablog.com/entry/2023/12/18/174446

*6:ルートヴィヒ・ウィトゲンシュタイン『論理哲学論考』、一番最後の断章、「語りえぬものについては、沈黙せねばならない」から来ている

*7:https://copyanddestroy.hatenablog.com/entry/2024/01/26/094103

*8:『言語哲学がはじまる』

*9:『語りえぬものを語る』

*10:『言語哲学がはじまる』

*11:https://copyanddestroy.hatenablog.com/entry/2024/01/31/182036

*12:今週末の良かったこと(ヘトヘトからの東京観光、雨を避けて走る) - copy and destroy https://copyanddestroy.hatenablog.com/entry/2024/02/05/131811

*13:日記の本番 2024/02 - copy and destroy https://copyanddestroy.hatenablog.com/entry/2024/03/06/112258

*14:https://copyanddestroy.hatenablog.com/entry/2024/03/01/143726

今週末の良かったこと(ブックカバーや帯をさっさと取っ払って本のページを最初から最後まで捲くるという儀式、裏山 Out and Back)

ACL が終わってしまってポッカリ空いた胸の隙間を埋めるかわりに Amazon のカートを積読山脈で一杯にしていた*1。その本があっという間に一斉に届いた*2*3。物流業界のみなさん、ありがとうございます。

素敵なブックカバーや帯をさっさと取っ払って、とにかく全ての本のページを最初から最後まで捲くるという儀式を執り行った*4。これを一通り済ませて、気になったページの右上を三角に折ると、やっと自分の本になったような気がする。数千円を超える本をこうするのはなかなかハードルが高いけど、これをやらないと本当に積んだままになってしまう。

すんでのところで本がアクティビティトラッカーになるところだった話はこのまえ書いた*5。買うものが本だろうがアクティビティトラッカーだろうが日用品だろうがなんだろうがこれは浪費には違いない。しかし、積読山脈バンザイ。

読書でハマりつつある3つの穴の話*6を書こうと思ったけど、ちょっと面倒なので、その話はまた今度(予定は未定です)。

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先週末は全然走らなかったので、先週はちょっとムキになって身体を動かしていた。

*7ということで日曜日は2週間ぶりに裏山に入った。そしてこちらも久しぶりに愛宕山オリエンテーリングコース入り口から大笠山、茶道峠、岩窪林道、樹木見本園の駐車場までを2往復した。一往復55分くらい。ひさびさのわりにはまあまあだった。

2月始めの大雪で裏山はだいぶ傷んでいて、コースのところどころを倒木や落枝が塞いでいた。そんななか大笠山の裏側のシングルトラックは落ち葉が掃かれていて、めちゃめちゃクリーンだった。たぶんここを走っているロコたちがクリーニングしてくれたんだと思う。感謝。その感謝の心でコースに落ちている枝を払って歩いた。

そんなわけで、今日は、脚がだいぶ焼けた感じになっている。このリカバリーに何日かかるかで、仕上がり具合がわかる。まだ全然仕上がっていない。


甲府 vs 水戸 アウェイ 2-1 勝利*8

先週と一転して最初から最後まで厳しい試合だった。ゲームをコントロールしているのは水戸の方だった。ACL で結果を出せたからといってそんなことはリーグ戦とは全然関係ない。一つだって楽なゲームはなかったし、これからもないのだ、ということを実感した。目を覚ました。

勝利に結びついたのは本当に局面局面のちょっとした数cmの勝ち負けを制しことだったり、そのままでは相手のコーナーキックになるボールを、ゴールライン際で掻き出すことだったりした。

アウェイのスタジアムには1,000人近くのファン・サポーターが集結していた。スタジアムを覆い尽くすチャントとアウェイ側ゴール裏を染める青赤。そしていよいよ次の土曜日はわれらがホーム、小瀬である。小瀬凱旋。そして、勝っても負けても引き分けても、いつだって次の試合が一番大事。

追伸:3/3 日曜日、順天堂大学とのトレーニングマッチで内藤大和がハットトリックを決めたことを記録しておく*9

*1:https://copyanddestroy.hatenablog.com/entry/2024/02/28/193201

*2:https://copyanddestroy.hatenablog.com/entry/2024/03/01/143726

*3:https://copyanddestroy.hatenablog.com/entry/2024/03/01/231319

*4:https://copyanddestroy.hatenablog.com/entry/2024/03/02/174618

*5:https://copyanddestroy.hatenablog.com/entry/2024/02/23/144340

*6:3つの穴。一つはアリストテレスの穴、二つめはフレーゲ・ラッセル・ウィトゲンシュタインの穴、三つめは数学と論理学の穴 https://copyanddestroy.hatenablog.com/entry/2024/02/28/193201#f-8cdec01f

*7:毎週最低1回はステーショナリ・バイク(エアロ・バイク)に乗るようにしていて、これが唯一、自分の体力を数値で見る機会になっているんだけど、 AeT (有酸素作業閾値、体感強度でいうと鼻呼吸で走れる上限くらいの強度)の出力が以前と比べると40Wくらい上がっている(出力できるワット数は体重に依存するそうで、いま自分の体重はだいたい68kgくらい。AeT での出力が210W~230Wくらい)。明らかに向上しているんだけど全然ランニングに結びついていないのは、たぶん走っている回数が少ないからだと思う。シューズを履いて実際に走るのは週末だけなので。ということで土曜日も日曜日も両方走れそうなときは、どちらかはフラットなところを走るようにしている。でもやっぱり裏山が好き。

*8:【公式】水戸vs甲府の試合結果・データ(明治安田J2リーグ:2024年3月2日):Jリーグ公式サイト(J.LEAGUE.jp) https://www.jleague.jp/match/j2/2024/030210/live

*9:3/3 トレーニングマッチ 甲府 3(1-0/2-0)0 順天堂大学 得点者 #内藤大和×3 https://twitter.com/vfk_official/status/1764170797227368740

今週末の良かったこと(「その多様な応用可能性と重要性は、そのことに基づいている」「そして、最後に笑うのはオレたちだ」)

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今週末、裏山は遠かったし、一歩も走らなかった。本当に久しぶりに全く身体を動かさなかった。

金曜日は、天皇誕生日だったけど、普通に出勤日だった。そして今シーズンのユニフォームが届いていた。No.8 武富孝介*1

土曜日は晴れていたけど、日曜日はみぞれ混じりの雨だった。

そんなわけで、土曜日は、積読山脈の深いところに積まれていたイアン・ハッキング『数学はなぜ哲学の問題になるのか』を引っ張り出して*2、書見台にくくりつけていた。数学についての知識が全然なのでなかなか先に進まず、なんとか50ページくらいだった。なぜこれをほじくり返してきたかというと、イアン・ハッキングはこの本の冒頭、エピグラフにウィトゲンシュタインの引用を引いているから。イアン・ハッキングはこの本で数学の「証明」と「応用」について取り扱うそうだ。「応用」には数学から数学への応用、幾何学と代数を繋げたことも含まれてる。そしてこの「証明」と「応用」についてウィトゲンシュタインはこう言ったと書かれている。

数学とは諸証明技術の雑色の混ぜものである。そして数学の多様な応用可能性と重要性は、そのことに基づいている*3

そして日曜日は、同じ書見台*4に先週止まっていた、ルートヴィヒ・ウィトゲンシュタイン『論理哲学論考』をくくりつけて、眺めていた*5。ここで検索していた語は*6、キンドルによると「相貌」「命題変項」「形式的性質」「形式的概念」「メルクマール」*7「外的」「内的関係」。

今週末、いよいよ J2 が開幕した*8。甲府 vs 徳島 アウェイ 5-1 勝利*9。ACL ラウンド16、国立競技場の試合から中3日だった。絶対に勝たないといけない試合だった。ただの開幕戦ではなかった*10

だがしかし、いつだって次の試合が一番大事。

そして、最後に笑うのはオレたちだ。

*1:それではここで本日ドロップされたニュー・シット(生涯2着目)をご覧頂きます。 No.8 https://twitter.com/taizooo/status/1761369290098544936

*2:そして夕方、裏山(本屋の隠語)に行って小一時間ウロウロして2冊買った。イアン・ハッキング「数学はなぜ哲学の問題になるのか」と「確率の出現」 https://copyanddestroy.hatenablog.com/entry/2021/05/31/183758#%E5%9C%9F%E6%9B%9C%E6%97%A5

*3:ルートヴィヒ・ウィトゲンシュタイン『数学の基礎』 https://www.taishukan.co.jp/book/b196342.html

*4:本当に、もう一台、書見台買おうかと思っている

*5:4.1 から 4.2 までのパラグラフ

*6:https://gyazo.com/760621eb4a49720faced7f8e37ded554

*7:メルマーク、メルクマーク、メルクマールと、連続で誤爆した

*8:あけましてー、おめでとうございますーーー(オレたちのJ2開幕!) https://twitter.com/taizooo/status/1761598512452780180

*9:【公式】徳島vs甲府の試合結果・データ(明治安田J2リーグ:2024年2月25日):Jリーグ公式サイト(J.LEAGUE.jp) https://www.jleague.jp/match/j2/2024/022508/live

*10:これは終わりの話でもあり、そしてまた始まりの話でもある - copy and destroy https://copyanddestroy.hatenablog.com/entry/2024/02/22/092245

今週末の良かったこと(つまり、持っていない『哲学の歴史』全集の全ての目次と総索引を手に入れたってこと)

なんかすごい大きな気付きがあったような気がしたんだけど、読書は横に放って置いて、今週末は走りまくっていた。

https://copyanddestroy.hatenablog.com/entry/2024/02/18/222553

気付きの方について、書いておく。

中央公論新社『哲学の歴史』〈別巻〉哲学と哲学史*1を買っていて、これがどんな本かというと、この『哲学の歴史』というのは百科全書的な、哲学史全集で全部で12巻出ている。そしてこの別巻はその全12巻の「総索引」と「全巻目次」が載っている*2。つまり、持っていない『哲学の歴史』全集の全ての目次と総索引を手に入れたってこと。

で、「命題」です*3。『哲学の歴史〈別巻〉哲学と哲学史』の総索引を見ると、5巻と11巻でたくさん言及されています。

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ここに書いてあるページ番号と「全巻目次」を照合すると、すでに持っている『哲学の歴史』第11巻 論理・数学・言語(20世紀II 科学の世紀と哲学)のフレーゲ・ラッセル・ウィトゲンシュタイン、それからまだ持っていない『哲学の歴史』第5巻 デカルト革命(17世紀 神・人間・自然) のライプニッツの辺りだとわかります。なんかどうやら数学っぽいな。

なんていうふうに、全体の中のどの辺りに位置づけられるのかを見たりなんかしています。どうも自分は、こういうやり方が好きみたいで、全体を見渡してどういうふうにそれぞれが繋がっているのか知りたいようです。これはパースペクティブと呼ばれるらしい*4

で、「命題」については、なんとなく解決したような感じになっていて*5、それでいまは「アプリオリ」*6*7に引っかかっている。


それから、安くてデカイ、バックパックを買ったので*8、いまはこれくらい量の本を持ち歩いている*9。前のモデルと全く同じでサイズだけ違うので、家族にも会社でも、誰にも違いが気づかれていない。というかそもそもあんまり他の人達はそんなこと気にも止めていないのだ。

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もうなんのためにこんな事をしているのか、まったく思い出せない*10

*1:https://copyanddestroy.hatenablog.com/entry/2024/01/24/094101

*2:積読山脈について 2024/01 - taizooo https://scrapbox.io/taizooo/%E7%A9%8D%E8%AA%AD%E5%B1%B1%E8%84%88%E3%81%AB%E3%81%A4%E3%81%84%E3%81%A6_2024%2F01#65b0cf3ab30c010000a16221

*3:最初は気軽に知っているものとして読み流していた言葉が、急にあやふやになってきて、実際のところは全然わからない言葉に変わる、みたいなことが起きています。 いまそうなっているのが「命題」という言葉で、 https://copyanddestroy.hatenablog.com/entry/2024/02/14/184418

*4:パースペクティブ - taizooo https://scrapbox.io/taizooo/%E3%83%91%E3%83%BC%E3%82%B9%E3%83%9A%E3%82%AF%E3%83%86%E3%82%A3%E3%83%96

*5:実際には全く説明できないんだけどキーワードだけ上げておくと「平叙文」と「命題関数」。「主語」と「述語」を組み合わせたごく普通の文章が「真」「偽」を判断する、とか、「命題」が「関数」に置き換えられる、とか、「あらゆる」「少なくとも1つ」といった「量化」とかとかとか

*6:「アプリオリ」(すべての経験に先立つもの)と「アポステリオリ」(経験によるもの)。カントの「アプリオリな総合判断」とウィトゲンシュタインの「アプリオリな秩序」

*7:「総合的」と「分析的」

*8:というわけで、手っ取り早く、安価に手に入るもの、ということで、安い軽いデカイ、コールマンのウォーカー 33L を買おう https://copyanddestroy.hatenablog.com/entry/2024/02/09/234745

*9:歩き回る「積読山脈」の誕生である

*10:実際のところ、哲学したいわけじゃなくて、なんだろうな、上手く言えないけど

今週末の良かったこと(『論理哲学論考』、 "articulate" と分節化 、そして "true" or "false" )

ルートヴィヒ・ウィトゲンシュタイン『論理哲学論考』は、

3.141
Der Satz ist kein Wörtergemisch. – (Wie das musikalische Thema kein Gemisch von Tönen.)
Der Satz ist artikuliert.

https://people.umass.edu/klement/tlp/tlp-hyperlinked.html#p3.141GER

こんなふうに番号が振られた断章で構成されています。番号には階層があり 3 の下には 3.1, 3.2 と続き 3.1 の下にも 3.11, 3.12, のように続きます。メインの骨格が 1 から 7 の大きな番号で与えられ、それに対する議論や補足がその下の階層に書かれる体裁になっています*1

で、この断章は自分がグッと心を掴まれた「分節化」についての断章です。原文はドイツ語です。で、英語版*2だとこうなります。

3.141
A proposition is not a blend of words.—(Just as a theme in music is not a blend of notes.)
A proposition is articulate.

https://people.umass.edu/klement/tlp/tlp-hyperlinked.html#p3.141PM

Google 翻訳と DeepL の助けを借りるとこんな感じになります。

3.141
命題は言葉の組み合わせではない。—(音楽のテーマが音符の組み合わせではないように。)
命題は明瞭である。

あれ? 「分節化」という言葉はそのままでは出てきません。「分節」は『新明解国語辞典』によると、

分節:
ひと続きのものを幾つかの区切りに分けること。また、その区切り(の一つ)。

とあります。そして岩波文庫版(野矢茂樹 訳)のこの部分を見るとこのようになっています。

3.141
命題は語の寄せ集めではない。—(音楽の主題が音の寄せ集めではないように。)
命題が語へと分節化されるのである。

ここでは "A proposition is articulate." が 「命題が語へと分節化される」と翻訳されています。これは、この『論理哲学論考』の全体、もしくは『論理哲学論考』が捉えようとしているこの書物の外側まで広がる全体、を捉えていないと、そのようには翻訳できない気がします。

ここで使われている "articulate" の意味する「明瞭である」「明解である」にはどうも「喋りが明瞭である」というニュアンスがあるらしいです*3。音、声、音声です。つまりここでいう「言葉」には、「文字の言葉」だけではなく「話す言葉」にまで射程が広がっていることが見て取れます。で、話を端折ると、どうやら「分節化」という言葉は、「言語学」、もっと言うとソシュールに繋がっているようです*4


それから、もうちょっと先に進むと、 4.31 でこんな表が出てきます。「真」「偽」です。"true" or "false" です。真理値表です。

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どうやら「境界を引く」という話から始まったこれは、アリストテレス、「種を分ける」、「分節化」、「言語哲学」、ウィトゲンシュタイン、と来て、もしかしたらコンピュータの原始の話に繋がっているのかもしれません。


てな感じに、いまこんなふうに『論理哲学論考』を読んでいます。途方もありません。途方もなすぎてこの先どこまで続くのか見当がつきません。楽しくもあり、楽しくもあり。

*1:野矢茂樹『言語哲学がはじまる』「注」 より、ほぼコピー・アンド・ペースト

*2:Pears/McGuinness translation

*3:articulate - Wiktionary, the free dictionary https://en.wiktionary.org/wiki/articulate

*4:フェルディナン・ド・ソシュール - Wikipedia https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%82%A7%E3%83%AB%E3%83%87%E3%82%A3%E3%83%8A%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%83%89%E3%83%BB%E3%82%BD%E3%82%B7%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%83%AB

今週末の良かったこと(ヘトヘトからの東京観光、雨を避けて走る)

先週は一週間、裏山に入るために突貫工事でフィットネスを高めてた*1。今週も続いていて、強度はさておき運動する時間は絶好調時と同じくらいまで増やした。夜中に自室で踏み台昇降を90分踏むとか修行以外のなにものでもない。「練習ってやつは、祈りを捧げるようなものだ。」*2*3。そんな調子で月曜日から木曜日まで駆け抜けたので金曜日の夜はもう全然身体が動かなくて「今週末のプレイリスト」にも手をつけずに寝落ちた。


土曜日、わけあって東京にいた。一日中歩き回ってた。自分自身の意志ではなくて、みんなが行く方向にただひたすらついて歩いていたので、何回も何回もちぎれそうになった。こんなにたくさんの人の中で離れ離れになったらもう一生会えない、みたいな気持ちになった。人混みの中を縫って歩くのはとても大変。週末のランニングの方が全然疲れない。

まあそうはいっても家族が全員揃うという機会はこの先、そんなに何回もあるわけではないので、それはそれで良い感じだった。起きかけそのままでサービスエリアの手握りのおにぎりを食べて、行った先で集合して電車に乗り換えてたくさん歩いて、いい感じの町中華で天津飯を食べて、ちょっと休憩とかいって手当たり次第に見かけた店でコーヒーを飲んで*4、みんながショッピングしている間はちょっとボーっとしてて、夕食は混んでいたので適当に大戸屋ですませて、最後の最後に時間合わせで適当に立ち寄った書店でルートヴィヒ・ウィトゲンシュタイン『論理哲学論考』を見つけて速攻買って、夜の中央道をひた走って*5日付が変わる間際に帰ってきた。そしてそれから「今週末のプレイリスト」を組んだ。

というわけで、「分節化」を確認するため、本日ドロップされたニュー・シットをご覧頂きます

https://twitter.com/taizooo/status/1753797207067869584

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「分解」と「分節」で混乱していて、「分解」は "divide" で、"individual" は "in-"(否定) + "divide" で「分割できない」で「個」、「個体」、「個人」、「個物」。「分解」と「分節」は別のもの。


日曜日、前の晩から雨で、朝には上がっていたけどもなかなか天気は回復しなくて、昼まで待ってもう我慢できなくて走りに行った。ちょっと昨日の疲労感があったので裏山はやめておいて、家の周り、川沿いのフラットと公園のアップダウンを繋いで走った。一周回ると意外と身体が動いたので公園のアップダウンはちょっと多めに回って、どうにも寒くてどうしようもなくなって2時間ちょっとで終わりにした。この強度で3時間、動き続けるのがいまのところの目標。そのくらいの強度と時間が維持できれば裏山は十分楽しめる。とはいっても、天気さえよければとっとと裏山に入っちゃうんだが。これくらい走っちゃうともう読書は無理で、夕食まで2時間くらい寝落ちていた。ランニングと読書の両立ってちょっと難しい。

*1:今週末の良かったこと(読了、医療費控除と裏山と右足首、そして「買ったからには読むんだろうな」) - copy and destroy https://copyanddestroy.hatenablog.com/entry/2024/01/29/101138

*2:https://taizooo.tumblr.com/post/721293612

*3:マイルスに訊け! | 中山康樹 |本 | 通販 | Amazon https://www.amazon.co.jp/dp/4872577930

*4:最後に寄ったところは店内に B&W のスピーカーが置いてあった。店を出る瞬間まで気がつかなかった。惜しかった。

*5:運転はいっさいしなかった。任せっきりだった。ひとでなし

今週末の良かったこと(読了、医療費控除と裏山と右足首、そして「買ったからには読むんだろうな」)

金曜日、アリストテレス『動物誌』の上下巻が届いた。岩波文庫版。現在廃番につき在庫なし、ということで中古で買った*1。文庫になっていると知らなかったので『アリストテレス全集』に手を出すところだった。危なかった。

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岩波文庫版『動物誌』、文章の上の方にベッカー番号*2の記載があった。このベッカー番号でアルマン・マリー・ルロワ『アリストテレス 生物学の創造』訳注に書かれている内容とリンク出来る。買ったからには読むんだろうな。

見つけたからには掘るんだろうな

2016年を探す - copy and destroy


土曜日、野矢茂樹『言語哲学がはじまる』読了した。フレーゲ、ラッセルときて一番最後にウィトゲンシュタインで、そこでやっと「分節化」が出てきた*3。すごい遠回りをしている。意図的に遠回りしているわけだが。そして次にどこへ進むかまた決めあぐねている。積読山脈は物理も Wishlist もだいぶ高く積み上がっているけど。

ウィトゲンシュタインの章まで来て、「分節化」が出て来た。「分節化」はウィトゲンシュタインだった。

https://copyanddestroy.hatenablog.com/entry/2024/01/27/100954


土曜日、裏山に入った*4。裏山へ入るために一週間、突貫工事でフィットネスを高めてた。まあまあ予想通りくらいの強度が出たけど、ちょっとしたアレで右足を捻って志半ばで帰ってきた。日曜日の朝、右足首は全然腫れていなかった*5。いまもまだちょっと動きが悪いけど痛みはない。たぶんラッキーだった。1年前はちょうどこの頃、裏山で滑って尾骨骨折してたのだった*6。その領収書を確定申告の医療費控除のためにちょうど集計していたところだった。危なかった。

*1:1999年 第一刷 発行のユーズドだけど、全く手を付けた形跡がなかった https://twitter.com/taizooo/status/1750878493737701727

*2:アリストテレス全集の著作物またはその一部を引用するには、正確な参照を提供するために、ベッカー番号を書籍、章、および行番号と組み合わせることができます。 学術的な慣例によれば、学術著作全体で一般的に従う引用スタイルに関係なく、アリストテレスへの引用におけるページネーションは次の一般的な形式になります。書籍番号、章番号、ベッカー番号、行番号 ベッカー番号 - taizooo

*3:事実を分解して、その構成要素である対象を取り出すことは「分節化」と言われます。 https://copyanddestroy.hatenablog.com/entry/2024/01/27/100954

*4:確定申告の医療費控除の集計表をまとめるために、数カ月ぶりに例の「公」のために購入した3万円のノート PC を起動した。数カ月ぶりだったので貯まっていた Windows Update に結構な時間がかかって、その隙に、ちょっとだけ、と言って裏山へ行ってきた https://copyanddestroy.hatenablog.com/entry/2024/01/27/184624

*5:結局、右足首を捻ったのは、大したことなかった https://copyanddestroy.hatenablog.com/entry/2024/01/28/223144

*6:今週末の良かったこと(臨機応変に対処する、尾骨骨折、 ChatGPT 、 Natural History ) - copy and destroy

今週末の良かったこと(次々とやって来る南岸低気圧の危機、延々とアウトロがループする読了からの積読山脈)

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雪にはならなかった。ラッキーだった。街の子どもたちは、街中が真っ白になって、学校が休校になって、公園に真っ黒な雪だるまを積み上げることを望んでいたんだろうけど、残念でした。子供たちと大人たちの意見の相違はこういうところにある。暖冬、南岸低気圧。本当にラッキーだったと思う。この雨の量だと気温がもうちょっと低かったら絶望的な積雪になっていた。怖い。

アルマン・マリー・ルロワ『アリストテレス 生物学の創造』読了した*1。もう結構前に、あと残り一章までたどり着いていたからいつだって読了できる感じだったんだけど、延々とアウトロがループする Dub や Mix tape みたいに終わりを先送りしていた*2。なんかもったいなくて。この本については書こうと思えば尽きることなくいろんな話が書けそうだけど*3、うまいことまとめるような事は先送りしておこうと思う。何回でも巻き戻して読み返すことになると思う*4

積読山脈の話。こうなると次になにを読むのか、って話なんだけど、いま、とっかえひっかえ並行して言語哲学、科学哲学、アレ、コレというように、非常に(非情に)とっ散らかっている。そのうえ20日でクレジットカードが締まったので積読山脈に積み増す気持ちマンマンで Amazon のカートに本を入れたり出したり、入れたり出したりしている。まだ「レジに進む」は火を吹いていない*5

インフルエンザから回復して一週間。先週からは想像がつかないくらい復活してきた。土曜日は雨だったからステーショナリー・バイクを60分漕いだ。本当は90分くらい漕ぎたかったけどちょっと無理だった。日曜日は午後、雨が上がったタイミングで大急ぎで準備して走った。川沿いフラットと公園のアップダウンで100分*6。来週は全然ダメでもイイのでとにかく裏山へ上がりたい。一週間、ちゃんと身体を動かして準備する。こういうところだけは勤勉だと思う。

「今週末のプレイリスト」、そろそろディグする先を決めたい。いまは掘りどころが定まっていない。去年はサン・ラのデューク・エリントンからビッグバンド、ラージアンサンブルっていう流れがあった。思い返すとそのときの興味の重心はビッグバンド、ラージアンサンブルの方じゃなくて、サン・ラが古典(と書いてカノンと読む)を演っていた、という方だった。それは寺田寅彦のルクレティウスだったり、アルマン・マリー・ルロワのアリストテレスと同じ話だった*7。温故知新っていう四文字にするとちょっと安っぽいけけど、「カノンを攪乱する」っていう話*8

*1:https://twitter.com/taizooo/status/1748910849002295490

*2:https://copyanddestroy.hatenablog.com/entry/2024/01/03/234446

*3:https://copyanddestroy.hatenablog.com/entry/2024/01/02/214117

*4:そのためにキンドル版も購入した。キーワードで検索できるところが良い。ただ上下巻に分冊されているのがイマイチ。キンドル版は上下巻は合冊するか、もしくは上下巻で串刺しに検索出来てほしい

*5:https://copyanddestroy.hatenablog.com/entry/2024/01/20/222355

*6:https://copyanddestroy.hatenablog.com/entry/2024/01/21/231532

*7:https://copyanddestroy.hatenablog.com/entry/2024/01/18/133701

*8:カノンを攪乱するために――青空文庫に本を持ち寄ること https://www.aozora.gr.jp/soramoyou/soramoyouindex.html

今週末の良かったこと(インフルエンザから復帰)

インフルエンザに罹った。そして治った。読書は止まったけど、元の場所に戻れた。この週末になんとか普通に起きたり寝たり食事出来るようになって今日から出社した。ある意味、タイムトラベルだよ。一週間まるまるショートカットした。


先週の日曜日 1/7 ノドに痛みがでて、夕方くらいから発熱した。三連休だったので病院に行ったのが火曜日 1/9 になった。とりあえず発熱外来でインフルエンザと新型コロナウイルスの検査をしてもらってインフルエンザ A 型が陽性になった。「ラッキーですね。インフルエンザなら特効薬があります」といういうことで吸引薬を処方されて、その場で吸引させられた。発症から2日以内であれば効くとのことだったけども治りがそんなに良くなくて、木曜日まで熱が上がったり下がったりした。

インフルエンザ、熱にうなされて夢をたくさん見たんだけど、それはそれは救いがたい悪夢から、支離滅裂不条理ズッコケ喜劇まで、本当にたくさん

https://twitter.com/taizooo/status/1745728531760664595

そのうち、だんだん体調が戻って来たからか、それが夢だってわかるようになってて、そんな中で最後に見たのが母親の後ろ姿だった。夢だってわかってたけど話しかければ良かった。肩に手をかけたところで目が覚めた

https://twitter.com/taizooo/status/1745729378179518954

金曜日の午後からやっと起きられるようになって食事もなんとなく摂れるようになったけど、それまではずっとスポーツドリンクとゼリー飲料だけで過ごした。土曜日にはちゃんと服に着替えて、布団カバーと枕カバーとシーツを洗濯して、部屋掃除した。リハビリだ、ってんで本屋まで散歩して新書を2冊買って帰ってきた。日曜日は動きすぎたその反動か午前中は起きられなくて昼頃ノロノロと起きてきた。リハビリだ、ってんでテーブルに座って本を読んだ。夕方には疲れてしまってまたゴロゴロしていた。


読書は科学哲学に関するものを読んでいる。ここまで読んできたものから太くリンクが繋がっているから読んでいるんだけど、そんなに気分が盛り上がっているわけではない。たぶん飽きている。飽きてきてからが本番だ。


土曜日、ヴァンフォーレ甲府の新体制発表会の中継があった。日曜日、ファンクラブのサポーター特典を使ってユニフォームを先行注文した。サイズは XL 、背番号は8番、武富孝介。いよいよシーズン開幕の兆し。ストーブリーグは嫌いだよ。

今週末の良かったこと(仕事納めから元日へ)

12月はずっと仕事がバタバタしてて、その中で大きな曲がり角が二回くらいあった。まあ、そうは言っても、なんとか仕事は納まって、正月休みに突入した。

よく頑張った自分のためになにかご褒美を買ってやりたい気分だったけど、結局、仕事納め帰りのサーティーワンアイスクリームになった。バラエティーボックス8個。

そして28日は窓拭き*1、29日はサボって*2、30日は正月飾り*3、31日は年越し蕎麦を近所の蕎麦屋で食べて帰りに年越し用のエッセル スーパカップを買って年越しに成功した。

tofubeats メジャーデビュー 10 周年のプレイリストにスカートこと澤部渡のヤツがあって、聴いてみたらちょうど1時間のセットになっていて、曲順も全体の流れで組んであって*4、完全にミックステープだった。「『今週末のプレイリスト』と一緒じゃん!」と勝手に盛り上がってた。PV に、あの河原でのタンバリンのシーンがある No.1 が選曲されてて良かった*5

本日、元日は日の出には間に合わなくて、お雑煮おせちのあと、町内の互礼会から一族の新年会、そして帰って来て国立競技場、日本代表とタイの親善試合をテレビで観て、三浦颯太の代表戦初出場(途中交代)を目に焼き付けた。

この三日、読書は、あんまり進んでいないけど、転がっていた古い Amazon Fire 7 (2017) を初期化して使えるようにした。Fire 7 は、ポケットにギリギリ入るサイズ感で良い。小さくて軽い。メチャ遅いけど、テキスト読むには十分。

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新年の抱負とか決意とか宣言みたいなことはまったくしたくないんだけど、12月をまるまる使った助走で世間の皆さんより加速して2024年に突入してるので、このまま先行逃げ切りで駆け抜けたい。説明とか意図は自分だけに伝わればイイの精神で。

*1:ヴァンフォーレ甲府のシーズンシート更新とファンクラブ会員の更新

*2:読書と積読山脈

*3:積読山脈から "C" と Fire 7 を発掘

*4:同じアルバムから2曲選んでるけど並びがアルバムとは違っているから間違いないと思う

*5:https://youtu.be/bQWxxdGsSSk?si=GYMoVSc6MKCrwS25&t=171

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